自己修復機能の詳細
自己修復機能を備えたITインフラストラクチャーは、システムやトランザクション、ビジネスプロセスにおけるオペレーション上の問題を、トラブルが発生する前あるいは発生後に検出して、自動的に修復アクションを実行します。たとえば、e-ビジネスを展開している企業のシステムにおいて、バーゲン・シーズン中やイベント時にトランザクション負荷が増大するケースを考えてみます。自己修復機能を備えたITインフラストラクチャーなら、サーバーがダウンしたときのための代替サーバーをあらかじめ準備して、正常な運用が継続されるようにサポートします。
Tivoli®はアベイラビリティー管理製品群として、ITインフラストラクチャーの状態やパフォーマンスを監視するツールを提供しています。異機種混在環境をさまざまな項目で監視して、監視データをフィルタリング、関連付け、分析する機能を提供します。この分析に基づいて、問題が発生する前に自動的な修復アクションを実行することも可能です。自律型機能はさまざまなレベルで提供されるため、ビジネス的な影響を把握することも、ITインフラストラクチャーのアベイラビリティーを事前に管理することもできます。また、ワークベンチ・ツールを使用すると、さまざまなベンダーのアプリケーションの監視を統合することができます。
自己修復機能の導入事例
「Tivoli System Automationは、オペレーション上の矛盾や問題に対する自動修復機能を提供して、当社の店舗の円滑な運営をサポートしています」
(Harleysville 保険、ソフトウェア上級スペシャリスト、Robert Hunter 氏)
- ITインフラストラクチャーにおけるオペレーションの問題を、どのように検出して対応の優先順位をつけていますか。
- 業務ラインに対するサービスレベル・コミットメントを、どのように定義していますか。
- システム・ダウンによる金銭的損失を、どのように算出していますか。
Harleysville 保険は、米国の東部/中西部の32州で法人/個人を対象とした損害/災害保険を販売しています。約2,500 人の従業員を擁し、連結資産は27 億ドル、ネット上の契約保険料は約10 億ドルにのぼります。HarleysvilleがTivoli System Automation を採用したのは、オペレーションを単純化する必要があったためです。Tivoli System Automation は自己修復機能によって、オペレーションの問題をトラブルが発生する前に検出して、アプリケーションやビジネスプロセスを妨害することなく修復アクションを実行します。
まとめ
企業がいま、求めているもの。それは、ITコストの削減、ITリソース管理の単純化、IT投資効果の短期間での実現、そして高水準のアベイラビリティー、パフォーマンス、セキュリティー、IT資産活用の実現です。そしてこれらの実現のためには、プロセスの変更、スキルの向上、画期的なテクノロジーやアーキテクチャー、そしてオープンな業界標準の確立などが必要です。
オートノミック・コンピューティングは、これからも進化し続けます。IBMとTivoli ソフトウェアはその進化の道筋を示し、新たな機能を提供していきます。オートノミック・コンピューティングがもたらす本当の価値と、その進化のプロセスを深く理解しているからです。異機種混在環境を構築するためには、オープンな標準とアーキテクチャーが必要です。IBMはオートノミック・コンピューティングを推進し、Tivoli とともにオートノミック・コンピューティングの実現をサポートします。オートノミック・コンピューティングは、単なるテクノロジーではありません。ITインフラストラクチャーの管理方法を根本から変革する進化です。オートノミック・コンピューティングはITシステムの自律性を実現して、管理者を煩雑なシステム管理から解放します。
