社員が業務で利用するアプリケーションや参照する情報は増大しています。
その解決策として「ポータル」という言葉がいわれるようになって久しいですが、「ポータル」を導入したお客様で、「うまくいっていない」「効果があがらない」といった声をよく伺います。
典型的な例としては、
- 社内の情報やアプリケーションへのリンク集的な「ポータル」を構築した
- 「ポータル」機能を有するなんらかの業務アプリケーションを導入した
といったものです。
不特定多数の Web 利用者を対象としたサイトであればリンク集も有効ですが、業務においてリンク集では効果がありません。
社員は、リンク先を知れば、次回からリンク集を経由する理由はなく、すぐに利用されなくなります。また、自分が利用しない/できないものを含めた総花的なリンク集が用意されても、逆に混乱を招きかねません。
利用する必然性がない、便利でないリンク集は「ポータル」として機能せず、やがてメンテナンスもされなくなります。
一方で、「ポータル」機能を有する業務アプリケーションを導入したものの、実はその「ポータル」はその業務アプリケーションの各機能へのメニューでしかなかった、ということもございます。
これでは、社内の多数のアプリケーション・情報のフロントエンドとしての「ポータル」として機能しないばかりか、業務アプリケーションごとに「ポータル」が乱立してしまいます。
それぞれの情報やアプリケーションは、業務や社員のために存在します。
しかし、情報やアプリケーションの量が膨大になった結果、それぞれ個別の最適化では対応できなくなっています。必要なことは、すべての情報・アプリケーションを含めた上で全体最適化した利用者への提供です。
言ってみれば、理想的な情報とアプリケーションの使い方です。利用順序や思考・行動の流れの誘導、ワークスタイルといってよいでしょう。
営業スタッフを例に取っても、メールを読み、営業日報を書き、製品情報を読み、在庫を確認し、見積書を作成し、サポート履歴を参照し・・・と、様々な情報とアプリケーションを組み合わせて活動しています。
在庫を確認せずに見積書を提出するミスや、サポート履歴でのクレームを把握しないまま訪問したりすることを防ぎ、最適・理想的な行動を自然にとれるようにする。これが全体最適化です。
これに対して、リンク集や特定の業務アプリケーションのメニュー画面では役に立ちません。
必要なことは、
- 情報や業務アプリケーションの種類を問わず連携し
- 遷移が必要なリンクではなく、画面上にダイレクトに表示される
- 利用者の所属・役割等に応じてパーソナライズされ
- 理想的な情報・アプリケーションの利用順序を表現することで
- 利用者の注意を喚起したり、思考の流れからの欠落を防止し
- 組織として求めている理想的な判断や行動を促す
そんな「ポータル」です。
Lotus はこのような課題に、WebSphere Portal によるフロント・エンド・統合をご提案いたします。
また、IBM Accelerator for WebSphere Portal により、WebSphere Portal 上でのダッシュボードやセルフサービスを実現した、より具体的な業務に利用できる「ポータル」をご提案いたします。
利用者の判断や行動を促すポータル画面を実現
WebSphere Portal は、社内外に存在する様々な情報・アプリケーションと連動し、利用者の属性に応じてパーソナライズされた画面として提供する IBM の EIP (Enterprise Information Portal)ソリューションです。
多種多様な情報・アプリケーションと連携する豊富なポートレットとWebSphere Application Server をベースとしたパフォーマンスと拡張性が、お客様の規模・用途、既存システムの種類を問わずご利用いただけます。
また、多数のディレクトリに対応しており、ユーザーの役職や所属などの属性情報を利用したパーソナライズが可能ですので、膨大な情報・アプリケーションを必要な形で提供し、利用者の判断や行動を促すことができます。
また、Portlet Factory と Dashboard Framework により、例えば ERP 上のデータからリアルタイムに生成されるグラフなどをウィザード形式作成できますので、リンク集やテキストベースにとどまらない、視覚的な情報提供が可能です。
業務に最適化されたダッシュボードへ
リアルタイムな業績データを利用したダッシュボードやスコアカード、KPI (key performance indicator/重要業績評価指標)を表示させたり、人事システムのインターフェースとして利用することで、ポータルの利便性と投資効果はさらに大きくなります。
せっかく導入した ERP や人事システムも、多くのユーザーに利用させなければ価値はありません。IBM Accelerator for WebSphere Portal はこれらに対して標準的なポートレットとインターフェースを用意していますので、これをベースとして短期間で業務に最適化されたダッシュボード・アプリケーションを開発することができます。
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| 膨大な情報・コンテンツをダッシュボードにフロント・エンド統合 |
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クライアント・ベースのコンポジット・アプリケーションとの違い
複数のアプリケーションをひとつにまとめる方法としては、クライアント・ベースでのコンポジット・アプリケーションという方法もございます。(参照:業務に最適化されたアプリケーション)
クライアント・ベースでのコンポジット・アプリケーションと Web 上で実現するコンポジット・アプリケーションとの違いは何でしょう?
ひとつは、Web ブラウザのみで利用可能である点です。クライアント上でのコンポジット・アプリケーションはオフラインでの利用や高い操作性を実現します。一方でクライアント・アプリケーションとして動作しますので、当然、クライアント上での導入や動作のためのスペックを必要とします。
業務に最適化された画面をクライアント上で実現するか、Web 上で実現するかは、お客様のIT環境やワークスタイルにより異なりますので、要件に合致する方法を選択していただくことが可能です。
また、Web 上で実現した場合のメリットとして、高度なパーソナライズが可能である点があげられます。利用しているユーザーの役職や所属に応じて表示するコンテンツを切り替える仕組みをアプリケーションとして実装する手間を、WebSphere Portal であれば標準の機能で実現することが可能となります。
利用者が同じ使い方をする「アプリケーション」としてではなく、人それぞれに異なる「ワークスタイル」を実現する上では、このパーソナライズの果たす役割は重要です。
さらに Lotus がご提案する、一歩進んだアドバンテージがございます。
WebSphere Portal には、、Lotus Expeditor 上のクライアント・ベースでのコンポジット・アプリケーションを設定・配布する機能も含まれています。
コンポジット・アプリケーションをクライアントか Web かのどちらかを選択しなければならないのではなく、組織内でも利用者のワークスタイルに応じて、クライアント・ベース、Web ベースを組み合わせて利用することも可能です。
ポータルを実現しつつ、クライアント・ベースのコンポジット・アプリケーションも可能となるこの組み合わせは、ポータルからクライアント・アプリケーション基盤までの全体を通した業務改善を目指すお客様にとっては非常に有効な方法となります。
膨大な情報とアプリケーションの中で理想のワークスタイルを実現するための WebSphere Portal ののより詳細な情報などをご紹介いたします。
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