ついに、2008年のIBM Rational Software Development Conference(以下、RSDC)が始まった。
基調講演の会場となったWalt Disney World Swan and Dolphin Resortには世界中からソフトウェア開発に関わるあらゆる人が集まっている。
前日にはすでにいくつかのジェネラルセッションや、レセプションパーティーもあり、雰囲気はいやがおうにも盛り上がっている。
今年のテーマは「Where Teams Are R-Heroes」
会場内はあちこちにアメリカンコミック調で描かれたR-Heroたちをデザインした飾りが目に入る。
これはソフトウェア開発において不可欠な、ロールベースのチームワークやコラボレーションを象徴していて、アーキテクト、プロジェクトマネージャー、ビジネスアナリストなど、それぞれ役割をまっとうする開発メンバーはみんなHeroであるというメッセージだ。
そんな今年のRSDCの基調講演も舞台はアメリカンコミックの舞台になりそうな場所をデザインしたステージ。 開始早々、パフォーマーによる派手な演出で幕を開けた。
ホストはIBM Rational Marketing & Strategy のVice Presidentであるスコット・へブナー。
彼は来場した聴衆に向け、今年も盛大に開催できたことを感謝するとともに、今年のテーマである「R-Heroes」について、「グローバルに分散された環境下ではチームワークが重要であり、"Dynamic" "Collaborative" "Adopted"なチームこそが成功する」と語った。
さらにスコットはこれまでのRSDCの足跡をたどる。
1998年の開催以来11年目となる今年は3500人が参加。去年よりも27%も増えている。
中には1998年から参加しているRational Maniaもおり、Rationalがいかに開発者から深く愛されているかを物語っていた。
続いてスピーカーはIBM Rational Software の General Manager である ダニー・サバー の基調講演に。
ダニーはまず、これまでのRationalの業績を説明する。
Individual から Local Team へ、そして Gloal Team にフォーカスする範囲をシフトしてきたRationalこの27年間の推移について言及したあとで、今年は去年からのメッセージである
Enabling governance (ガバナンスを実現する)
Delivering Flexibile architecture (柔軟なアーキテクチャを提供する)
Leveraging communities (コミュニティの力を活用する)
をより実践的に進め、いわばビジョンとも言えた去年の戦略にリアリティーを持たせることを訴えた。
さらに、ソフトウェア開発においてこれらを進めていくに当たっては、正しいアプローチは一つではなく、ウォーターフォール、反復開発、アジャイルなどから自分たちにあった選択をする必要があるとし、アジャイル開発におけるコラボレーションプラットフォームとして発表された Rational Team Concert を例にあげ、
Enabling governance が「Ship Early」に、
Delivering Flexibile architecture が 「Ship Often」に
Leveraging communities が「Listen To Customer」につながると解説した。
Visionからリアリティーへ。
RSDC2008では、数々のセッションでそれがごらんいただけることを楽しみにしてほしいと語り、基調講演を結んだ。
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