掲載日 2004年11月24日

ウィナップトレーディング株式会社では、スロットマシーンを中心としたゲームサイト(2003年7月オープン)に、さらにエンターテイメント性を加えるためのリニューアルを実施。
“アバター・チャット”を利用したコミュニティーの確立や、「見ているだけでも楽しい」スロットマシーンの演出の再現、「ログインしているだけで楽しめる」世界観の演出など、さまざまな要素を実現し、ネットワーク上に充実のエンターテイメント空間を実現。
新たなビジネスを確立させるための第一歩を踏み出しています。
そして、この“エンターテイメント空間”を成立させるチャットやオンラインゲームに必要な「膨大な量の、細かいトランザクション処理」を支えているのが、IBM eServer ® xSeries®とIBM DB2® Universal Database™なのです。
お客様ニーズ

ウィナップトレーディ
ング株式会社
プロデューサー
永山 要 氏
膨大な量のコミュニケーションを処理するためのシステムを構築
さまざまなWebコンテンツ制作に携わってきたウィナップトレーディング株式会社では、蓄積してきたノウハウと人脈を活かして、2003年7月に、「コインを買って、スロットマシーンで遊ぶ」会員登録制のゲームサイトをオープン。
そして2004年8月。一周年を記念して、サイトをリニューアル。
ログインした会員は、“アバター”と呼ばれるキャラクターを自らの分身として、サイト上に設置された、仮想ゲームセンター内を自由に行動。ほかのユーザーとチャットによる会話も楽しめる仕組みを作ることで、エンターテイメント性を高めています。
サイトを運営するウィナップトレーディング株式会社 プロデューサー 永山要氏は言います。
「このサイトが目指しているのは、カジノではなくて、ごく普通のゲームセンターなんですよ。それも“リアルさ”にこだわりたかったんです。
アバターチャットを導入したのも、その一つです。『その場にいるような感覚』で遊んでもらうための仕掛けですね。
もちろん、スロットマシーンもバージョンアップしています。
——日本のスロットマシーンは、海外のカジノにあるものとは違い、非常に娯楽性が高いじゃないですか。ルールはシンプルで誰にでも遊べますし、液晶画面でキャラクターがアクションするなど演出も凝っていて、見ているだけでも結構楽しめますよね。その演出の面白さを再現することに注力しました」
さらに、“フラッシュによるコンテンツ作成を請け負った有限会社 ミレニアム・エンタテイメント コンテンツ・プロデューサー 村本周示氏は、このサイトについて次のように言います。
「エンターテイメント・サイトとして、チャットもアバターもゲームも、すべてにおいてここまでのクオリティを持ったサイトも少ないんじゃないかと自負しています。
このスロットマシーンも、スタンドアローンで動いているように見えますが、実は全部トランザクションで、サーバーに読みに来ているんですよ。一人のユーザーが一回スロットを回す間に、30回ぐらいサーバーとのやりとりが発生しています。
それに加えて、ゲーム中でもチャットが行えますから、もう細かいトランザクション処理がものすごい量で発生していますね」
無作為に交わされるユーザー同士の会話(チャット)。
そして、複雑なパターンを処理するためにサーバーへのアクセスを重ねるスロットマシーン。
——このWebコンテンツをスムーズに構築・運営するために選ばれたのが、IBM eServer xSeriesとIBM DB2 Universal Database(以下、DB2 UDB)だったのです。
ソリューション

ファイバーキャストジ
ャパン株式会社
ソリューションマネー
ジャー
上條 智 氏
求められたのは、「安心感」
今回のサイト・リニューアルにあたり、IBM eServer xSeriesとDB2 UDBの採用を進言したのが、システム開発に携わったファイバーキャストジャパン株式会社 ソリューションマネージャー 上條智氏でした。氏は、その理由を次のように説明します。
「今回のシステムにxSeriesとDB2 UDBを採用するように私が勧めた一番の理由は、『弊社の中で、今までずっと利用していた』ということですね。機能が優れていることもありますが、特に『他社製品と比較して決めた』ということではなかったです。
勝手の違う製品で無理をするより、自分たちの実績や自信を生かせるものを選択した方が有利ですから。
それにパフォーマンスも十分ありますから、例えば数千人のユーザーが同時にログインして、チャットとゲームを楽しんだとしても耐えられるだけのキャパはありますよ。まぁ、実際にそこまでの状況が発生していないので、あくまでの“見込み”ですが(笑)」
永山氏が言葉を続けます。
「前に他社のデータベースソフトを利用してシステムを組んだことがあるんですが、そのときは原因不明のトラブルが多くて。サポートに電話をしても、“ハードウェアやOSの責任”がありますからね。なかなか話がうまくいきませんでした。
今、xSeries 306と440、それにDB2 UDBを使っていますけれど、トラブルは全然ないですね。特に440はうちで稼働して1年以上になりますが、本当にトラブル知らずですよ」
こうした、「システムへの安心感」が、コンテンツを開発する上で、何よりも重要だったと村本氏は言います。
「私のところでスロットマシーン、アバターチャットなど、コンテンツのすべてを開発することに決まったのが、本当にギリギリになってからだったんです。もう、完成までは無理に無理を重ねました(笑)。
だから、私のところでは『強固なシステムがあって、太いインフラが整えられている』という前提に立たないと、作業ができなかったんです。時間のない中で、データのサイズを『あと数キロバイト削らないといけない』とか細かいことまでは気にしていられないですからね」
そして、サイト・リニューアルは完了。
3社共同による新しいビジネスは今、現実のものとして走り出しています。
導入効果

