キヤノンWebサイトを訪れるお客様への“情報のバリアフリー”を実現。企業ブランドのさらなる向上へ 掲載日 2003年12月26日
導入決定からサービスインまで、わずか3カ月 実際に「らくらくウェブ散策」の導入を決定したのは2003(平成15)年4月、サービスインは7月でした。その間わずか3カ月という期間でサービス提供が実現しました。 「実証/テストからサービスインまでは、とてもスムーズに進みました」と村上氏は振り返っています。増井氏は「導入にあたって弊社の開発側が手を加える必要がほとんどありませんでした」と「らくらくウェブ散策」の親和性を評価しています。 それでもテストには、予想を若干、上回る時間を要してしまいました。というのも導入を予定していたページは、ドメイン数にして17ドメインという膨大さ。それらのドメインに集約されるすべてのページに「らくらくウェブ散策」を対応させるためです。しかしそれは、日本IBMがテスト版サービスの使用期間延長を行うことによって解決。こうした柔軟な対応と「テスト版をスピーディーに導入してもらえた」(村上氏)点も日本IBMの取り組みとして評価されています。 「すでに自治体への導入実績もありましたから、実際に利用してどういったものかを知ることもできましたし、そこから仕組みも予想することができました」と村上氏は述べていますが、こうしたキヤノンの事前の情報収集も、迅速なサービスイン実現のためには欠かせないものだったといえるでしょう。
話題性だけでなく 多くの人に広がりを見せる 「らくらくウェブ散策」がサービスインした7月のダウンロード数は約2400件、8月以降も継続して毎月1500件ほどの新規ダウンロードがカウントされています。村上氏は「このデータから、話題性だけで注目を集めているわけではなく、毎月、安定して多くのお客様が『らくらくウェブ散策』のユーザーになっていることがうかがえます」と分析しています。 ご年配の方にWebサイトを実際に見てもらい、感想を聞いたという増井氏は「読み上げ機能はもちろんですが、文字拡大機能が予想以上に好評でした」と語っています。またキヤノンではサービスイン後、アンケートを行いました。その結果を見ても、Webサイトを訪れて実際に利用したお客様に、とても好意的に評価されていることがわかります(詳しい結果は右上図参照)。 取引先企業や社内などへ さまざまな波及効果をもたらす
アクセシビリティへの社内意識の高まりについても触れて「これまではWebサイトのガバナンス(統合、管理)を行う際に『アクセシビリティに配慮を』と言ってみても、具体性がなかったので伝わりにくかったと思います。それが『らくらくウェブ散策』のサービスインによって、Webサイトのアクセシビリティの明確な形を示すことができ、社内での理解がより深まった」(増井氏)という実感を持っているとのことです。 さらに「あるWebブランド調査の結果でアクセス度、信頼度、使いやすさなどの点において、キヤノンのサイトは50歳以上のお客様にも高い評価を得ていることがわかっています。そういった比較的、ご年配のお客様にはWebの見た目のデザインよりも、アクセシビリティに配慮したサイトのほうが好感度は高いのではないでしょうか」(増井氏)とも語っています。
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