本文へジャンプ


お客様導入事例 > 

株式会社コーエー

誕生20周年を迎えた人気のゲーム「信長の野望シリーズ」のオンラインRPG化を支えたのはIBMの高性能ブレード・サーバー、BladeCenterだった


掲載日 2003年9月26日

ロゴマーク

 
『信長の野望』や『三国志』などの人気シリーズにより、日本のコンピューター・ゲーム・シーンに“歴史シミュレーションゲーム”というジャンルを確立して成長を続けている株式会社コーエー(以下、コーエーと表記)。
2003年6月には家庭用ゲーム機、プレイステーション2(以下、PS2と表記)をプラットフォームとする『信長の野望 Online』をスタートさせ、日本でも急速に普及しつつあるオンライン・ゲームの市場に、いち早く参入を果たした。
この『信長の野望 Online』を支えるサーバーに採用されたのが、IBM eServer BladeCenterだ。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 製品・技術情報

お客様ニーズ


安達 景太郎 氏

ソフトウェア事業部
技術支援部長
安達 景太郎 氏


より低額でサービスを提供するため、コスト抑制が見込めるサーバーに注目

今年、創立25周年の節目の年を迎えたコーエーは、この『信長の野望シリーズ』と 『三国志シリーズ』という“二枚看板”を中心に発展を遂げてきた大手コンピューター・ゲーム企業だ。

パソコン用ゲーム・ソフトの企画・開発・販売からスタートしたコーエーは、家庭用ゲーム機の登場により、この分野にも製品を供給。さらにインターネットの普及、ブロードバンドの拡大といった時代の流れをいち早くとらえて、ネットワーク接続されたPS2の上で遊ぶMMORPG(多人数同時参加型RPG)を発表した。それが『信長の野望 Online』だ。

インターネットを介して遊ぶゲームとしては既に、1999年に『信長の野望 Internet』をリリースしていたコーエーだが、そちらはいわゆる“対戦型”のゲームであり、MMORPGについては『信長の野望 Online』の企画がスタートした2001年夏頃には、ほとんど未知の領域であった。
全く新しい形態のビジネスを始めるにあたり、ゲーム・システムそのものは、模索しながら構築していくしかなかった。
だが、「サーバーは、当初から、ブレード・サーバーを利用したいと考えていました」と、同社のソフトウェア事業部 技術支援部長の安達 景太郎 氏は語る。

「ひとつには、設置コストの観点から。MMORPGを運営するとなれば、かなりのサーバー台数が必要となることが予想され、1Uのサーバーを利用した場合でも、相当の設置スペースが要るものと考えました。当然、土地代などのコストもかかりますが、その点で、ブレード・サーバーの方が圧倒的に省スペースで済み、優位であると考えたわけです」(安達氏)

パッケージ・ゲームという“商品”の提供とは異なり、月々の課金が発生する“サービス”であるオンライン・ゲームだけに、着実にユーザーを引きつけるためには月額の料金はできるだけ低額に抑えつつ、しかもビジネスとしての収益を上げなければならない。当然、トータルなコストは可能な限り抑制することが求められることから、設置コストに関してもシビアな目が向けられ(この点から、データセンターなど外部への設置も見送られた)、省スペース性の高いブレード・サーバーに早くから注目をしていたのだった。


上に戻る

ソリューション

松原 健二 氏

ソフトウェア事業部
ソフトウェア4部長
松原 健二 氏


設置コスト、電力消費など多方面でコストの低減化に貢献するBladeCenter

ブレード・サーバーに対する関心はこのように強かったものの、『信長の野望 Online』に当初、利用されていたサーバーは、実はブレード・サーバーではなく、またIBMの製品でもなかった。
『信長の野望 Online』は、2003年1月に試験的にベータ版の運用を開始し、3月には本番直前のテスト環境であるベータ2に移行。さらに、この6月12日に本番サービスがスタートしたのだが、1月のベータ版の段階では、某社の1Uサーバーを使用していたのだ。そのメーカーのブレード・サーバーも試用していたが、その時点では、安定性等の理由から、1Uサーバーを用いてベータ環境を構築していたとのこと。
「ところが、そのサーバーが1日1台ぐらいのペースで壊れてしまうという状況で……(笑)」(安達氏)

また、某社の、メンテナンス完了までに要する時間の長さにも問題を感じたコーエーでは、ベータ2の段階からは、信頼性/可用性が高く、Intel Xeon 2.4GHz搭載により、性能面でもはるかに優れているBladeCenterにサーバーを変更。某社の製品は、ハードウェア単体としては確かに安価なものの、その故障率と即日対応の保守サービスを考え合わせると逆に高くついた、という経験から、トータルなコスト・パフォーマンスも勘案して、IBM eServer BladeCenterの採用を決定した、とのことだ。
ちなみに、1Uサーバーとの対比でいえば、BladeCenterを採用したことで、設置スペースでは約2割、電力消費も約4割程度の削減が実現する計算になるという。

「そうしたわけで、信頼性、可用性、それから、プライスの面も含めてBladeCenterに決定したわけですが、本番運用を開始して3ヶ月以上経っている現在、サーバーがダウンしたことは一度もありません。その信頼性の高さには本当に満足しています」とは、この『信長の野望 Online』などのネットワーク・ゲーム事業を統括するソフトウェア事業部ソフトウェア4部長の松原 健二 氏。

