SUMMARY
柔軟な検索機能を備え、高度な知識共有システムを実現できると評価の高いグループウェア「Lotus Notes/Domino」。
日本でも世界でもトップシェアを誇り、広く活用されている同製品ですが、ひとたびバージョンアップを行おうとすると、時間やコスト、手間などの面で、企業の大きな負担となりがちです。
とはいえ、情報活用が企業活動の大きな要となっている今、適切なバージョンアップは不可欠。折しも、R5.0のサポートが終了することもあり、放置しておくわけにはいきません。〈サポート終了時期については、こちらをご覧ください〉
そこで、今回は 「Lotus Notes/Domino」のマイグレーションを、手軽に低コストで実現するための仕組みづくりについて、A社の納津さんと一緒に考えていきたいと思います。
Mission:Lotus Notes/Dominoを速やかにバージョンアップせよ!
1000名以上の社員が「Lotus Notes/Domino」を利用しているA社。このたび、情報共有・活用を強化すべく、マイグレーションを行うことになりました。
担当するのは情報システム部の納津さん。果たしてスムーズにこの業務を遂行することができるのでしょうか?
ちょっと憂鬱そうですね。
課題:人海戦術でバージョンアップ作戦の悲劇
納津さんの憂鬱の理由は、バージョンアップ作業の煩雑さでした。前回、A社では1000台以上のクライアントに対してのマイグレーションを一つ一つ手作業で行ったため、様々な問題が生じていたのです。
1台1台のアンインストールからはじまり、インストール、セットアップや個人情報の移行まで外部に委託しました。トラブルも多く、かなりのコストがかかりました。
とにかく時間がかかり、まとまった休暇の時期に行わなくてはなりませんでした。責任者として立ち合わないわけにもいかず、業務的にもきつかったですね。
スケジュールが立ちにくく、予定通りにいかないことで現場に迷惑がかかったり、反映確認ができないため、後日やり直したり。実に非効率な作業でした。
全国に拠点が多いので、わざわざ人を派遣して立ち合うのも大変でした。出張費だけでもコストが嵩みますし、きめ細やかな対応が困難でした。
Tivoliで解決!:ソフトウェア自動配布システムを構築!
Notesのバージョンアップデータを Tivoliが自動配布するシステムを 構築すれば、スッキリ解決できますよ!
そこでA社は、住商情報システムが提供する、Tivoli Configuration Manager(TCM)を活用した「Notesクライアント自動バージョンアップ・ソリューション」を導入しました。このソリューションの導入により、外部への依頼を最小限に抑え、様々な問題を一気に解決することができると判断したからです。
アンインストールからはじまり、インストール、セットアップやスタートアップまでの一連の動作の自動設定を実現。管理サーバへの設定で作業を一元化することができます。
スケジューラーにて、夜間帯に配布することが可能になり、立ち合いも最小限に。土日や祝日の作業を行う必要がなくなり、管理者側の負担を軽くすることができます。
管理画面で配布状況が確認できるため、なにかトラブルがあってもその場の電話対応で対処が可能に。また、後で失敗していたことが判明するなどのトラブルを回避します。
ネットワーク上なら遠隔地でも配布が可能。回線が細い場合は、配布パッケージを現地のファイルサーバに送付し、そこからの配布といった方法で対応も可能です。
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TCMによって、簡単な作業でマイグレーションを実現することができました。所要時間はわずか数日。しかも、平日の夜中でもスケジューリングできるため、以前のように休業日に出勤せずとも、作業を終わらせることができました。
土曜日、日曜日・年末年始連休・夏期休暇などを利用。
平日夜間を利用。6~7日で完了。
自動化により、社内担当者の簡単な作業で済むため、外部委託を最小限に抑えることができました。
ほとんどの作業を担当者立ち合いのもと外部業者に委託。
パッケージ作成&検証完了後は、社内担当者のみで実行。

担当者による
一元管理・操作が可能
マイグレーション作業を確実に行えたことで現場の業務に支障をきたさずに完了できました。また、失敗も明確に把握できたので、対応もれも防ぐことができました。
配布確認ができず、配布もれや、やり直しが発生。
適切な配布確認で、確実で効率的な作業を実現。
ファイルサーバーにソフト
ウェアを配布し、各クライ
アントにはリモートで実行
コマンドを送るだけ
インターネットを活用して遠隔地のクライアントにもソフトウェア配布ができました。回線が細く1台1台の配布が困難な場合は、各拠点のファイルサーバ経由で配布するような方法で対応しました。
クライアント1台1台に対してCDからインストール。
各拠点のファイルサーバー経由で自動配布を実現。
Mission達成
TCMで自動化することができたため、自社担当者のみで外部委託に頼ることなく短期間でマイグレーションを終えることができました。その結果、マイグレーションのコストは前回の2割以下*にまで削減されました!
外部委託費用・休日出勤手当・出張コスト
やり直し費用などをカット!
*数値は事例をもとにしておりますが、お客様の状況により効果数値は異なります。
Tivoliで実現!的確なIT資産管理を実現するPDCAサイクルが構築できる!
TCM は、ソフトウェアを配布する際に、クライアントPCの構成情報を自動的に発見し、収集し、管理者側のデータベースに格納します。そのため、ネットワーク上のパソコンの状況、OSやインストールされているアプリケーションの情報などを一元管理することが可能です!
A社は、TCMのこうした仕組みを活用し、快適なIT環境を構築し、管理することに成功しました。その一部をご紹介しましょう。
アプリケーションの的確な配布
SAPなどの基幹系アプリケーション、オフィスアプリケーション、クライアント制御ソフトなど、様々なアプリケーションの配布に活用できます。
セキュリティー対策の徹底
Windowsのセキュリティーパッチやウィルス定義、スキャンソフトの配布など、任意設定では忘れられがちなセキュリティー対策も自動的に行えます。
クライアント側設定を調整
業務で使用するファイルを配布したり、DNSサーバー、DHCPサーバーの変更時や異動などによる設定変更、パスワード変更などもリモートで調整可能です。
納津さんも無事、プロジェクトを成功させただけでなく、将来の情報環境改善に活かせる基盤をも手に入れたようです。
同じように、一足先にTCMを導入し、大きな効果を得ている三井住友銀リース様の事例をご紹介しましょう。
(株)リクルート キーマンズネット 2005年8月25日掲載記事より転載
