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お客様導入事例
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住友電気工業
XML、Linuxなど最新技術を活用。取引先2,000社と結ぶ購買システムを構築
掲載日 2002年2月27日
住友電気工業は2000年7月、インターネットを使った新Web購買システムを スタートさせました。接続する取引先は 2001年4月には2,000社を超え、ほとんどの取引先をカバーするシステムになる見込みです。技術面で見ても、Java(TM)は もちろん、企業間のデータ交換で標準仕様となりつつあるXML、次世代の主流OSと目されるLinuxを採用するなど、 一歩先を行くシステムであることは誰もが認めるところです。
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導入効果
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購入申請・検収・支払までをカバー
取引頻度に応じた複数の接続方式も用意
住友電気工業の新Web購買システムは、従来は電話/FAXを使って進めていた業務を、インターネットおよびオンライン・システム経由に置きかえるものです。以前も購入要求元部門から 契約担当部門への申請/依頼はオンラインで入力していました。しかし、ここから先の業務は電話/FAX/郵便などで進めていました。例えば、 取引先への見積依頼や発注は電話/FAXで、 価格などの交渉は面談で、納期の問い合わせなどは電話で、といった具合にです。
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ソリューション
新システムは、これらをすべてネット上で進められる形に一新しました。さまざまな取引先からの購買を効率良く進められるよう、やり取りの方式も複数用意しています。その方式の概要を下図に示しておきました。大雑把に言うと、取引頻度や取引先のシステムに応じて3つの方式を用意しています。
一番上に示したA社の方式(右下の図:新Web購買システムの概要参照)は、取引先がブラウザーだけ用意すれば新Web購買システムにアクセスできます。この方式では、取引先に見積依頼を出した際、取引先の担当者に電子メールでその旨を知らせます。取引先担当者はこれを受けて住友電気工業の購買サイトにアクセスし、見積の条件などを確認、回答などを入力します。以降、同様にして発注、回答の督促などもネット上で進められます。
B社/C社(右下の図:新Web購買システムの概要参照)はシステム同士がデータ交換する方式です。図中の「楽々Web-EDI」は、取引先との間のデータ交換を制御する新Web購買システムの1コンポーネントです。C社はこのコンポーネントを導入し、住友電気工業と対称構造のシステムを構成したケースです。
「楽々Procurement」には、購入する品目に応じた業務を支援する機能や、関係する既存システムと連携するインターフェースも組み込まれています。購入品の中には、原材料のように特定の品目を繰り返し注文するため、あらかじめ単価契約しているものもあります。原材料の購入量は生産計画から出てくるものです。新Web購買システムは、この単価契約のプロセスもサポートすると同時に、生産管理システムから原材料の購入量を受け取り、発注する機能も持っています。そして納品の検収を入力すると、 会計システムに支払依頼データが渡されるようにもなっています。
プラットフォームはLinux、データ交換はXML
住友電気工業の新Web購買システムは、技術的にも非常に興味深い事例です。
第1にプラットフォームに全面的にLinuxを採用 したこと(右図参照)。既に国内でもLinuxを採用した事例はありますが、住友電気工業のよう に原材料などの購買といった基幹の業務システムに採用した例はまだ少ないのが現状です。
Linuxを全面採用した理由は、低価格だったという点とJavaとの“相性”。同社は数年前から UNIX (R)に代えてWindows NT(R)上でJavaアプリケーションの開発に取り組んできました。ところがWindows NT上での開発が難航。そこで 新Web 購買システムではUNIXとLinuxに選択肢を絞り、その中でより低価格なLinux を選択 したというわけです。
同社情報システム部システム技術課主査の中村 伸裕氏は、新技術への取り組みを楽しそうにこう話します。「多くの人がLinuxにまだ不安を感じているときから取り組めば、関西でLinuxと言えば住友電工と言われるようになれるのではと思ったのです」と。
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技術面で興味深い第2の点は、取引先とのデータ交換にXML (eXtensible Markup Language)を利用していることです。採用の理由は、より多くの取引先とシステム同士で接続するため。 同社にとっても初のXMLプロジェクトだったのですが、データベースとのインターフェース部分に手間がかかったぐらいで、大きなつまずきはなかったといいます。
興味深い点の第3は、住友電気工業は今回初めてDB2(R) Universal Database(TM)(以下 DB2 UDB)を採用したことです。同社はこれまでOracleを利用してきました。今回のプロジェクトを開始するにあたって、2つの点からOracleと比較してみました。まず価格。インターネット経由での利用を想定して価格を比較したところ、DB2 UDB の方が格段に安かったのです。ここから本格的な比較が始まりました。80万件のデータによる パフォーマンス・テストも実施。DB2 UDBの方が速いという結果が出たとのことです。前出の中村氏は言います。「DB2 UDBを使った場合、ほとんどパフォーマンス・チューニングが必要ありませんでした」と。
Javaのフレームワークを独自に開発。従来比3割以上の生産性向上
さらに興味深いのは、独自にJavaフレームワー クを開発したことです。新Web購買システムは、 このフレームワークを活用して開発。このフレームワークなしに開発した以前のプロジェクトと比較して、「3割以上は生産性が向上しました」 (前出の中村氏)。
まず基本フレームワークに、セッション変数に関する処理やデータベース・コネクション取得などを実装。プログラマーがこれらの処理を意識せず、業務処理部分に集中できるようにしました。そして、 FORM部品やDB部品など、業務処理部分の実装に使用する約30個の部品を用意。プログラマーはこれらを組み合わせることにより、大半の処理を記述できるようにしました。中でもユニークなのは、画面を構成する項目に対応する形で項目オブジェクトと呼ぶ部品を考案し、これをデータベース定義から生成するツールを開発したこと。 この項目オブジェクトは、画面への出力や項目ごとのエラー・チェックなどを処理します。データ項目に依存する処理を部品化することにより、画面上の項目が変わってもほとんどコーディングせずに済むようにしたわけです。同社はこれら技術を含むJavaフレームワークの特許を出願しているとのことです。
なお、このフレームワークの取り組みは、2000年の第38回IBMユーザー・シンポジウムの論文審査で特選(=最優秀)に選ばれるなど、多くの方から高い評価を受けています。
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導入効果
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データの再入力がなくなることによる省力化効果などで年1億4,000万円のコスト削減--。 2000年7月25日、こんな見出しとともに新聞などが一斉に住友電気工業の新Web購買システムを報じました。新システムがスタートしたのは6日後の7月31日。このときはまだ数社の取引先と接続したばかり。にもかかわらず、この日だけで50件の成約があったといいます。
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お客様情報
お客様名:
住友電気工業
URL:
http://www.sei.co.jp/
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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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