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Lotusphere 2008

Lotusphere 2008 1月20日?24日 ibm.com/lotus/lotusphere

1. Lotus Notes/Domino 8.0.1 2. Lotus Notes/Domino 8.5
3. Product Showcase 4. Meet the Developers Lab



Lotusphere 2008 もイベント全体の折り返し点を迎え、4日目となる23日(水)も引き続き各製品分野ごとのセッションが数多く開催されました。

本日は、Lotus Notes/Domino 関連のもの、および会場内に設けられていますビジネスパートナーによる関連製品・ソリューション展示コーナーとIBMによるラボをご紹介します。

21日のゼネラル・セッションでは、ほかの各製品とともにLotus Notes/Domino に関する大変多くの発表がなされました。
それらを受けた形で21日 午後から行われている各セッションでも、ゼネラル・セッションで発表された各機能が詳細にかつ印象的に語られています。

今回のレポートでは、2月に英語版がリリース予定となっています Lotus Notes/Domino 8.0.1、今年後半のリリース予定として言及され たLotus Notes/Domino 8.5、それぞれでの注目すべきポイントを、まとめてご紹介いたします。

1. Lotus Notes/Domino 8.0.1

なかなか侮れないLotus Notes 8.0.1での進化
現在の最新バージョンであるLotus Notes/Domino 8.0の最初のメンテナンスリリース Lotus Notes/Domino 8.0.1 が英語版は2月にリリースされる予定となっています。
このリリースでは不具合の修正だけではなく、多岐にわたる機能の向上が図られています。

今回のLotusphereにおける発表では、Lotus Notes/Domino 8.0.1に関して下記の機能強化があげられました。
Lotus Notes 8.0.1 で対応の主な機能拡張
  • メールの内容を解析し外部アプリケーションとの連動利用を可能とするLive Text機能
  • Lotus Symphony からのメール送信に対応
  • "Quota Gauge" - 容量制限されたメールアプリケーションでは、使用容量を確認可能に
  • メール - 返信時には「添付ファイルなしの返信」をデフォルトに
  • Lotus Sametime 8.0 および Sametime Unyteとの統合
  • Citrix 4.5 のサポートを正式表明

サーバー側であるLotus Domino 8.0.1についても具体的なロードマップと機能拡張内容が発表されました。
Lotus Domino 8.0.1 で対応の主な機能拡張
  • IBM Lotus Notes Traveler
  • Document compression (評価上は30%程度の容量圧縮を確認)
  • 64 bit ネイティブでのLotus Dominoリリースと対象OSの拡張
IBM Lotus Notes Travelerによるモバイル機器への対応では、Windows Mobile機器に続いてBlackBerryやNOKIAなどの対応も表明されています。
ライセンスの追加費用なしにモバイル機器上でメールや掲示板が確認できるこれらの機能は、携帯電話・携帯端末利用者の多い日本のお客様にとっても非常に有意義な機能になると推測されます。

Domino Web Access "Lite" モードの発表と、iPhone (iPod Touch)へのDWA対応表明
DWA Lite モードデモ
セッション内でのDWA "Lite" モードのデモ
ゼネラルセッションにおいてLotus Notes/Domino 8.0.1関連の発表で拍手を浴びたのは、かねてから話題となっていました軽量版Domino Web Access(以下、DWA)である"Lite" モードに関するものでした。
DWA "Lite" モードはAjax等の機能を最大限使用し、非同期トランザクションやスクリプトを"On Demand"でロードするなどの工夫により低速の回線環境でより快適に使用できるよう工夫された新しいWebメールクライアントです。

メール/カレンダー機能の豊富さを重視した従来のDWAも8.0.1にて引き続き利用できますが、頻繁に使われる機能については使い勝手の良さにも配慮しつつ軽量化に重点を置いた"Lite" モードが登場することによって、通信環境もふまえた利用者ニーズごとの選択肢が増えることとなります。

またDWA関連では将来の対応内容として、iPhone (iPod Touch)への対応が正式に発表されました。

さらには今後の計画として、DWAのGoogle Gadgets化やDWAのWelcomeページ上でのGoogle Gadgetsの使用機能など将来の拡張についても実際のデモンストレーションを通じて示唆がなされました。


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2. Lotus Notes/Domino 8.5

Lotus Notes/Domino "Next"はLotus Notes/Domino 8.5に
昨年来、Lotus Notes/Domino "Next"として語られてきた次期コラボレーション製品は、Lotus Notes/Domino 8.5として2008年後半のリリース予定であることが言及されました。
Lotus Notes 8.5では、"C.R.E.A.T.E"をキーワードとして開発がなされています。
  • Consume Lotus Notes, quickly and easily (ITにおける「時は金なり」を実現すべく、タイムリーで効果的・簡単な配布を実現)
  • Roam with Lotus Notes (異なるマシンや、異なる作業場所でも効果的に運用できるクライアント環境の実現)
  • Extend the value of Lotus Notes, enabling customers and partners (ISVパートナーやSierが付加価値を提供できる環境としての成熟)
  • Aggregate content & actions in Lotus Notes, helping to bridge home & work life (Lotus Quickr、Lotus Connections、Lotus Symphonyのコンテンツ活用をFeed等で実現)
  • Team using Lotus Notes calendaring & contacts
  • Experience Lotus Notes

