日本情報通信株式会社Rational とWebSphereでワークフロー管理システムを自社開発、 複数システム間のデータ連携を実現して二重入力を廃止する 掲載日 2005年6月23日
IBM製ツールを使用して自社開発 将来性を考えてWebSphereを導入 まず、複雑なビジネスプロセスを視覚化するモデリング・ツールとしてWebSphere® Business Integration Modeler(WBI Modeler)を使用しました。このWBI Modelerと連携してRational Rose® XDE Developerを使い、UMLモデリングからJava™コードの雛型を生成、さらに、WebSphere Studio Application Developer(WSAD)で細かなコーディングを行いました。 また、開発プロセス全体を効率化するため、Rational Unified Process®(RUP)も採用することにしました。 開発側からみた場合、「これらIBMの開発ツールには作る楽しみがあり、スタッフのモチベーションを上げることができました」と武下氏は話します。 「今回はまず社内の現行業務を分析することから始めました。MDA(*)に基き、UMLを用いて業務フローの可視化、ユースケースの抽出等を行いました。その結果を抽象化し、業務フローの複雑性を低減化することにより、WBIのメリットを更に生かすことが出来たと考えています」(同社EA推進室第2グループ 五十嵐伸太郎氏) 他社製品と比較してIBM製品の優位性は仕様変更、プロセス変更に耐えうる柔軟性にあったと柳川氏は話します。「今回のシステムはフロント営業の部分となるのですが、バックエンドの基幹部分との連携も考えないといけません。いわゆるEAI(*)が必要となります。そこで、数社の製品から比較検討させていただきました。そのとき、このソリューションは何年経っても使えないといけない、という将来性を考えて、WebSphereの導入を選択したのです」 こうして、WebSphere Business Integration Server(WBI Server)を基盤に、データ間を連携するアダプターとしてWebSphere Business Integration Adapters(WBI Adapters)、WebアプリケーションサーバーとしてWebSphere Application Server(WAS)の導入が決定されました。
ソリューションのノウハウを蓄積 若手開発技術者のスキル向上も達成 すでにペーパーレス化が導入されていたため、新システムへの移行はスムーズに進められました。「営業支援の事務費などを20~30%コスト削減できるだろうという期待値はあります。しかし、サービスインをしたばかりであり、具体的な定性効果としては出てきていません。ただ、この新システムで、ソリューションのノウハウを蓄積できたと考えています」(柳川氏) 今回のシステム開発にあたって「新技術を身につけた若手開発技術者の育成」という企業命題もありましたが、それも達成することができました。「28のワークフローを作り上げたのですが、技術者のスキルは確実に上がりました。また、開発手法としては、WSADとXDEの開発ツールを中心に行いました。WSADを使える技術者は多いのですが、モデリングからできる技術者はまだ少数です。しかし、将来的にはそれが主流となるだろうと考えてチャレンジしたのです」(武下氏)
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