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お客様導入事例
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東邦大学医療センター佐倉病院
医療安全管理室の活動をサポートするインシデントレポートシステムを導入し、的確かつタイムリーなインシデント情報共有を実現
掲載日 2007年12月17日
東邦大学医療センター
佐倉病院 概観
東邦大学医療センター佐倉病院は、早い段階から医療安全管理活動を実践しています。2007年には、病院内でインシデント情報共有をさらに活発化すべく、株式会社メディシステムソリューションのインシデントレポートシステム「ファントルくん」を導入しました。同時期にオーダリングシステムや電子カルテシステムの導入も行われ、病院内各所に端末が設置されたこと、そしてシステムへの入力が容易なことから、医療活動上のさまざまなインシデントを発生した直後に入力できるようになり、的確なインシデント情報をタイムリーに共有できるようになりました。インシデント情報を報告しやすくなった結果、医師や看護師をはじめとして全職員の安全文化の定着に役立っています。
お客様ニーズ
ソリューション
導入効果
将来の展望
お客様情報
ビジネス・パートナー
製品・技術情報
お客様ニーズ
東邦大学医療センター
佐倉病院
医療安全管理室
副室長
General Risk Manager(GRM)
小林美智子氏
紙ベースで行われていたインシデント報告を
電子化していきたい
東邦大学医療センター佐倉病院は、千葉県佐倉市の要請を受けて1991年9月にオープンした総合病院です。佐倉市では人口の増加が続いており、地域の中核医療を担う総合病院が必要でした。開院当時、東邦大学医療センター佐倉病院は300床でしたが、その後さらに人口が増加して患者数が増えてきたことから、2008年2月に451床へと拡張する工事を行っています。2007年現在では344床で運営中となっています。
一方、外来患者数は通常で1日1,300人程度ですが、連休明けなどには1,700〜1,800人規模となることもあるそうです。患者様の待ち時間が長くなりがちになるため、東邦大学医療センター佐倉病院では、医療サービスの品質向上と効率化に努めています。その一環として、2006年6月よりオーダリングシステム、2007年4月より電子カルテシステムが、それぞれ順次導入され、運用を開始しています。
また、医療事故が社会問題になったことを受けて、厚生労働省が医療安全管理を指導するようになる以前から、東邦大学医療センター佐倉病院では独自に医療安全管理活動を実践してきた歴史があります。この活動は国内でも早い段階から着手されており、しばしば他の病院の手本となってきました。
「アクシデント・インシデント・トラブルの3つの頭文字を取って『AIT』と呼んでいますが、当院で作成したAIT報告書は、ずっと紙で管理されていました。しかし、紙では報告書が現場から医療安全管理室に届くまでタイムラグがあり、タイムリーな対応が難しい、などの課題がありました。また、私たちは独自のレベル基準で医療安全管理を行ってきましたが、研修等に参加した場合に、厚生労働省のレベル基準と異なることで困惑することも見られました。いずれ厚生労働省のレベルに変更する必要性を感じておりましたので、これを機会に、既存の医療安全管理活動を電子化しようと考えたのです」と、東邦大学医療センター佐倉病院 医療安全管理室 副室長 General Risk Manager(GRM)の小林美智子氏は言います。
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ソリューション
オーダリングや電子カルテのための多数の端末を活用し
医療安全管理システムを導入
医療安全管理システム導入を検討しはじめた頃には、オーダリングや電子カルテの導入も進められていたため、それに伴って多くの端末が病院内各所に設置されることが分かっていました。これらの端末を使えば、どこからでも情報を入力できるようになります。医療安全管理システムを導入する、ちょうど良いきっかけでした。
東邦大学医療センター佐倉病院の医療安全管理室では、いくつかのパッケージ製品を比較検討し、医療安全管理システムの選定を行いました。
「できるだけ簡単に扱うことができ、報告の負担が少ないシステムを求めていました。また、電子カルテの導入に合わせて、2007年4月から運用を開始したいと考えており、その期間に対応できそうな製品が必要でした。4月に運用開始を目指したのは、年度単位で統計・分析を行いたかったという理由もあります」(小林氏)
最終的に選ばれたのは、株式会社メディシステムソリューションのインシデントレポートシステム「ファントルくん」でした。
「開発側の『より良い製品を作っていきたい』という前向きな姿勢が大きなポイントですね。カスタマイズ費用を取ることなく、製品の機能向上という形で対応してくれるという提案もありました。また、使い勝手やコスト面でも納得できるものでした」(小林氏)
メディシステムソリューションとしては、多くの病院のニーズを取り入れることで、製品の機能を充実させていこうという考えがあり、実際、東邦大学医療センター佐倉病院のニーズを取り入れて反映された機能もあるということです。
「個々のケースを、重要度などで色分けし、画面上でも一目で分かるようにしたいと考えていたのです。その機能を製品に取り入れてもらいました」(小林氏)
また、報告書画面において、入力項目や必須項目をそれぞれの病院に応じた形で選択できるようになっています。各項目も可能な限り選択式とし、現在の当院のシステムでは文字入力が必須となるのは「表題」「インシデント内容」「初期対応内容」の3項目だけに絞られ、ほとんどメール感覚で入力できるインターフェースとなりました。忙しい医療現場の業務の合間に、素早く報告できるようにしたいという考えから出た工夫です。
こうして、東邦大学医療センター佐倉病院のニーズに合わせた形で、予定通り2007年4月からファントルくんの運用が開始されました。
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導入効果
報告件数が増加し
安全情報の共有も迅速に行えるようになった
東邦大学医療センター佐倉病院において、ファントルくんのユーザーは医師、看護師など600名以上にのぼります。この導入に合わせて、これまで使ってきた独自の基準から厚労省基準に変更することもあって、医療安全管理室では職員への浸透にさまざまな工夫をしています。