Lotus Domino 8.5のおける機能拡張
Lotus Notes/Domino 8.5 では、サーバー側であるLotus Dominoの強化に軸足が置かれています。
特にディレクトリ管理やNotes ID周りに関しての機能拡張が示唆されました。
たとえば、"LDAP Directory Option"については、まずActive DirectoryのLDAPサービスを対象として機能提供する予定となっています。
企業内でActive Directoryによるディレクトリ標準化をしているお客様にとってはLotus Notes/Dominoとの連携・管理をよりスムーズに行うことができるようになり、大きなメリットをもたらすものと推測されます。

ベータ版Lotus Notes 8.5 for Macに垣間見える次期Lotus Notesの実力
Windows版のベータプログラムに先立って、Lotus Notes 8.5 for Mac OS Xのベータ版が発表されました。
ゼネラルセッションの翌日に開催されたMacintosh関連のセッションでは、すでに20名以上の「すでにLotus Notes 8.5のベータ版をダウンロードして使っている」と手をあげていたほど、熱心なMacとLotus Notesユーザーの方々には好反応をいただいています。
利用できる環境をお持ちの方は、ぜひお試しいただき、8.5のクライアント環境を一足お先に体験いただきたいと思います。

Domino Designer 8.5においてDomino Designer on Eclipseを実現へ
Domino Designer 8.5 プレゼンテーション模様
Domino Designer 8.5 "XPage"等のプレゼンテーション
アプリケーション開発環境であるDomino Designer 8.5において、Domino DesignerをEclipseプラットフォームに実装する予定であることが説明されました。
合わせて、"XPage"と呼ばれている新機能によって、Web 2.0の機能をふんだんに使用したWebアプリケーションがDominoサーバー上で構築可能になるそうです。
今までWebアプリケーションをDomino上で構築する場合どうしても表現性の乏しさや構築の制限、独自の開発手法による負担等を感じていた開発者にとってはDomino Designer 8.5は強力な援護射撃となるでしょう。


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3. Product Showcase

ゼネラルセッションのある21日から23日まで、Product Showcaseと題したビジネスパートナーとIBMによるLotus ソフトウェア関連製品・ソリューションの常設展示が行われています。
特にビジネスパートナーについては、アメリカだけではなく全世界から関連製品・ソリューションを持って集まってきており、今回は日本からも3社のパートナーが展示に参加しています。

ブルーリーフ "Luggage Room"
ブルーリーフ Luggage Room
CTO Innovation Award 受賞を示すロゴのついた展示パネル
ブルーリーフは、全世界のパートナーを対象とする優秀な製品・ソリューションに送られる賞 Lotus Awardにおいて先進的な市場開拓を行うパートナーに贈られるCTO Innovation Awardを受賞しており、21日のゼネラルセッションでもほかのAward受賞パートナーとともに発表がされていました。

今回、展示されていたのはLuggage RoomというLotus Notes/DominoとIBM Content Managementを連携させるファイルアーカイブソリューションとなります。
リレーショナルデータベースをLotus Dominoのバックエンドとしてアーカイブを行う製品・ソリューションはほかにもありますが、このLuggage Roomにおいては、Lotus Notes 8のサイドバーより文書や添付ファイルのアーカイブ操作を行ったり、アーカイブの機能をコンポジットアプリケーションとして既存のLotus Notesアプリケーションと簡単に連携させることができる点が、特筆すべき事項としてあげられます。

Lotus Notes 8の特長であるサイドバーやコンポジットアプリケーションでの従来のLotus Notesアプリケーション以外のアプリケーションが扱えて連携できる、その可用性を十分に用いて、短い開発工数で最大限のユーザー利用感を実現した好例といえるでしょう。

ヤマハ "Audio & Visual Conference Products"
ヤマハ Audio & Visual Conference Products
Lotus Sameitme 関係者が驚く優れた音質
ヤマハが展示を行ったのは新たに小型機のラインナップを加えた、Lotus Sametimeのボイスチャット機能やWebミーティングでも利用可能な会議用マイクとスピーカーのハードウェアとなります。

通常の電話会議などでは複数の話し手が同時に話し始めると、システムの切り替えが混乱を起こし音声が乱れて聞き取りにくくなることが頻繁にあるものです。本ソリューションでは、2地点間で双方向で同時に話し出してもシステムの切り替えが乱れることなく、全く同じ場所で会話しているように遅延なく同時に聞こえる音質の高さがポイントであり、アメリカのビジネスパートナーや本国のSametime関係者を唸らせていました。

