アートコーポレーション株式会社R4.6からLotus Notes/Domino 6へ。処理効率も向上し基幹連携のお客様向けサービスも順調に稼働 掲載日 2003年5月21日
社内での利用はLotus Notesクライアント、社外とのやり取りはWebブラウザーベースで、と明確な切り分けをしてLotus Notes/Dominoを利用しているアートコーポレーションですが、社外へのサービスとして大きな成果を上げているのが「ARTist2」と名付けられた企業向けの転勤・引越サービスです。ARTist2のサービスを同社が開始したのは1999年9月のこと。それまで約2年半のLotus Notes/Domino活用歴はあったものの、外向けのサービスをLotus Notes/Dominoで行ったのはARTist2が初めてのケースでした。 ARTist2は、法人契約している企業の社員で転勤することになった人がWebページで必要な情報を打ち込むことで、転勤や引越に関わるさまざまな費用の見積や、それにいたるまでの手続きなどのほか、必要であれば転勤先の住宅物件の紹介サービスまで受けることのできるシステムです。
今回、話を聞いた同社管理部の情報システム課、広瀬雄司課長は「このシステムを使うことによって、転勤者本人のデータを簡単かつ正確にデータ化できるほかに、契約企業の総務・人事部門の業務負荷の軽減、さまざまな問い合わせとその応答に要していた電話・FAXなどの通信費の削減といったメリットがあります」と言います。もちろん、ARTist2のサーバーはアートコーポレーションのサーバーなので、契約企業は特別な情報投資を行う必要なく、転勤・引越関連業務のIT化が実現するわけです。 ![]() 画面はARTist2のデモ画面ですが、引越見積依頼画面などの項目は、契約企業ごとに異なります。「それぞれの会社のニーズに合わせて個別にサービスを提供しているため、契約企業専用のDominoデータベースを立てて対応しており、したがって会社が違えばアクセス先のURLもパスワードも違ってきます」(広瀬氏)。2003年3月の時点で法人契約を交わしている内の100社を越える企業が利用しているということなので、それだけの数のDominoデータベースがARTist2の中に存在するわけです。ちなみに、ARTist2で入力されたデータは、iSeries上のRDBMSで管理します。Dominoと基幹システムとのデータ連携は、2000年8月から利用し始めたLEI(Lotus Notes Pump)を利用して行われています。 スムーズだった6への移行とそのメリット さて、このARTist2を含めたアートコーポレーションのLotus Notes/Dominoシステムは、先に述べたように2003年初めから「6」にアップグレードしました。リリース後まもない移行作業でしたが、R4.6.7から6への移行の作業は、致命的なトラブルもなく、思いのほかスムーズに行えたそうです。「ずっと使っていたエージェントを一部修正したり、運用面でトラブルを回避したり…ということはありましたが、これといって困った事態にもいたらなかったのは、いままで素直なアプリケーションを作ってきたからでしょうね」と広瀬氏。 広瀬氏に6へのバージョンアップで感じたメリットを訊ねてみると、まず、クライアント‐サーバー間の送信データを圧縮して通信を行う「ネットワーク圧縮機能」を挙げてくださいました。ビューやフォームをたくさん使って複雑な作りになってしまっていたために、緩慢な動きになっていたある社内アプリケーションが、見違えるほどレスポンスが良くなったとのことです。 また、Domino 6に合わせて「6」にバージョンを上げたLEIが劇的なパフォーマンスアップとなっていることも、6システムの大きなベネフィットとなっています。ARTist2では、Dominoサーバーと基幹システムとの間で5‐10分間隔で同期を取っており、ある意味でかなりヘビーなシステムなのですが、「以前は、同期の処理が次のジョブの開始までに終わらないようなこともありましたが、6になってからはそういうことは皆無です。10倍かそれ以上のスピードではないかという感じがします」とのことです。
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