IBM

旭有機材工業株式会社

グループウェア&イントラネットの連携による情報共有化の推進―― 最後の鍵を握るのは、“信頼できるクライアントPC”


掲載日 2004年3月9日

旭有機材工業株式会社 延岡工場

 
1945年の創業以来、その技術力で常にプラスチック業界をリードする旭有機材工業株式会社では、5年ほど前より社内の情報共有とERPを推進。
Lotus Notes® / Lotus Domino®(以下、Louts Notes / Domino)をグループウェアとして、活用されてきました。

そして昨年には、クライアントPCをリプレース。
情報共有推進のために整備されてきたインフラが、よりスムーズに活用されることを目的として、「使いやすく、丈夫な」クライアントPCを検討された結果、選ばれたのがIBMのThinkPad® と ThinkCentre™でした。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 用語の説明

製品・技術情報

お客様ニーズ


情報共有化推進の課題は、PCトラブルの克服

旭有機材工業株式会社の中でデジタルによる情報共有化が始められたのが、今から約5年前(1998年)。始まりは、当時の代表取締役社長 田畑晴郎氏(現:取締役相談役)の一声にありました。それは、国内シェアNo.1の座にあった同社が国際市場の動向を見据え、さらなる競争力を確保するための変革の第一歩でした。

この時、グループウェアとして選ばれたのが、Lotus Notes / Domino R4.6でした。
同社の情報システム部 課長である高野幸雄氏は当時の状況について次のように説明します。

「田畑の発案による社内の情報共有化を達成するために、グループウェアの選定を行ったのですが、当時はLotus Notes / Dominoが市場のシェアを独占する勢いでしたから(笑)。
それでも、いくつかのグループウェアを比較検討したのですが、専門外の人間でも簡単にデータベースを構築できるなど、Lotus Notes / Dominoが使いやすかったため、導入に至りました」

そして、情報のデジタル化はその後、イントラネットの整備やLotus Notes / Dominoの利用を含め、順調に推移してきたといいます。

「昨年('03年)、クライアントPCのリプレースが必要な時期を迎えて、グループウェアの変更も考えたのですが、すでに各部門でそれぞれのデータベースが数多く構築され、活用されていました。 情報共有化を目指した当初の目標は、ほぼ達成されているといっていいかも知れません。
これらのデータベースを移行することも大変ですし、実際に2、3のソフトを検討してみたのですが、やはりLotus Notes / Dominoが使いやすさの面で勝っているという結論に至り、R4.6から6.0.2へ移行させることになりました」(高野氏)

しかし、この5年間は情報システム部にとって、決して平穏なものではありませんでした。
その理由は主に、導入されていたクライアントPCのトラブルにあります。

「これまで導入されていたクライアントでは、故障などのトラブルが多発していましたから、我々情報システム部(当時:電算室)に対し、サポートの要請が多く大変だったのです」(高野氏)


上に戻る

ソリューション

さまざまな場所で情報を活用するための「使いやすく、丈夫なPC」

同社が昨年実施したクライアントPCのリプレース規模は、ノートPCとデスクトップの両方を合わせて約600台。
新規に導入されるPCとして選ばれたのは、“B5パワー・モバイル”ThinkPad X31と、“A4スタンダード”ThinkPad R40、そして“省スペース・デスクトップ・ビジネスPC”であるThinkCentre A50でした。

決め手となったのは、主に以下の2点でした。
  • 100以上の項目をチェックする「品質テスト」に裏付けられた信頼性
  • 「IBM Access Connections」をはじめとする、使いやすさに配慮したテクノロジー&デザイン

