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東京情報大学

教室レベルのシステム管理者教育を可能にした。東京情報大学大規模Linuxクラスルーム・システム


掲載日 2003年1月24日

キャンパス外観

千葉市郊外にある東京情報大学のキャンパス。1992年には、大学院も開設された。
Linux、Windows 2000のデュアル・ブート対応クラスルーム・システムを使用し、利用者教育のみならず、OSインストール演習をはじめとするシステム管理者教育を実施。教室レベルのOSインストールやネットワーク構築実習を実現した。



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将来の展望 お客様の声 お客様情報

お客様ニーズ


水谷正大教授

東京情報大学総合情報学部情報システム学科の水谷正大教授。

2002年4月より、文部科学省が定める新学習指導要領の実施が始まりました。新しい学習指導要領のもとで高等学校に新しく「情報」という科目が設けられ、従来、大学で行っていた一般的なコンピューターの利用者教育は、高等学校で修了することになりました。

では、高等教育の場である大学のコンピューターの授業では何を教えたらいいのか? これは、日本の多くの大学が抱えている課題です。まして、1988年4月に東京農業大学の姉妹校として千葉市に開設された東京情報大学は、ITを専門とする大学です。少子化が進む現在、学生を集めるためにも他の大学とのカリキュラムの差別化は欠かせません。


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ソリューション

IBM IntelliStation E Pro

コンピューター演習室に並ぶIBM IntelliStation E Pro。

これに対して東京情報大学が出した答えは、「サービスを提供する側のコンピューター教育」でした。東京情報大学の情報システム学科教授である水谷正大(みずたに・まさひろ)博士は、その理由を次のように語っています。

「現在、日本政府はEジャパン構想を進めていて、2005年までにわが国を世界トップレベルのIT社会にすることを目指しています。新しい学習指導要領と併せ、私がいま、危機感をもっているのは、われわれ自身がそのような時代に堪えられる経験を持ち、時代に堪えられるカリキュラムを構築しなければだめだということです。
そこで、大学の高等教育として考えた選択肢のひとつが、サービスする側の人材育成、つまりシステム管理者の教育です」

サービスを提供する側の人材育成を目指す新クラスルーム・システム

2002年4月、東京情報大学に導入された新しいクラスルーム・システムは、システム管理者教育を考慮して構築されたシステムです。新しいシステムは、昨年度までの5教室から8教室に増えたコンピューター演習室に設置されている合計575台のクライアント・マシンIBM IntelliStation E Proと、電算室に設置されているIBM eServer xSeriesやpSeriesなどからなる19台のサーバー・マシンで構成されています。クライアント・マシンのIBM IntelliStationは、LinuxとWindows 2000のデュアル・ブート対応です。

水谷教授は、LinuxはOSのインストールやネットワークの構築といったサービスを提供する側の教育にもっとも適したOSだとしています。

「WindowsやMacintoshのGUIは、直感的に操作できる反面、動作を理解しづらいところがあります。一方、敷居が高いといわれるUNIX系のOSは、設定がすべてテキストで書かれていますから、概念を実態として見せることができます。教える側にとっては非常に説明しやすく、学生にとっては理解しやすいOSといっていいでしょう。
コンピューターは、自動車やテレビほど成熟していませんから、サービスを提供する側の教育では仕組みを教えることがまだ必要です。UNIX系のOSは、こうした教育にもっとも適しています。さらに、Linuxは情報や参考書が豊富にあり、入手しやすいので、学生が自宅で自分の環境を構築しやすい。それを考えると、Linuxが一番の選択肢といえるでしょう」

Linuxは、教えやすい、理解しやすいだけがメリットのOSではありません。LinuxをはじめとするUNIX系OSを利用して実際に数多くのサーバーが構築され、現実に安定して動き、ビジネスに利用されています。東京情報大学で教えるネットワーク構築やプログラミングの教育は、学生にとって将来の仕事の直接的なノウハウとなるものです。

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導入効果

電算室に設置されたサーバー

電算室に設置されたサーバー・ラックには、合計19台のIBM eserver が収納されている。

授業の中でLinuxのインストールや
ネットワーク構築の実習ができる
画期的な新システム


コンピューター演習室に並ぶIBM IntelliStation E Pro。
これまで大学で、サービスを提供する側の教育がまったく行われていなかったわけではありません。授業として正式なカリキュラムに基づいたものではなく、研究室単位のごく内輪のものでした。教育というよりは、上級生から下級生へのノウハウの伝授です。東京情報大学の新しいクラスルーム・システムは、それをカリキュラムに基づいた教室単位の集合的なコンピューター管理者教育として提供できるシステムです。


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将来の展望


インターネットの普及にともない、ネットワーク・サービスを提供する技術者の需要がますます高まることは明らかです。東京情報大学の新システムは、まさに時代の要請に応えるものだといってよいでしょう。
東京情報大学では、Linuxを使って今年度はOSインストールの実習やネットワーク、プログラミングの授業を実施し、来年度からはサーバーやルーティングの設定をはじめとするネットワーク構築の実習を行う予定です。

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お客様の声


学生が授業で使うIntelliStation

学生が授業で使うIntelliStation E Proは、LinuxとWindows 2000のデュアル・ブート対応になっている。

教育分野で実績のある
IBM製品を中心にシステムを構成


今日、コンピューター・システムはマルチベンダー方式で構築するのが一般的です。そのほうが、目的や予算に応じた最適なシステムを組むことができるからです。しかし、東京情報大学に導入された新しいクラスルーム・システムは、ネットワーク・スイッチを除くシステムの大半がIBM製品で構成されています。

その理由を、水谷教授は次のように語っています。
「マルチベンダー方式は、メリットもある反面、複数のメーカーがかかわってくるため、何かトラブルが発生したときに速やかな対応が難しいのも事実です。大学には一般的にコンピューター管理専門の職員がいないため、管理の負担が特定の教員に大きくのしかかってきます。システムを管理する立場からすれば、首尾一貫した管理体系を持つシステムの導入には、管理をする手間が軽減されるという大きなメリットがあるわけです。今回、個々の装置からネットワーク構築までをすべてを日本IBMにお願いしたのは、コンピューター・システムの管理・運営面でも長い経験を持っていたからです」

日本IBMに決めたもうひとつの理由は、教育機関への納入実績です。コンピューターを使った授業が始まると同時に、演習室内の全IBM IntelliStationが一斉に起動します。このとき各コンピューターは、ファイルサーバーから数多くの小さなファイルをダウンロードします。これは、ビジネス環境には見られないクラスルーム・システム独特の現象です。こうした特殊な環境に耐えられるかどうかは、カタログを見ただけではわかりません。東京情報大学に設置された575台のIBM IntelliStationは、授業のたびに起動、終了を繰り返しながら、LinuxインストールやTCP/IPプロトコルの説明、Javaプログラミングなどの授業で活躍しています。

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お客様情報

お客様名: 東京情報大学
URL: http://www.tuis.ac.jp

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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

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