ゼネラルセッションでの発表にあったとおり、Lotus Sametimeは今後ますます音声通話との連携を強めていきます。
多人数での会議から個人用途までLotus Sametimeとあわせて高音質での音声コミュニケーションを実現できるこのハードウェアは、今後ますます必要とされる機会が増えていくのではないでしょうか。

また、ここではLotus Notes 8のコンポジットアプリケーションを用いて、会議用マイク/スピーカーの予約状況を管理しつつ会議の招集、Webミーティングの作成までを一気通貫で行う参考ソリューションの展示も行われていました。

NEC "UNIVERGE - Lotus Sametime 連携"
NEC UNIVERGE - Lotus Sametime 連携
Lotus Sameitme とIP電話の連携デモの展示
21日のゼネラルセッションでの発表にあったLotus Sametimeと通信機器ベンダーとの連携によるユニファイドコミュニケーション実現のその一環として、NECが展示を行ったのがこの連携ソリューションとなります。

NECのUNIVERGEとLotus Sametimeとを接続して相互利用可能とするこのソリューションによって、Lotus SametimeインターフェースからのIP電話との通話や利用状況の制御を行うことが可能です。
Lotus Sametimeのユーザーはもちろんのこと、日本以外でアメリカやヨーロッパ、オセアニアなどでも販売されているUNIVERGEの利用者に連携の価値をもたらすためか、展示ブースには、やはり多くの人が立ち寄り、説明に聞き入ったり、PCとIP電話機とを用いた実機デモを見て実際の利用感をはかろうとしていました。

多様化・高度化している展示製品
コンポジット・アプリケーションの展示
コンポジット・アプリケーションの展示
展示会場の全体感として、NECの展示と同様に通信機器ベンダーによるLotus Sametime連携の展示が目立っていました。加えて携帯電話メーカーによるモバイル端末からのLotus ソフトウェア利用に関してのソリューションが多く展示されていました。アメリカにおいては昔から電話会議が普及しているためか、Sametime関連展示への関心は日本よりもはるかに高く、多くのお客様が立ち寄られていきます。
Lotusソフトウェアによるコミュニケーションが時と場所を選ばず迅速に行われるニーズがさらに増してきており、かつLotusソフトウェアでもパートナーとの連携によってそのニーズに応えるための素地ができていることを反映している状況かと推測されます。

また、営業管理(SFA)やCRMといった従来からビジネスパートナーによって展開されてきた製品・ソリューションにおいて、Lotus Notes 8のコンポジットアプリケーション連携によって機能拡張やユーザーインターフェースの改良を果たしたものが多く展示されていました。

たとえばデータをグラフ化しての表示など、これまでのLotus Notes/Dominoアプリケーションだけでは難しかったものの高いユーザーニーズがある機能は、コンポジットアプリケーションで外部アプリケーションと連携することによって比較的工数をかけることなく実装することができます。
実践的な利用にまで落とし込んだ製品・ソリューションの開発でも全世界規模でコンポジットアプリケーション対応が進んできているのは、Lotus Notes/Dominoの利用をより便利で豊かなものとし、利用幅の拡張にもつながる発展的な動きといえるでしょう。

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4. Meet the Developers Lab

Meet the Developers Lab の様子
開発者と直接会話できる Meet the Developers Lab
今年の Lotusphere 2008 でも製品・ソリューションの担当者と直接会話し、実機による操作も含めて詳細な説明を受けることのできるラボが会場内に設けられています。
イノベーション、ユーザーエクスペリエンスなどいくつかのジャンルに部屋が分かれていますが、なかでも各製品分野の開発者と個別に話をすることができるMeet the Developers Labは人気があり、割り当てられた部屋の中は子細に渡っての説明を聞く多くの人であふれていました。

その中にあるDomino Web Access(DWA)のコーナーでは、その開発を率いている日本アイ・ビー・エムの開発も割り当てられ、質問者への対応を行っています。

担当者の話では、
  • ゼネラルセッションで発表がされた8.0.1の”Lite”モードや、”8.5ではより軽快に利用できるモードも追加”と言及されiPod Touch対応版のデモで披露された"Utlralite"モードのおかげもあってか、例年にも増してMeet the Developers LabのDWAコーナーを訪れる人が増えている
  • 特に"Lite"モードに関する質問が多く、従来のDWAのフル機能との差違やメリットについて熱心に聞いていく傾向がある
  • "Lite"モードのユーザーインターフェースがLotus Notes 8クライアントに近づいている点についても好評を得ている
とのことで、バージョンアップのメリットの1つとして強い関心を引かれており、出張の際には素早くWebブラウザでメールだけを利用したいと思われていたLotus Notes/Dominoユーザーにとっては待望のものであったことがうかがえました。

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