その理由を、情報システム部の西田健治氏(同社理事)と伊東洋之氏は以下のように語っています。

「弊社では、現在もグループウェアとイントラネットの連携による情報基盤の拡充を続け、この情報基盤を有効活用したERP(Enterprise Resource Planning:経営資源計画)などのアプリケーション導入を推進しています。
このシステムとクライアントPCに直接の関係はないのですが、工場の中や、配管工事の現場など、お客様を訪問する際には、いろいろな場所へ伺うことになります。そこで、こうしたさまざまな環境下でしっかりと情報を活用してもらうためにも、ただ安いものではなくて、使いやすくて信頼性の高いもの、メンテナンスの容易なものを導入していきたいという意図がありました」(西田氏)

「残念ながら今までは、ツールであるはずのPCが“使いにくい”、“壊れやすい”という理由で、PCを利用することに消極的になられてしまうケースがありました。
これでは、本末転倒ですよね。ですから、『ツールとして完成度の高いものは何か?』ということで検討を重ねました。
これだけのリプレースを行うわけですから簡単には決められず、取引のある業者様など、いろいろな方に話を聞きまして。
そこで推薦されたのが、ThinkPadだったのです。そこから私もThinkPadに注目するようになり、情報収集による比較検討はもちろん、IBMからデモ機を取り寄せて確認をしたり、吟味に吟味を重ねた結果、ThinkPadを推すという結論に達したのです」(伊東氏)

上に戻る

導入効果

ThinkVantage™に基づいた機能が効果を発揮

昨年のリプレース後、詳細な調査こそ行われていないものの、Lotus Notes / Domino 6.0.2とThinkPad、そしてThinkCentreに関しては、おおむね「好評」であるといいます。

「Lotus Notes / Dominoに関しては、インターフェースが改良されて、複数の画面をタブでスムーズに切り替えられるなど、細かいところで使用感が向上しているのが良かったですね。
まだ導入して日が浅いこともあり、社員には“慣れてもらっている段階”なのですが、使いやすくなったという点に関しては、多くの者が評価していることではないでしょうか」(西田氏)

そして、ThinkPadに搭載された数々の機能――お客様のメリットを第一として考えられたIBMの“ThinkVantage(考える+アドバンテージ)”の一つであるIBM Access Connectionsも、評価されています。

「弊社ではセキュリティーの観点からDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を利用していないこともあり、移動先でネットワークに接続しようとした時にIPアドレスを設定し直すなどの手間が必要となっていました。 それが、このIBM Access Connectionsを使えば、ほとんどワンタッチで複数の通信設定を切り替えることができるわけですから、重宝しています」(伊東氏)

伊東氏はまた、ThinkPad自体の魅力を次のように考えているといいます。

「ThinkPadの良いところは、“使いやすさ”について、よく考えられているところにあると思っています。
これはIBMの営業の方に教えていただいたのですが、『暗いところでもキーボードが見えるよう、液晶パネルの縁にライトがつけられている』しかも『キーボードの一番左下にあるFnキーを押しながら、一番右上にあるPgUpキーを押すとライトが点きます』というんですね。
なるほどそれならば手元の見えない場所でもキーを探す必要もなくライトを点けられます。こういう細かい点にも感心させられました」

さらに伊東氏は続けます。

「私どもは樹脂を取り扱っていますから、製品そのものを触っただけで『ああ、これは薄くておしゃれだけど、1年間ハードに使ったら駄目になるかな』ということを感じてしまうんです。ですから、その点でもThinkPadとThinkCentreには期待しています。これからのリース期間中、故障に悩まされないように(笑)」


上に戻る

将来の展望


“品質への自信”を抱き続けるために

情報の共有を進めようした当初の目標――アナログからデジタルへの移行をすでに達成されている同社は、今後さらに「業務に適した形」へとインフラを活用する段階へ入っているといいます。

「これからは、より業務内容に密接した観点から、ツールを活用していくことが重要になると思っています」(高野氏)

「クライアントPCのリプレースもまだまだ残っていますから、調査を行い、よりニーズに適した機種を導入し、業務を効率化させていきます。営業も開発も、今回のリプレースではまだ満たされていないニーズを抱えているかと思いますので。
また、ERPの整備も進めていき、今はまだ一部でしか利用されていないEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)にも取り組んでいきたいと思っています」(西田氏)