例えば、報告者向けのマニュアルは画面の指示などを入れて1枚の用紙に簡潔にまとめ、ラミネート加工をした上で各部署に配布しています。新たな影響度基準も同様です。
「導入から半年が経過し、ほぼ全員がシステムを使うようになっています。報告者側としては紙の報告書に手で書くよりも楽ですし、読む側としても読みにくい手書き文字に悩まされることもなくなりました。また、いつでも入力できるので、具体的な内容を忘れないうちに、タイムリーに報告できるようになったため、毎月の報告件数は以前の120〜130件から約200件にまで増えています。特にケースが増えたわけではなく、以前なら報告されずに終わったケースも報告されるようになったのですね。また、私たち医療安全管理室にとっても、報告が届くまでにタイムラグがなくなったことで、情報収集に出向いたときの職員の反応がスムーズになりました」と、小林氏は導入の成果を語ります。
システム上、報告者の名前が分かるのは医療安全管理室だけとなっています。匿名で報告するのは、報告者が誰かが問題ではなく、起こったあるいは起こりそうになった出来事が問題だからです。もちろん、直属の上司に口頭で報告するのは当然ですが、医療安全管理活動は建設業や製造業で行われる「ヒヤリ・ハット」活動と同じ性質のもので、小さなトラブルの情報を元に大きな事故を防ごうというものですから、報告者を公表する必要はありません。「報告することによって報告者自身も守られることになります」(小林氏)というわけです。
一方、現場で安全管理活動を管理するリスクマネジャーや、医療安全管理室での活動も容易になりました。これまでは紙のコピーを配付していたために、報告が集まるまでに時間を要しましたが、電子化された今では迅速に情報を共有できるようになったのです。
報告書を共有する際の情報の流れも、システムが自動的に管理しています。報告者の職種・立場に応じて、その報告を閲覧すべき人物が決まっており、その相手に自動的に情報が届くようになっているのです。さらに、どの相手が閲覧したのかを、報告者が見られるようになっています。報告を見てもらったと知ることで、報告者が安心できます。東邦大学医療センター佐倉病院では、この閲覧者の未読・既読の情報を、医療安全管理室でも見られるように機能を改良してもらい、未読者の把握ができるようになりました。
なお、ファントルくんの機能向上は、東邦大学医療センター佐倉病院での導入後も引き続き頻繁に行われています。「半年の間に、統計機能はかなり向上し、システム上で処理できるようになった項目が増加しました」(小林氏)
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将来の展望
東邦大学医療センター
佐倉病院
来年度からは統計分析データを活用し
安全管理活動を発展させていきたい
「電子化した結果、安全管理の意識が高まりました」と小林氏は言います。
「私が医療安全管理室の専従になったのは昨年です。昨年から今年にかけては、『職場の安全環境を構築し、職員に安全文化を意識してもらいたい』という目標を掲げていました。今年度は増床工事があって職員の異動が多く、きちんとした統計が出せなかったため、意識の徹底を目指しました。ファントルくんは、その部分でも役立っていると言えるでしょう」
小林氏は、病院内で標語や川柳を募集し、安全管理意識の向上に努めてきました。そういう活動も定着しつつあり、今年は入院患者様からも川柳が寄せられるようになったとのことです。そして今後も、医療安全管理室の仕事は、さらに発展していきます。
「来年度からは、きちんと統計を取って、より具体的な医療安全管理活動を推進していきたいですね。医療安全管理活動というのは、患者様の安全・安心はもちろん、職員に対しても安全・安心を提供するものと考えています。職員にとって安心して働ける環境を作ることが、事故を減らしていくことにもつながると考えています。また、今後は、eラーニングを導入して、職員たちがちょっとした空き時間で医療安全管理について学べるような環境を作りたいですね」(小林氏)
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お客様情報
お客様名:
東邦大学医療センター佐倉病院
所在地:
〒285-8741日本千葉県佐倉市下志津564-1
URL:
http://www.sakura.med.toho-u.ac.jp/
概要:
千葉県佐倉市の要請を受けて平成3年9月にオープンした総合病院。開院当時の病床数は300。2008年2月を目処に増床工事を進めており、現在は344床で運営中ですが、最終的には451床となる計画です。「1.質の高い医療を安全に提供できる病院」「2.地域に貢献する病院」「3.人間愛を共有できる病院」「4.楽しく明るくチャレンジする病院」「5.良き医療人を育成する病院」を理念に掲げ、地域の中核病院として活動を続けています。
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ビジネス・パートナー
法人名:
株式会社メディシステムソリューション
所在地:
〒101-0048日本東京都千代田区神田司町2-13
URL:
http://www.medi-system.co.jp
概要:
1998年設立の情報システムサービス企業。病院向けグループウェア「CoMedix」(コメディックス)をはじめとする病院情報システムパッケージを手掛け、また病院向けの情報システム導入コンサルティングなどシステム導入支援全般サービスを手掛けています。
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製品・技術情報
ハードウェア:
IBM System x
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ソリューション:
インシデント・レポート・システム ファントルくん
詳しくはこちら
インダストリー:
ヘルスケア / ライフサイエンス
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事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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