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浜松信用金庫

広域イーサネットでつなぐ、CRMとの連携可能なPCベースの金融営業店システム


掲載日 2004年8月5日

浜松信用金庫 事務センター

浜松信用金庫 事務センター
浜松信用金庫(以下、「はましん」)は、浜松市を中心とした静岡県西部地域に店舗と相談プラザを展開。1950年の設立より、地元に根ざした信金として順調に預金量も推移しています。「はましん」は1968年よりコンピューターを導入し、顧客管理、収益管理、融資稟議、営業店端末等のシステムを構築。その第5世代端末への移行にあたり、システムを総合的に見直すことにしました。
まずは、顧客情報を戦略的に活用するためにシステムインフラとして、広域イーサネットによるネットワークを構築し、営業店・事務センター・本部を大容量回線で結ぶことで、文字情報に加えてイメージ情報を伝送できる環境を整備。 さらに、営業店端末を一新して伝票イメージの取り込みや通達、各種規定、マニュアルなどのペーパーレス化を推進。リレーションシップ・バンキング機能強化の一環として、CRMを導入し顧客情報の一元管理を進めています。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 用語の説明

製品・技術情報

お客様ニーズ


事務処理の合理化には、まず、大容量情報を高速伝送するシステムインフラが不可欠

「今回の開発は現場重視で、コストよりも使いやすさと拡張性に力点を置いたものです。切実な課題として、10数年を経過した営業店端末は、保守サービスを特別延長で対応していたことや、オートキャッシャーが新紙幣に対応できないなど、早急な入れ替えが必要でした。また、事務処理の抜本的な合理化を進めるには、システムインフラとして、大容量情報を高速で伝送可能にするネットワークを構築する必要にも迫られていました。テラー端末も画面サイズが小さく、店頭セールスなどの情報照会時には紙に出力していましたから」と、浜松信用金庫システム部部長の高橋照氏は説明します。

こうした営業店現行業務の分析と、分析結果を踏まえた課題の明確化、改善策のコンサルティング、そのコンサルティング結果に基づいたソリューション提案、そして開発といった一連の流れを順調に運めることができたのは、1968年以来のおつきあいとなる日本IBMとの信頼関係がベースとなっています。前回営業店システムの開発担当が今回プロジェクトにも参加し、「はましん」の要望を充分に取り込んだシステム開発となりました。

浜松信用金庫 システム部電算第一課・課次長の入木利夫氏は、「今回の成功は、「はましん」のシステム部と事務管理部、日本IBMの3者が事前に充分に課題を共有できて、しかも、営業店現場の要望をシステム案件としてまとめきれたことが大きいですね」と、語ります。

こうした課題分析から、「今回は、当初から勘定系端末でありながらOA系業務を並行できること、しかもテンキー/マウスを使えることが条件でした。今まで、文書作成や通達検索などは別席のPCに移動して行い、離席するたびにその業務を終了して勘定系端末のある席に戻るという、非効率なものでした。それを、1台で、画面切り換えだけでできるようにしたかったわけです」とのこと。


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ソリューション

他サブシステムとの連動・拡張が可能な、柔軟性の高いオープンなシステムを短期に開発

「今回のプロジェクトがスタートしたのは2003年3月。12月中旬には総合テスト、2004年4月には予定通り1年で営業店への展開にこぎつけ、順調です。開発中は週1回の会議を開き、Lotus Notes® / Lotus Domino®上で課題を共有して即決したのも順調に進んだ理由です。大規模な開発は今回で3回目ですから、勘所もわかりますし。やはり、基幹システム、ネットワーク構築には安定と信頼が最優先されますから、日本IBMになりました」と、語るのは高橋部長です。

さらに、入木課次長は、「前回開発の営業店端末で画面をすでに開発していたため、今回はさらに短期間で開発できた」と付け加えます。「その中でも、顧客情報設定(CMF)画面の設計では、多岐にわたる個々の顧客条件に対応させたワークフロー制御に工夫しました。従来の割込照会に加えてナビゲーション機能を実現するなど、かなり、「はましん」の要望を聞いてもらいました」とのこと。
また、「IBM eServer ® BladeCenter™ の省スペース、拡張性には満足しています。BladeCenterは、営業店業務用に8枚、バックアップ用に2枚、残りの2枚は2次開発で予定している本部業務用に考えています」

2003年12月までに、営業店と本部、事務センターを結ぶ専用回線として、従来の150倍もの伝送能力を持つ広域イーサネットに切り換えが済んでおります。また、回線は2系統敷設し、災害時の自動バックアップも確保しました。