信長の野望 Online 製品パッケージ 「現在、4つの“ワールド”で構成されている『信長の野望 Online』は、ゲーム自体に11枚、ユーザーのログオン/オフを管理するデータベースに2枚の、1ワールド当たり、計13枚のブレードを使用しているのですが、BladeCenterが原因となった不具合は、本当に一度もないんです。
週に2時間、ゲームの定期メンテナンスのために停止しているので、完全に“24時間365日”というわけではないですが、それにきわめて近いレベルの可用性を実現しているわけです」(松原氏)

なお、『信長の野望 Online』はOSにLinuxを採用しているが、Linuxに対する取り組みにおけるリーディング・カンパニーとしてIBMを評価していたことも機種変更に作用した。



上に戻る

導入効果

業界標準ラックに BladeCenterの筐体 4台を導入

業界標準ラックに
BladeCenterの筐体
4台を導入


先行するオンライン・ゲームの約1/6のサーバー台数で同規模のゲーム世界を構築

話を伺った2003年9月現在、1ワールドは最大同時接続5,000人で設計されており、登録者数は約5万人程度に対し、合計4ワールド 約2万人の同時接続が可能な体制で運営しているとのこと。
興味深いのは、既存の さるオンライン・ゲームの場合、1ワールドの同時接続者数は『信長の野望 Online』と同じ5,000人程度に設定されていながら、その1ワールドを構成するサーバー数は30台から50台以上にもなるとのこと。つまり、5,000人/1ワールドのゲーム世界を構成するにあたって、13枚のBladeCenterで構築しているコーエーでは、そちらのオンライン・ゲームの約1/3〜1/4程度のサーバー台数でまかなえている計算となる。
「それは“当社のプログラム技術の優秀さ”と自負していますが、やはり、BladeCenterの性能の高さという点も大きいのではないでしょうか」(松原氏)
もちろん、台数が少なければ、初期/稼働コストは低減でき、TCOの削減にも貢献することはいうまでもない。

また、サーバー台数の抑制は管理コストの低減化にもつながる。当初は、6人程度と想定し、場合によっては10人前後は必要と見積もられていた運用/管理スタッフも、現在は、半分の3人でまかなうことができている。
「しかも、ベータ環境の頃と違い、サーバーが安定しているため、トラブルも激減。おかげさまで夜、ちゃんと寝れるようになりました」と、運用/管理を担当する安達氏は笑う。
BladeCenterが担当者の安眠を助けているだけでなく、その安定性がゲーム・システムの信頼性を支え、『信長の野望Online』ユーザーに安心して遊んでいただける環境を作り、コーエーの業績向上に寄与していることは間違いないようだ。



上に戻る

将来の展望


信長の野望Online ゲーム画面

 

世界市場を目指す“コーエーの野望”を支えるBladeCenter

『信長の野望Online』は、当面、登録者数10万人の獲得を目指しており、その実現に向けて体験版の無料ダウンロード(10月8日から11月26日まで実施中)など、新たなプログラムも計画中。
さらにコーエーでは、来年には、新たなオンライン・ゲームの開始を目指している。このゲームでは、オンライン・ゲームが日本よりも普及している東アジア方面など、海外への展開を念頭に進めるとのことだ。

「そうなった場合、ゲーム・サーバーを海外に置くこともあり得るわけですが、そうなると、専門的な知識レベルが高くないスタッフにも比較的操作が容易で扱いやすいブレード・サーバーがよいのではないかと考え、『信長の野望 Online』の段階からBladeCenterを選択した、ということもあります」(安達氏)

「通信コストやメンテナンスを考えると、サーバーを海外に置く必然性はなく、国内に置くかもしれませんが、その場合でも同じサーバーを揃えておけば、“今、あっちのサーバーには余裕があるが、こっちがキツいから、少しこっちに回そう”といった融通を利かせることもできますし、そういうスケール・メリットは活かしたいので、やはりBladeCenterを採用したいと考えています」(松原氏)


上に戻る

お客様情報

お客様名: 株式会社 コーエー
所在地: 〒223-8503神奈川県横浜市港北区箕輪町1-18-12
URL: http://www.gamecity.ne.jp/
概要: 設  立 :1978年(昭和53年)7月25日
資 本 金 :90億9,081万円(2003年3月末現在)
従業員数:447名(2003年3月末現在)
事業内容:パーソナルコンピュータ・家庭用ビデオゲーム機用ソフトウェアの企画・開発・販売 書籍及びCDの企画・制作・販売

上に戻る

製品・技術情報

 ハードウェア:
IBM eServer BladeCenter 詳しくはこちら

上に戻る

本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
事例は特定のお客様での事例であり、全てのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、e-bueinessロゴ、eServer、BladeCenterはIBM Corporationの商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
上に戻る

ご登録受付中 !
お仕事に役立つIBM関連情報を活用しませんか?

e-メールにて適時お届けしています。ただいま登録受付中!


その他の事例
最新順  
ソリューション別  
製品別  
業種別  
お客様名順  

ページ・オプション
印刷用ページ