掲載日 2004年5月21日
日本コムシス株式会社(以下 日本コムシス)は、1996年からLotus Notes®/Lotus Domino®(以下 Lotus Notes/Domino)を利用しています。2001年にはLotus Notes/Domino R5へ、2003年夏には6へのバージョンアップ作業に着手し、ビジネスへの展開を積極的に推進してきました。そして2003年11月、6.5へのバージョンアップを行っています。
こうして日本コムシスがバージョンアップを着実に続けている理由は、ビジネス迅速化のための、社内ネットワークにおける情報活用力の向上にあります。また今回の6.5へのバージョンアップには、ウィルス対策や安定性のため、Lotus DominoサーバーのOSにLinuxを採用しました。
お客様ニーズ

日本コムシス株式
会社
事業推進本部
社内情報部門
担当課長
藤本晴彦氏
ビジネス迅速化のために、情報活用力を向上させたい
日本コムシスがLotus Notes/Dominoを導入した背景は、Webでの活用と同じ位置づけにありました。その点について藤本晴彦氏(事業推進本部 社内情報部門 担当課長)は次のように話しています。
「何か情報を提供したり、プログラムを作って現場とコミュニケーションを取るといった時には、我々の作成したプログラムを現場に配布する必要があります。このようなケースでは、バージョンアップやバグ修正が行われるたびにデータを郵送で送らなければなりませんでした。また郵送しても対応に差が出てしまうといった問題も起きていました。
となると、なかなかプログラムを作って配布するのは難しい。そういった点では、現在あるようなWebシステムが非常にいいんです。つまり、Webシステムが主流でなかった当時は、Lotus Notes/Dominoのようにサーバープログラムを置き換えれば、すべてが置き換えられる環境が好都合だった訳です」
また藤本氏は、1996年という早い時期からLotus Notes/Dominoを導入した理由について、こう述べています。
「当初はグループウェアを展開し情報活用力を向上させるため、メール掲示板の活用が目的でした。ただ、その前にLotus Notes/Dominoを社内に浸透させる意味で、各個人が入力する必要のある勤務システムを導入しました。それがきっかけになり社内のパソコンリテラシーが上がっていったのです」
1996年以降もビジネス迅速化を進めるべく、社内ネットワークにおける情報活用力を向上させるため、2001年にLotus Notes/Domino R5へ、2003年夏には6の環境を構築、2003年11月から6.5へのバージョンアップに着手しました。
藤本氏によれば「パフォーマンスの向上は期待しているところではありましたが、Lotus DominoでWebを利用したいというのが我々の考えでした」と6.5へのバージョンアップの具体的な狙いを語っています。
ソリューション
6から6.5へのバージョンアップに関しては、管理側の視点から、以下のような点がソリューションとして挙げられています。
- Domino Web Accessへの評価。Webメールが可能で、Lotus DominoでHTTPサーバーエンジンが動かせる
- gzipによるネットワーク圧縮、ネットワーク共有データ圧縮といったネットワーク環境を向上させる機能
- シングル・コピー・テンプレート。プログラム量が非常に少なくなるのでメール容量を増やすことができる
またOSにLinuxを採用した理由には、ウィルス対策、安定性、UNIXとの操作の類似性を挙げています。
導入効果

日本コムシスの
社内Web(クリックし
て拡大)
Lotus Notes/Dominoで、多彩な機能を持つ社内Webページ
日本コムシスには『小虫図鑑』と名付けられた社内向けWebページがあり、現在、さまざまな機能がLotus Notes/Dominoにより連携・統合され、情報活用に役立っています。
- 基幹で集計したデータがLotus Notesで閲覧できる。またLotus Notesで入力したデータを基幹側で集計して、そのデータを中央計算に渡すといった基幹システムとの連携
- 経営情報の閲覧、交通費の入力、勤務管理
- Lotus Domino Web Accessにより、インターネットを通じてメール掲示板を閲覧
- 「パソコン会議」と呼ばれるコンテンツから、Lotus Instant Messaging(旧Lotus Sametime®)に
接続
- 「社長の一言」や「COMSYS掲示板」などの閲覧はWebベース、入力はLotus Notes/Dominoで(今までLotus Notes/Dominoで行っていた掲示板が、そのままLotus DominoのHTTPサーバを動かすことで、ページにはめ込む仕組み)
(以上 右上図「日本コムシスの社内Web」参照)
「かゆいところに手が届く。それが6.5のよさ」

日本コムシス株式
会社
事業推進本部
社内情報部門
課長代理
町野直樹氏
今回の6.5へのバージョンアップによる感想を、Linuxに6.5を導入した市瀬秀彦氏(事業推進本部 社内情報部門 課長代理)/鈴木康之氏(事業推進本部 社内情報部門)、
6.5の管理者である町野直樹氏(事業推進本部 社内情報部門 課長代理)/須藤文子氏(事業推進本部 社内情報部門)の4名にもお伺いしました。
「シングル・コピー・テンプレートによってディスク容量を減らすことができました。またフォローアップ機能やメールの色分け、ソフトデリートなどメール機能が充実していますね」(町野氏)

日本コムシス株式
会社
事業推進本部
社内情報部門
須藤文子氏
「データベース、ディスカッションDBなどで文書ロックをかけたり、文書選択してそれを表形式にして、文書リンク一覧という形で貼り付けたりといった機能も評価できます」(須藤氏)

日本コムシス株式
会社
事業推進本部
社内情報部門
鈴木康之氏
「それからノーツクライアントから、画像貼り付けができるといった点も評価できます。パフォーマンスやメール容量など、いろいろと機能面でいいところがあります」(鈴木氏)

日本コムシス株式
会社
事業推進本部
社内情報部門
課長代理
市瀬秀彦氏
「動作については、特に問題はありません。非常に軽快に動いています。Lotus Notesの立ち上がりがバージョン5の時よりも1、2テンポ速くなっています」(市瀬氏)
こういった感想は藤本氏の「かゆいところに手が届く。それが6.5のよさ」という言葉に集約されています。
将来の展望
「Linuxで稼働させても安定してますから、問題ないように思います。弊社ではUNIXから全面的にLinuxへ切り替えてもいいのではないかとも考えています」(藤本氏)
お客様の声
「一部のLotus Notes/Dominoユーザーは「作りこんだアプリケーションほどバージョンアップしにくい」、もしくは「バージョンアップすることで、安定しているアプリケーションが、不安定になってしまうのではないか」と危惧の念を抱いているのではないでしょうか。しかし、弊社の場合は、6.5にバージョンアップさせても問題なく稼働しているので、そういったユーザーにはこの事例が一つの検討材料になると思います」(藤本氏)
お客様情報

1951年「日本通信建設」として創業。主な業務はNTT(当時は日本電信電話公社)の通信設備の建設でした。現在はネットワークの進歩に合わせて業務も多様化。LANやWANの構築、ソフトウェア開発、システム構築といったコンピューター技術を基盤としたソリューションビジネスでも数多くの実績を持ちます。
本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
事例は特定のお客様での事例であり、全てのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM、IBMロゴ、Lotus、Lotus Domino、Lotus
Notes、NotesおよびSametimeはInternational Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
