画像システム事業本部
ソフトウェア生産技術開発室 竹内良輔氏
株式会社リコーの画像システム事業本部では、コピー機やプリンタのパーツを制御する組み込みソフトが、巨大で複雑なものとなり、大きな問題となっていた。
ソフトウェア生産技術開発室では、こういった組み込みソフトの開発生産性を向上させるため、オブジェクト指向技術に着手した。
問題を解決するための糸口として、2001年12月から総合的なMDA(Model Driven Architecture)への取り組みを開始した。
- 2種類のツールを適材適所で使い分ける
まずコンサルティング会社のナレッジ・エッジに依頼し、MDAのツールを調査、選択した。MDAツールには「推敲型」と「変換型」の2タイプがある。
調査の結果、推敲型の「Rose Real Time」と、変換型の「BridgePoint」を採用。2ツールを使い分けていくことにした。
- MDAの利用により担当者の作業が変化する
通常のオブジェクト指向開発と「enbeddedMDA」による開発を、担当者の役割の面から比較した場合、通常の開発では、モデラーとプログラマーの役割は完全に分離している。
しかしMDAを用いた場合には、両者の役割が近接してくる。
モデルの作成がそのままソースの生成につながっていくからだ。
- 自動生成技術は実用段階を迎えた
株式会社リコーでは、これまでのITの進化を以下のように振りかえっている。
80年代にはアセンブラーからC言語。2000年初頭には、CやC++、Javaなどを活用した構造化設計がスタート。いずれは、embeddedMDAによるソフトウェア・コードの自動生成が主流になると思われる。
