IBM

トステム 株式会社

国内初、フォールト・トレランス・サーバーをTivoli SA、Linux on zSeriesに統合。クラスター化を実現し、受発注業務の安定稼働に貢献。


掲載日 2004年5月1日

トステム 本社

トステム 本社
「よい家に住むことは万人の願い。この願いを実現するために私たちは働く」という企業綱領を掲げ、INAXトステム・グループの核としてトータル・ハウジング産業を標榜するトステム株式会社。木製建具の小売業、卸売業、製造業から始まった同社は、住宅用アルミ・サッシで業界トップ・メーカーとなり、ビル用アルミ・サッシ、システム・ キッチンなどの住宅設備機器、サイディング、クローゼット・ドア、フローリングなどの外壁、内装材へと事業の幅を広げてきました。1995年からは住宅用構造体(躯体)の事業も展開し、「よい家」を建てるために必要な住宅資材とノウハウをトータルに提供しています。
同社ではこのたび、INAXトステム・グループの情報システム部門、ITインフォメーションシステムズ株式会社(以下、ITISと略す)が中心となり、全国の販売店および代理店とインターネット経由で接続する受発注業務フロント処理システムをTivoli® System Automation(SA)+Linux® on zSeries®に統合し、クラスター化とオープン化を実現しました。以前のシステムは、基幹業務システムのFEP(Front End Processor)として機能し、 24時間365日の運用を支える、いわゆるフォールト・トレランス・サーバーでしたが、老朽化し、しかもクローズド環境だったため、近年のオープン化の流れを考慮してLinuxの採用を決定。また、Linuxを搭載するプラットフォームとして、 安定稼働の実績を持つIBM eServer® zSeriesが採用されました。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 資料 製品・技術情報

お客様ニーズ


z/OS®のような安定性、可用性を確保するため、Tivoli SAを採用してクラスター化
トステムの基幹業務システムは、現行のオープンメインフレーム、zSeries 900をはじめ、長年にわたってIBMのメインフレームが担ってきました。インフラとなるzSeriesについては、その実績から高い評価を得ていましたが、初導入となるLinuxは、z/OSのような安定性が期待できるのかどうか、当初は不安があったといいます。そこで採用されたのが、Tivoli SAによるLinux区画のクラスタリングです。Linux区画は2ノード(アクティブ+スタンバイ) で構成され、東京センターおよび大阪センターの相互バックアップはもちろん、各センター内でも Linux相互のホット・ スタンバイ構成で対障害性に優れたシステムが構築されました。
「安定感のあるzSeriesというハードにLinuxを載せて、ダウンしないシステムができるのかどうか、チャレンジの意味合いもありました」(ITISシステム 開発本部開発1部長藤原浩氏)この可用性という課題は、Tivoli SA採用という新しいチャレンジで解決されたのです。



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ソリューション

旧システムと同等のレスポンスを確保。納期一覧の生成・出力スピードは1/2に短縮。
2003年7月にLinuxの採用が決まり、10月からインフラ構築、アプリ開発が並行して進められました。 2004年正月明けからテストに入り、最初のサービス・インは2月中旬。数回に分けてサービス・インし、6月にはすべて終了する予定です。段階的な移行方法でユーザー(販売店および代理店)には負担をかけずに作業は進められています。 すでにサービス・インしている範囲での評価としては、「障害は特になく、受発注処理のレスポンスは旧システムと同等のパフォーマンスが出ています。また、ユーザーの発注に対して、商品の納期一覧を生成し、ユーザーがそれを 即時取り出せる仕組みがあるのですが、スピードは1/2に短縮されました」(藤原氏)と、安定稼働とともにユーザーにとって大きなメリットが生まれています。
「安定性、可用性については問題ありません。あとは実際に障害が発生したときにクラスターがきちんと機能するかどうか、ですね。できれば経験したくないですが(笑)」(ITIS 業革推進室 兼 システム運用部 係長 山本信昭氏)
システム構成図


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導入効果

国内では初めて、LPAR環境でのTivoli SAによるクラスタリングをIBMがサポート。
今回のプロジェクトでは、ソフト面で可用性を高める手法として、Tivoli SAによるクラスタリングを採用。国内では初めてのケースだったため、テストには時間をかけました。それが本番業務での安定稼働につながっています。全国約2,000社にも上る販売店および代理店がアクセスし、売り上げの約20%を占めるという重要な受発注業務システムにおける成功はITISにとって大きな財産となり、他社からも注目される事例になります。
IBMは当プロジェクトのインフラ構築、アプリ開発の両面をサポートし、Tivoli SAによるクラスタリングという、この新しい高可用性システムの構築に貢献しています。


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将来の展望


今後もサーバー統合、オープン化を推進するため、Linux on zSeriesの採用を検討中。
トステムとITISでは、他の適用業務の分野においてもLinuxを採用した統合を検討しています。「一斉にダウンすると大変ですから集中化するのはリスクが高いのですが、サーバー統合によるコスト面、運用面でのメリットは大きい。安定性の高いLinuxとzSeriesの組み合わせならばリスクを低く抑えられるのではないか」(藤原氏)と、他システムにおいてもLinux on zSeriesに期待されています。 トータル・ハウジング産業を標榜するトステムでは、今後も住宅資材を中心にさまざまな事業展開が予想されます。それをシステム面から支えるITISは、サーバー統合、オープン化を推進していくことでグループの発展に貢献します。IBMでは、その一助となるよう支援してまいります。



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製品・技術情報

 ハードウェア:
IBM eServer zSeries 900 詳しくはこちら

 ソフトウェア:
Linux 詳しくはこちら
Tivoli(R) System Automation 詳しくはこちら
WebSphere(R) MQ 詳しくはこちら
DB2 Universal Database(R) 詳しくはこちら

 参考資料:
この事例のPDFがダウンロードできます (1.04MB)
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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、Tivoli、zSeries、eServer、z/OS、WebSphere、DB2 Universal Databaseは、IBM Corporationの商標。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標。
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