上の図では、WBIの各コンポーネントの役割をBusiness Activity Monitoring(BAM)、Business Process Integration(BPI)、Enterprise Application Integration(EAI)、Application to Application(A2A)という4つのキーワードで整理しています。
それでは第1回でご紹介したBusiness Process ManagementとWBI製品群はどのように対応しているのでしょうか。
Business Process Managementの最初のステップである「ビジネス・プロセス・モデリング」を担うのは、WBI Modelerです。ビジネスゴールや組織、ビジネスプロセスをモデリングし、業務プロセスが実行される時間やコストをシミュレーションして、最適なビジネスプロセスの決定をサポートします。また次のステップの入力となるプロセスエンジンに応じたビジネスプロセスの定義を生成します。
2番目のステップである「ビジネスプロセスの実装」は、各々のワークフロー・エンジンの開発環境で行います。WBI Modelerにより生成されたプロセス定義を元に更に情報を付加し、またビジネスプロセス内で実際に稼動するアプリケーションの実装を行います。
3番目は「ビジネスプロセスの実行」です。これはワークフロー・エンジンであるWBI Server FoundationやWBI Server上で行われます。実行中のプロセス・インスタンスに対する操作もプロセスエンジンの機能で行いますが、WBI Monitorでもプロセス・インスタンスの優先順位の変更や担当者の変更などを動的に行うことができます。
図2:Business Process Managementを実現するWBI製品
4番目は「ビジネスプロセスのモニタリング」です。システムという切り口ではなく、ビジネスレベルでの監視を行うのがWBI Monitorです。ビジネスゴールを達成するためのお客様独自のビジネス指標やプロセス実行にかかるコストといった観点からリアルタイムなモニタリングを行うことができます。
最後のステップは、今後のビジネスプロセスの最適化を図る上で重要となる「ビジネスプロセスの分析」です。WBI Monitorはビジネスプロセスの実行状況を統計的に分析して、ボトルネックの発見やビジネスプロセスの改善のための情報を取得・分析します。またWBI Monitorで取得した実データをWBI Modelerに取り込んで、実際のプロセス実行結果からボトルネックを見つけ、改善策を検討します。この際コスト削減や効率化といった観点からだけではなく、自社の強みを生かすためには今後どこに力をいれていくべきかも検討していきます。
以上のサイクルにより、刻々と変化するビジネス環境に即応した柔軟な変革を促します。
WBI製品はBusiness Process Managementの実現を強力にサポートします。
次回はBusiness Process Managementのモデリング部分を担うWBI Modelerに焦点を当て、この製品の持つ機能について紹介します。