各社の機能を特化すると同時に、各社の業務領域の整合性を取るような組織に組みなおし、各機能がスムーズに連携できるようにしました。この際に重視したのが、MPDR機能という考え方。つまり、マーケティング・営業、生産、開発、研究という機能が同じレベルで意思疎通をし、全体を最適化できるような組織作りでした。
「MPDRは国内某大手製薬メーカーの戦略をうかがって参考にしたのですが、1社内での部門連携による最適化ではなく、3社がその社の枠を超えて最適化を目指したわけです。そのため、トップだけでなく、現場レベルでの全体最適化が実現できるような組織に、機能をきちんと定義し再編していきました。」(相原氏)
各分野がそれぞれの最新情報をアウトプットしながら、最適化に向け有機的に連携していくわけですが、MPDRというように、マーケティング・営業機能が最初に来ていることも重要でした。まず、顧客ありきの技術であること。トップレベルの技術力を持つ味の素KK医薬カンパニーだからこそ、忘れてはならない視点です。組織再編後の必要人数の具体的算出には、IBMの方法論の一つであるActivity Based Management手法を活用しました。