掲載日 2004年10月25日

株式会社オー・エンターテイメントは、“感動”をキーワードにスポーツクラブや 映画館、書籍・CDショップなどを展開する総合エンターテイメント企業です。
和歌山・大阪・奈良・三重の1府3県を舞台に、100億円の事業規模を誇る同社では、さらなる躍進を図るために新しい基幹業務システムの構築を決定。
「お客様ニーズを、迅速かつ確実に各店舗のサービスに反映させる」ためのシステムを実現させるために選ばれたのが、“先進のCPU、POWER5™が生み出すハイパフォーマンス”と“運用・保守を含めたコストパフォーマンスの高さ”を誇るIBM eServer ® i5(国内第1号機)でした。
(2004年10月1日 サービスイン)
お客様ニーズ

株式会社 オー・
エンターテイメント
代表取締役
専務取締役
営業本部長
大桑 友朗 氏
地域のお客様のニーズを把握し、さらなるサービスを提供するために
株式会社オー・エンターテイメントが新しい販売管理システムの導入を決定した理由は、“お客様サービスの充実”と“事業規模の拡大”にありました。
同社の代表取締役 専務取締役 営業本部長 大桑友朗氏は言います。
「弊社では書籍販売、ビデオ、CD、DVDのレンタルなどを行う『WAY』(39店舗)と、スポーツクラブ、ボウリングやシネマコンプレックスを擁する『ジスト』(7店舗)を展開しています。事業規模にして約100億円ですね。
この事業規模を2008年までに、300億円へと成長させることが、現在の目標となっています」
「現在使用している売り上げの集計や仕入れなどのシステムは、親会社である株式会社オークワのメインフレームを間借りして稼働させているのですが、お客様のデータ分析や販売強化のための分析が十分に行えていない状況があります。
そして、書籍・CD販売やシネマコンプレックスなど、部門ごとの顧客データなどを横断的に把握したいというニーズがありました」
データを効果的に分析することができれば、お客様のニーズをより正確に把握し、商品の仕入れなどに反映させることが容易になります。
「今まで各従業員の経験や勘に大きく依存していたことが、体系的に行えるようになれば便利ですからね。
新しい販売管理システムが必要だといっても、ただ単に集計した数値を出すだけの仕組みでは意味はありません。逆に、機能がいくら充実していても保守・運用にコストがかかりすぎれば、本業が圧迫されてしまいます。
必要なのは、ある程度のところで保守・運用コストが抑えられて、『確実に現場のためになる』システムでした」
そして、2004年5月。入念に検討された結果、選ばれたのが先進のCPU、POWER5を搭載したIBM eServer i5だったのです。
ソリューション

IBM eServer i5
運用・保守の容易さと、抜群のコストパフォーマンス
同社の新しい販売管理システムに、IBM eServer i5が採用されたポイントは、以下の6点でした。
- システム構築後の運用や、追加開発が容易であること
- 保守費用を含めたコストパフォーマンスの高さ
- POWER5搭載によるハイパフォーマンス
- 優れた拡張性
- 24時間営業の店舗を支えるに足る信頼性
- 担当者が以前AS/400®を導入していたときの評価
このうち、特に評価されていたのが「運用と追加開発の容易さ」、と「コストパフォーマンスの高さ」でした。
「簡単な研修を受けるだけで、システム構築後のカスタマイズも十分に行えるということは、非常に良いことだと認識しています。弊社のシステム担当者は今、IBMさんで研修を受けさせていただいる真っ最中ですよ(笑)。
やはり、運用・保守を外部に依頼するとなるとコストもかかりますから、社内の人員で対応できるかどうかは重要です」
「実際の業務では、帳票だけではなく、売り場の効率や営業時間別の動向など、『特定の指数や係数を見たい』という機会が本当に多いのです。これは簡単な計算で出てくる数字なのですが、システムの融通が利かなかったために、いちいち手動で計算していました。こうした“現場で欲しいデータ”を今後はすぐに取り出せるようにしたいですね。
今の話は一つの例ですが、(システムを長期に利用する上で)こうした“現場のニーズ”に、余計なコストをかけることなく、迅速に対応できることは大変価値があると思っています」
導入効果

