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オムロン株式会社

携帯電話へのメール配信にリアルタイム性を持たせ、サービスの訴求度を高める


掲載日 2004年8月6日

携帯電話メールイメージ

 
オムロン株式会社(以下 オムロン)では、「goopas(以下 グーパス)」というモバイルビジネスをスタートさせています。

これは「駅の自動改札を通ると、携帯電話にグルメやイベントなどの情報がメール配信される」サービスで、2002年に小田急電鉄株式会社で導入されました。また、京阪・阪急・能勢電鉄が2004年の夏に導入する予定のICカード「PiTaPa」の利用者にも「PiTaPaグーパス」というサービス名で提供されます。

ところがサービス拡大に伴って、システムに対する課題が持ち上がりました。登録者数が増加することで、導入時から利用していたシステムではパフォーマンスが追いつかないことが、予想されたのです。

オムロンでは、この問題を解決すべく、システムの見直しを検討。結果として、新しいシステムの導入を決めました。そこで採用されたのがIBM WebSphere®製品群とAgent Framework(日本IBM 大和ソフトウェア開発研究所および東京基礎研究所製)、IBM DB2®Universal Database™(以下 DB2 UDB)、IBM eServer ® xSeries®、IBM eServer pSeries®です。システムの刷新により、このサービスはよりリアルタイム性を持たせたものとなりました。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 製品・技術情報

お客様ニーズ


野地英昭氏

オムロン株式会社
ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネスカンパニー
グーパス推進部
主査
野地英昭氏


パフォーマンスの高いシステムの必要性

野地英昭氏(ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネスカンパニー グーパス推進部 主査)は置き換え前の他社システムのパフォーマンスについて次のように語っています。

「低コストでシステムの導入ができたのはよかったのですが、作成した配信データは夜間にバッチ処理を行ってサーバーに送る必要がありました。夜間といってもその時間は、最終電車が終わってから始発までの3、4時間。これでは会員数が増加した場合、その時間内に処理を終わらすことができません。
また翌日にメール配信する情報を、その前日に作らなければならないので、この方法ではリアルタイム性に欠けてしまいます」

そこでグーパス推進部では、システムを見直すことにしました。

「一番の近道は従来のシステムを改善することでしたが、予想以上にコストが高くなってしまうことがわかりました。そこで他社を含めパフォーマンスやコスト面を検討して、IBMにお願いすることにしたのです」

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ソリューション

グーパスのシステム構成図

グーパスのシステム構成図(クリックして拡大)

30倍以上のパフォーマンス、かつコストを抑えたシステム

「システムのパフォーマンスは30倍以上、ハード的にもコストダウンが可能となりました」と野地氏が述べているように、リアルタイム性を持たせたシステムの構築が低コストで実現しました。具体的に、システムは以下のような構成となっています。

  • 改札からのデータ収集などを行う「データ収集
    サーバー」にWebSphere MQ / xSeries

  • データの処理を行う「データベースサーバー(DBサーバー)」にDB2 UDB / pSeries

  • ユーザーの特定と、それに合わせたコンテンツ配信を行う「マッチングサーバー」にWebSphere Application Server Enterprise Editionとリアルタイムにコンテンツのマッチングを行うAgent Framework / xSeries
日本IBMは、これら製品の導入によるシステムの開発と構築をサポート。野地氏は「仕様に関する打ち合わせがきっちりできましたし、私の想像していたシステムに近いものができあがりました。同じ土俵の上で開発を行ったという一体感も得られ、満足です」と評価しています。

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導入効果

“旬な情報”をメールで配信することにより、サービス訴求度が高まる

システムの刷新によって、定期券に記入されている乗降車駅でのメール配信に加えて、それら以外でも情報の欲しい別の駅を登録して、リアルタイムにメールを受け取ることができるようになります。

さらに野地氏は「タイミング(時間)とディレクション(場所)が分かった上で、情報配信できる方法は希少」と説明し、次のようなメリットを挙げています。

  • 地域、年齢、好みなどでターゲットを絞ってメール配信ができる

  • 電車の待ち時間(ニッチタイム)でメールが読めるので、レスポンス率が20〜25%と高い(野地氏によると、オムロンの調査ではこの数字は通常のメール配信と比較すると数倍)

  • 改札でデータを収集することで、学校や会社の行き帰りなどによる「時間」や「場所」といった受け手のシチュエーションが分かり、それに合わせた内容を配信できる



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将来の展望


「グーパス」サービスの拡大を期待

野地氏は「ITのビジネスへの活用が、ようやく理解されてきた段階だと思います。またモバイルマーケティングは発展途上にあり、なかなか『これだ』というサービスの少ないのが現状です。そうした中でグーパスは新聞などに取り上げられていることから、注目度が高く、今後が期待できます」と「グーパス」の展望について語っています。

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お客様情報

お客様名: オムロン株式会社
所在地: 〒600-8530京都府京都市下京区塩小路通堀川東入
URL: http://www.omron.co.jp/
概要: あらゆる事象から必要な情報を的確に取り出し、新しい価値に換える「センシング&コントロール」というスローガンを掲げ、生産・製品・社会システムなど幅広い分野に先進のソリューションをもたらし続けています。制御機器、電子部品、金融・公共・交通ソリューション、健康機器・健康サービスなどさまざまな事業に取り組んでいます。

「グーパス」URL:
http://www.goopas.jp/
グーパスロゴ



定期券やICカードで改札を通ると携帯電話にメールが自動配信される情報コンテンツサービス。

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製品・技術情報

 ハードウェア:
IBM eServer pSeries 詳しくはこちら
IBM eServer xSeries 詳しくはこちら

 ソフトウェア:
WebSphere Application Server Enterprise Edition 詳しくはこちら
WebSphere MQ 詳しくはこちら
DB2 Universal Database 詳しくはこちら

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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
事例は特定のお客様での事例であり、全てのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、 eServer 、DB2、DB2 UDB、pSeries、WebSphereおよびxSeriesはIBM Corporationの商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
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