「今、西田が言ったことも踏まえて、私としてはERPのためのアプリケーションを含めたモバイル環境のさらなる充実が必要なのだと考えています。営業担当がモバイルPCを活用することでフットワークも軽くなり、EDIのメリットも増えてくるでしょう。そのためにも、優れたモバイルPCを選ぶことは重要です」(高野氏)

日本国内はもとより、海外においても数々の実績を重ね、製品の品質に対する評価を高めてきた同社にとって、基幹業務のデジタル化は、あくまでも“ものづくり”のためのサポート。
情報の共有化も、ERPも、すべては確かな品質の製品を供給し続けるためのもの。
その思いが、「システムを活用するためのツール」であるクライアントPCに対する期待に通じているといいます。

「正直、今回IBMのPCは他社に比べて高額でした。しかし、スペックに現れないところまで信頼性を高める姿勢など、同じメーカーの立場として、非常に共感できるものがありましたし、トラブルへの備えなどを考えても、差額分の価値はあると考えたのです。
弊社も、製品の品質には自信を持って、サービスを展開させていただいていますから、『価格だけでは分からない価値』というのは理解がしやすいのです。例えば、ThinkCentre A50の設置面積の少なさや、アタッチメントを利用した上方排気なども、その製品に対する姿勢の表れだと思っています。
ですから、今後もこの姿勢は変えずにいてほしいですね」(伊東氏)


上に戻る

お客様情報

お客様名: 旭有機材工業株式会社
URL: http://www.asahi-yukizai.co.jp/index.html
概要: 代表取締役社長:岡野 徹

■延岡本社:
〒882-8688
 宮崎県延岡市中の瀬町2丁目5955番地
■東京本社:
〒101-0047
 東京都千代田区内神田2丁目15番9号 古河千代田ビル

1945年の創業以来、その技術力で常にプラスチック業界をリードし続ける化学企業。熱硬化性樹脂成形材料、プラスチック製配管材料、工業用樹脂、レジンコーテッドサンドなど多岐にわたる製品の製造販売を行うほか、熱硬化樹脂の代表であるフェノール樹脂の研究・開発なども手がけている。
また、樹脂製バルブでは世界トップシェアを誇る。
国内外に30以上の営業、製造拠点などを有し、従業員数は767名(2003年3月期現在)。

上に戻る

用語の説明

DHCP  
Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック・ホスト・コンフィギュレーション・プロトコル)の略。ネットワーク接続に必要なIPアドレスなどを、接続するPCに自動的に割り当てるプロトコル。DHCPを利用すると、エンドユーザーのネットワークへの接続や、ネットワーク管理者によるPCの一元管理が比較的容易になるメリットがある。
ERP  
Enterprise Resource Planning(エンタープライズ・リソース・プランニング)の略。経営の効率化を図るため、基幹業務を統合的に管理すること。「ERPパッケージ」と呼ばれる統合管理のためのソフトウェア・パッケージが利用される。
EDI  
Electronic Data Interchange(エレクトロニック・データ・インターチェンジ)の略。ネットワークを用いて、受発注・決済などの商取引に関する、電子化された文書を交換する仕組み。現在、異業種間の取引なども可能にするべく、プロトコルの標準化がすすめられている。

上に戻る

製品・技術情報

 ハードウェア:
 
ThinkPad 詳しくはこちら
 
ThinkCentre 詳しくはこちら

 ソフトウェア:
 
Lotus Notes / Domino 詳しくはこちら
 
IBM Access Connections 詳しくはこちら

上に戻る

本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
事例は特定のお客様での事例であり、全てのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、Lotus Notes、Lotus Domino、ThinkCentre、ThinkPad、ThinkVantageはIBM Corporationの商標。
Microsoft、WindowsはMicrosoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
上に戻る