シネマコンプレックス
「ジストシネマ」
2004年12月オープン、“24時間営業 巨大店舗”成功への布石
販売管理システムの開発は順調に進行したと、大桑氏は言います。
「今年10月1日の稼働開始に向けて、短期の強行スケジュールの中、IBMさんには非常によくしていただいたと感謝しています。
現場にいる弊社の担当者からも、一切、不満や不安、不具合などの報告は受けていません。
まだシステムは稼働したばかりで、今後何が起きるかは分からない部分もありますが、このまま順調にいくことを願うばかりです(笑)」
大桑氏がシステムの成功を笑顔で期待する裏には、業界でも珍しいほどの大型店舗のオープンを控えている事実がありました。
「実は今年の12月、和歌山市内に17,000坪の敷地を使った大型店舗をオープンさせる予定です。10のスクリーンを擁するシネマコンプレックスと、24時間営業の『WAY』とスーパー『オークワ』とが入っています。現在構築中である新システムの“効果”がはっきりと現れるのは、この店舗からでしょうね。
規模が大きいからこそ、従来以上のデータ分析を行って効率化を図らないといけませんし、当然、システムに対する期待も大きくなるわけです」
もちろん、従来店のサービス向上にも、新システムが貢献。ポイントサービスを提供する「OEカード」の導入など、新しいサービス展開も着実に進行しているそうです。
将来の展望

マルチパッケージ
ストア「WAY」
i5の可能性を生かして、さらなる活用を
「今後の展開としては、(i5をマルチプラットフォームとして)データベース活用などを進めていきたいと考えています」と大桑氏は言います。
「Linux® のグループウェアを使用したいという話もありますし、勘定系や人事系などのシステムも新しく構築していくことになるでしょう」
もちろん、今後、システム拡張について考えるには、新販売管理システムの効果と、事業拡大計画の見極めが重要となります。
「弊社は和歌山から、地域をつなげるように出店を重ねて、今、『大阪へも本格的に進出するぞ』という段階に来ています。将来的にはそれ以外のエリアにも手を広げていくことになるでしょう。
しかし、“感動”をキーワードに地域に密着してサービスを提供してきた弊社の方針に、今後も変わりはありません。
人が生活をしていく上で、スポーツを含めた文化的な娯楽は、欠かせないものですよね。やはり、衣食住だけでは満たされない心の満足というものがありますから。
映画館が一番分かりやすいのですが、映画を見終わったお客様が『楽しかった』と喜んでくださる姿は、私たちにとっても励みになっています」
「今回のシステムにしても、将来的なシステム拡張の話にしても、やはり『システムができました。決まった計算はキチンとできます』というだけでは意味がないですよね。
とにかく、品揃えの充実なり、サービスの徹底なり、実際にお客様の役に立って、はじめて評価できるものではないですか。
先ほどの話とも重なってしまうのですが、i5を使ったシステムには『必要に応じたカスタマイズが容易である』という点、そして『長く活用できるだけのパフォーマンス』、『運用・保守が容易であるために、必要以上のコストがかからない』ということで、非常に期待しています」
お客様情報
「商業を通じて地域社会に貢献する」理念をもって1959年に和歌山県に創立された株式会社オークワを母体とする、カルチャー / スポーツ / エンターテイメント分野の総合企業です。
会員制スポーツクラブの「ジストスポーツクラブ」に、書籍/ CD /ビデオ/ DVDなどさまざまなエンターテイメントコンテンツを取り扱うマルチパッケージストア「WAY」、シネマコンプレックスの「ジストシネマ」、「ジストボウル」などの多彩な事業展開により、地域とお客様に“より豊かな生活の提案”と“新鮮な情報の提供”を実践されています。
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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM、IBMロゴ、AS/400、 eServer 、iSeries、およびPOWER5はInternational Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
