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穴吹工務店

支店に展開していたファイル・サーバー、Notesサーバーを、本社のxSeriesに集中、統合し、セキュアーで信頼性の高いシステムを実現


掲載日 2002年10月8日

穴吹工務店が全国に展開している  分譲マンション「サーパス」シリーズ。

 
東北から四国、九州までの全国各地で、分譲マンション「サーパス」シリーズの設計/施工/開発/管理までを一貫して手がける株式会社 穴吹工務店。同社ではこのたび、全国5支社に設置していたIAサーバーを本社に集約、統合し、IP-VAN網を介して全クライアントを一元的に管理する本社集中型のシステムに再構築した。その統合サーバーとして選択されたのが、IBM eServer xSeries 360。システムの統合、再構築の経緯や効果について伺った。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 ビジネス・パートナー

お客様ニーズ


十鳥(じゅうとり)正一 氏

  穴吹工務店
  情報システム部 次長
  十鳥(じゅうとり)正一 氏


全国5支社に配したサーバーを、本社に集中、統合させた背景
株式会社 穴吹工務店では従来、全国5つの支社(関東・関西・中国・四国・九州)にそれぞれIAサーバーを設置し、これをファイル・サーバー、Notes(R)サーバーとして活用。これらのサーバーは、各地域の支店や営業所/作業所/販売事務所に置かれたクライアントと結ばれる一方、高松市の本社と結ぶことで全国に展開するネットワークを形成していた。
それを今回、穴吹工務店の関連会社である株式会社 穴吹システムズの企画・設計により、各支社のサーバーを廃して、本社のxSeries 360 12台にすべて統合する、本社集中型のシステムへと大変革を遂げた。
「実はこれまで、各支社にはシステム要員を配置してはおらず、何かトラブルが発生した際にはリモート保守で対応。どうしても人が行く必要がある場合には、現地の協力会社さんに依頼して作業を行ってもらうーーといった形態で運用していました。しかし当然、それでは即応性や利便性、ひいてはシステムの信頼性の面で問題が大きく、その改善が以前からの課題でした。
一方で近年、通信環境の高速化などによってネットワークを経由したサーバー・アクセスが可能になってきたことから、今回、本社での一括集中、一元管理の採用に踏み切ったわけです」(十鳥次長)

“各支店にサーバーがあるにも関わらずシステム管理者がいない” という状況は、トラブルに対する不安の大きいものだった。 実際これまで、どこかの支社でサーバーが止まるといった事態は、月に一回程度はあった、とのこと。大きなダメージを受けるようなトラブルこそなかったものの、協力会社に細かく指示して発動を要請する作業は手間がかかり、再始動までにある程度の時間を要することもあったという。
「そうした緊急の事態ばかりでなく、例えば、ウイルス対策のためにパッチを当てたり、定期メンテナンスをしたりという日常の保守管理業務においても、すべてがリモートでできるわけではないので、現地の総務の方にマシンの近くにいてもらったり、自分たちで各支社を出張して回ったりと、何かと不便な要素がありました」(岡野氏)
本社での一括集中、一元管理を志向した背景には、まずこうした事情があった。

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ソリューション

岡野 正明 氏

  穴吹システムズ
  システム部
  開発 第2グループ
  リーダー 岡野 正明 氏


Active Directory機能によってユーザー情報を一元管理
この再構築を実現するため、穴吹工務店では、全国約360拠点の2,500台近くを数えるクライアントのOSの大半を、Windows 95から最新のWindows(R) XP Professionalにバージョンアップ。さらに、本社に設置するIAサーバーとしてIBM xSeries 360を採用し、サーバーOSも従来のWindows NT(R)から、Windows 2000 Serverに移行。また、従来、主にISDN回線を利用してきた通信網もIP-VANに更新して、高速で安定した通信が享受できる環境を整備した。

このサーバー統合、およびクライアントの一元管理に関して大きな役割を果たしているのが、Windows 2000 Serverに搭載されているActive Directoryの機能。ユーザー情報の効率的な一元管理を実現するディレクトリー・サービスだ。

従来のシステムは、前述のように、各支店にIAサーバーを置き、これを、各拠点のクライアントと結んで、ファイル・サーバー、Notesサーバーとして活用する、というものだった。
ここでのサーバーは、ワークグループ・サーバーとして機能しており、ユーザー・アカウントを登録し、認証してドメインに参加するーといった、ドメイン環境は作られていなかった。しかし、そのままでは当然、セキュリティー面からも問題であった。
「そこで、ユーザー・アカウントをきちんと管理し、ユーザー毎に権限を与えて “あなたが利用できる範囲はここからここまでです”といったものを構築したいという希望が従来からありました。
そこでこれを機にActive Directoryを利用し運用管理やユーザー管理を徹底するよう、サーバーOSはWindows 2000 Serverを採用することにしたのです」(岡野氏)