有限会社 ミレニアム
・エンタテイメント
コンテンツ・プロデュ
ーサー
村本 周示 氏
『リモート管理アダプター』により、分業もスムーズに
「IBM eServer xSeriesをシステムに採用した最大のメリットは何か、と考えると - 実は多くの人が“知らない”と思う機能があるんです。ほとんどの人は、この機能を使っていないんじゃないですか?
知っていて使われていないのか、それとも知られていないから使われていないのかは、私よりもIBMさんの方が詳しいと思いますけども(笑)」
IBM eServer xSeriesを導入したメリットについて、永山氏がそう語る機能 - それが「IBM リモート管理アダプター」です。
この機能を活用することで、遠隔地からサーバーの電源のON / OFF、そしてリスタートまで行えるのです。
それは、システムを担当するファイバーキャストジャパン株式会社と、サーバーを保持するウィナップトレーディング株式会社との間に横たわる距離をなくし、“オンデマンドな開発体制”を実現する上でかなりの効果を発揮したといいます。
「ビデオ信号を利用しているんですよね、この機能が。だからMicrosoft® Windows® Serverが起動していなくても遠隔操作ができるわけです。これはすごい便利ですよ。
開発を進めていく中で、深夜でも休日でも、ウィナップさんの都合を考えることなく、直接、遠慮なく作業が進められるわけですから(笑)」(上條氏)
「リモート操作の自由度が高い分、認証などが複雑になっていますし、そもそも作業を行うクライアントPCに必要なアプリケーションが揃っている必要もあります。ですから、セキュリティーに関しても安心して活用していました」(永山氏)
また、DB2 UDBについても、「満足している」と口を揃えます。
「DB2 UDBも、順調に動いています。これで後は、バックアップを作成する場所を自由に選べるようになると完璧かも知れないですね」(永山氏)
「そのほか、機能としては - 実はうちの中で使っているDB2 UDBが、この間V8.2にバージョンアップしたんです。さらに軽快になった感がありますね。
ウィナップさんのシステムに使用している方は、まだバージョンアップはこれからなんですけれど(微笑)」(上條氏)
将来の展望

ウィナップトレーディ
ング株式会社
マシンルーム
“誰もが楽しめるエンターテイメント”を目指して
サイトのリニューアルが完成したといっても、まだまだビジネス・プランのすべてが完了したわけではありません。
12月中旬にオープンが予定されているネットワーク参加型ゲーム(バカラ、ルーレットなど)をはじめ、準備を進めているプランがいくつもあるといいます。
「正直、リニューアル前は『違法なカジノサイトなんじゃないですか?』という抗議や質問のメールが、結構届いていました。
しかし、今回のリニューアルによって、そうしたメールは一切届かなくなりました。まずはこれが一番の成果ですね。やはり、サイト全体のデザイン変更や、アバターチャット導入によるコミュニティー作り、ゲーム性の強化などを行ったことで、エンターテイメント・サイトとして素直に認識されるようになったのだと理解しています。
今まで1年以上このサイトを続けてきて登録会員数もそれなりに増えてきましたが、ビジネスとしては本当に『これから始まる』という感じです」(永山氏)
「今、スロットマシーンの新台はもちろん、ポーカーやブラックジャックなどのテーブルゲームなども準備を進めています。テーマは確かに“カジノ”なんですが、サイト自体は“ゲームセンター内のメダルコーナー”という位置付けです。
遊ぶためのコインは有料なのですが、入会時に無料配布するコインもありますので、まったく無料でも楽しんでもらえるようにはなっています」(永山氏)
「リニューアル前はスタンドアローンのスロットマシーンをダウンロードして、まったく一人で遊ぶだけだったのですが、今はチャットも導入されていますから、遊び方はガラッと変わっています。
例えば、初心者の方がほかのお客様に『どうやって遊べばいいの?』と質問して、積極的に遊んでいただいている光景も見られましたし。個人的にも面白いものになってきたと思います」(上條氏)
「サイト内のバーチャルな空間には、それぞれ世界観を持たせています。現在は『ファラオ』、『マカオ』、『ラスベガス』という三つのステージがオープンしているのですが、このステージ数も今後はドンドン増えていきます。
このステージの上を自分のアバターで散歩して、会員同士チャットを楽しむだけでも十分に楽しめると思いますよ」(村本氏)
本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
本事例中に登場するゲームサイトの運営について、IBMは一切関与していません。また、本事例は、IBMがそのサイトの推奨・保証をしていることを意味するものではありません。
IBM、IBMロゴ、DB2、DB2 Universal Database、eServer およびxSeriesはInternational Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標です。
Microsoft、WindowsはMicrosoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
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