2000年、同社は契約者向けのWebシステムをサービスイン。このシステムは、従来から導入していたオープンメインフレームのIBM® ® zSeries®(以下 zSeries)上でミドルウェアのWebSphere® Application Server for z/OS®(以下 WAS for z/OS)を稼働させています。これは「既存業務ロジック(COBOL)を活用して、Webで24時間、いつでもお客様にサービスを提供するために、信頼できるプラットフォームを選択したい」というのが大きな理由でした。
ソニー生命保険では、2000年に、Webを利用して、お客様が契約内容を照会できるシステムを構築しました。システム構成は、メインフレーム上にWAS for z/OSを採用。その理由を、河村氏は以下のように述べています。
「既存プログラム資産の再利用と基盤の信頼性を重視しました。信頼性では、分散系でメインフレームの信頼性を実現させるには、二重化による多額の投資が必要で、運用人件費の観点からも、使い慣れたメインフレームで運用を行いたかったのです」
といった特徴が挙げられます。WAS for z/OSの並列シスプレックスとほぼ同等の環境は、IA/UNIXサーバーでもWAS ND(WebSphere Application Server Network Deployment)を利用して実現できますが、「当社で試算してみたところ、既にzSeriesを保有している場合は、WAS for z/OSの構成のほうが、コスト面で有利な結果が得られました」と話しています。