日本IBMのNFWS金融営業店ソリューションは、印鑑システム、OA系システム、為替システム、などをはじめ、情報系システムなど他サブシステムとの連動や拡張が可能な柔軟性の高いオープンなシステムとなっています。
システム構成図


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導入効果

勘定系端末でありながら、通達文書の検索や、OA業務が行えるメリットは大きい

取引伝票をOCR化してイメージ処理することにより、正確で効率的な事務処理を達成しています。 「従来は手入力していた口座番号や金額なども、テラーの入力内容とOCR認識結果とをチェックして画面上で確認できるため、口座の相違やオペレーションミスを防げます。印鑑照合画面は取引オペレーションと連動して表示され、印鑑位置の修正や印影拡大・縮小が必要な場合にはマウスでスムーズな操作ができます」と、高橋部長。
「処理速度は、高性能端末により、印字速度は実測で3倍となり、締め上げ時には各種取引情報の照会などを含めると従来の30分から10分に短縮しています。しかし、本来の狙いは、単なる時間短縮よりも、テラーのセールス支援を強化し、新入職員やパート、派遣社員などの早期戦力化だ」と語ります。

勘定処理専用だった端末がPCとしても利用できるため、Lotus NotesをはじめとするOA系アプリケーションの業務などが画面の切り換えだけで行え、通達・規定・事務取扱要領・還元帳票の検索・信用リスク関連のサブシステムとの連携も可能となっています。 また、入木課次長は、「センター集中サーバー方式による運用管理機能は便利です。IBM Directorを使うことにより障害を自動検知できるだけでなく、営業店からの問い合わせも居ながらにして当該端末の状況がわかりますから」と、メンテナビリティーの高さを評価します。

「最初はOCR処理で手順が変わったことによる戸惑いがありましたが、オペミスがその場でチェックされるようになり、切り換えた新営業店端末にテラーもすぐに馴れて、何の違和感もなく業務を行っている」といいます。


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将来の展望


NFWSソリューションによる新営業店端末で「はましん」営業戦略を推進

広域イーサネットによるネットワークや、今まで連動していなかったサブシステムを勘定系システムと統合させた統合データベースを構築し、PCベースの新営業店システムを導入した「はましん」。2次開発として計画に挙がっているのは、
「イメージ・データの取り込みによる後方事務の集中化と合理化を行い、端末と連動した印影登録、振込処理、融資電子稟議などを予定しています。また、ネットワーク関連では、本支店間の内線電話の通信費を削減するためにVoIP化して、広域イーサネットへの統合を計画しています」と、高橋部長。

「さらに、テラーや相談窓口で、勘定取引とCRMを連動させて、各種セールス情報を提供したり、顧客情報や案件情報、見込み情報、折衝履歴などをデータベース化して、本部/営業店での情報を共有化します」とのことで、総合的な新情報系システムへと構想は拡がります。


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お客様情報

お客様名: 浜松信用金庫
所在地: 〒430-0946静岡県浜松市元城町114-8
URL: http://www.hamamatsu-shinkin.jp/
概要: 1950年4月設立。浜松市を中心とした静岡県西部に店舗と相談プラザを展開。地域中小企業専門金融機関として、健全経営による存在感のある「はましん」をめざし、時代の変化に即応する人材の育成につとめている。

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用語の説明

広域イーサネット  
本来はLAN用として開発されたイーサネット技術を、遠隔地を結ぶWANに応用したネットワーク接続サービスの名称。IP-VPNと違ってIPパケットだけではなく、通常のイーサネットのようにさまざまなプロトコルで伝送できる。
テラー  
銀行・金融機関の窓口業務に携わる人のこと。
NFWS(Networked Finance Workstation)  
ユーザーへの素早い対応、チャネル・ミックスを視野に入れたマーケティング力強化、徹底したコスト削減といった、金融機関の競争力にかかわるバンキング・システム。最新テクノロジーを駆使した、日本IBMのPCベースの次世代金融営業店ソリューションのこと。

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製品・技術情報

 ハードウェア:
IBM eServer BladeCenter 詳しくはこちら

 ソフトウェア:
Lotus Notes / Lotus Domino 詳しくはこちら

 ソリューション:
金融ソリューション(銀行) 詳しくはこちら

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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、 eServer 、BladeCenter、Lotus、Lotus NotesおよびLotus DominoはIBM Corporationの商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
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