xSeries選択の理由は、実績に裏付けられた信頼性
山岡 峰親 氏

システム部 開発第2グループ
マネージャー
山岡 峰親 氏


今回のサーバー統合に先立ち、実は、社内の「営業支援システム」構築などで、穴吹工務店とIBM eServer xSeriesとのお付き合いは既に始まっていた。
「今回、なぜIBMのマシンを採用したかと言えば “今までのお付き合いがあったから” となる(笑)。
まじめな話、実はそれまでの社内システムで他社さんのサーバーを使っていたのですが、正直、故障が多かった。それが、IBMのマシンに換えてから、明らかに故障率が下がった。なかなか壊れない。それで、お付き合いが続いているのです」(岡野氏)
実際、サーバー選定に際しては何社からか見積りを取り、その当時でのハードウェア・スペックや納期、保守体制等を検討。他社にはない最新のスペックで、かつ確かな実績のあるIBMに決したとのこと。

「また今回、“何か起きた時は呼んでください”と最初から言っていただいていたのも大きかったですね。
大きなシステムは、何かトラブルが発生した際、問題の切り分けが難しいですよね。アプリケーションなのか、OSなのか、それともハードウェアの部分なのか。このシステムでも一度、故障に近いトラブルが発生したことがあったのですが、その時も問題の切り分けが難しかった。それで、そんな時は相談してほしい、と前から言われていましたので、お願いをすると、すぐに来てくださり相談に乗っていただいた。そういったサポート体制の充実ぶりが、心強いですね」(山岡氏)
さらに、今回のシステムを企画・設計した穴吹システムズに対しても、IBMは全面的な支援を展開。「穴吹システムズ自身が非常に若い会社で、経験も浅く、スキルも磨きつつあるところといえます。

今回導入されたx360のほか、以前から活躍するx342などが並ぶマシン・ルーム

今回導入されたx360のほか、以前から活躍するx342などが並ぶマシン・ルーム

システムを設計した時点で、それが正しいのか、あるいは、より良い案があるのかと迷いもあるところで、IBMさんに非常に良く教えていただいた。大阪や東京からSEさんに来ていただき、いろいろとアドバイスいただいたお陰で、自分たちの作業も確信を持って進めることができました。その辺も、IBMさんに信頼を寄せる大きなポイントのひとつになっています」(山岡氏)




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導入効果

清水 正行 氏

  穴吹システムズ
  システム部
  開発第2グループ
  チーフ 清水 正行 氏


さらに高機能なシステムへーその基盤は完成した
今回のシステムでは、xSeriesがNotesサーバーとしても活用されている。
「まだ、Notesのパフォーマンスについては計測していないのですが、構成をDomino(TM)クラスターに換えた点が大きいと思います。
以前は、各支社にNotesサーバーが立っていて、これが落ちるとどうしようもありませんでした。OSまでおかしくなるような事態もあったのですが、今回の再構築では、クラスターによる二重化構成にしましたし、サーバーごとにある程度アプリケーションを分ける構成にもした。
これによって、レスポンスよりも、信頼性が上がった点が、全然違うと思います。もちろん、エージェントとか圧縮とかの、サーバー的な包括処理に関しては、所要時間は確かに短くなっています」(清水氏)
こうして、懸案だったサーバー統合、ユーザー・アカウントの一元管理、さらにシステムの冗長構成を実現したことで、信頼性アップ、セキュリティー・レベルの向上、支店などへの出張費用など含むTCOの削減など、数多くのメリットが享受できる環境が整った。



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将来の展望


そして、BtoB、BtoC、CtoCへの展開も
「今後は、このシステムを、顧客管理や販売管理支援システムとも連携できるものにしたいと考えています。潜在顧客の管理や、BtoB、BtoC、CtoCという形までやれるようなシステムに、ですね。穴吹工務店自身が、建設業、デベロッパーという側面を持っているので、協力業者さんとのやり取りもからんでくる。そうした部分での、構成、構築も今後進めていかなくてはならないと思います。BtoB、BtoCとなってくると、お金のやり取りもからんできますし、電子商取引などへも対応したいと考えています。そうした対応をきちんと果たしていかないと、企業としては勝ち残れないでしょうから。
今回の再構築では、そうした展開に備えたネットワーク体制、サーバーのセキュリティー関係もある程度はできた、と言えると思います。
その上に構築する部分については、穴吹システムズとして設計/企画/計画し、工務店側に提案をして、どこまで具体的に進めていくことになるか……。いろいろと、夢がふくらみますね」(山岡氏)


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お客様情報

お客様名: 株式会社 穴吹工務店
所在地: 香川県高松市藤塚町1丁目11番22号
URL: http://www.anabuki.co.jp
概要: 設立:1961年1月
資本金:7億3,000万円(2002年4月現在)
従業員:1,597名(2002年4月現在)

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ビジネス・パートナー

法人名: 株式会社 穴吹システムズ
所在地: 香川県高松市藤塚町1丁目11番22号
URL: http://www.anabuki.co.jp/systems/

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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、e-businessロゴ、eServer、Domino、Notes、xSeriesはIBM Corporationの商標。
Microsoft、Windows、Windows NT およびWindowsロゴは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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