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お客様導入事例
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株式会社紀伊國屋書店
出版社向け売上情報サービス「PubLine」を支えるIBM Red Brick Warehouse
掲載日 2006年3月13日
新宿本店をはじめ、全国主要都市に店舗を構える株式会社紀伊國屋書店(以下、紀伊國屋書店)では、PubLine(パブライン)というサービスを提供しています。これはPOSレジのデータを元に、紀伊國屋書店全店での書籍の売り上げを見ることができるシステム(1契約あたり基本料月額10万円が課金されます)です。もともとは社内向けに、発注や在庫管理のためのデータベースとして利用していたものを、出版社などにWebを通じて公開するようになったものです。出版社にとっては、販売データを分析することでいち早く増刷の手配を行ったり、また広告代理店などでは購入者の性別や年代などのデータを分析することで、マーケティングの材料としても使われています。また店頭でお客様からの問い合わせに対応するほか、各店舗の在庫状況が同社のオンラインブックサービスKinokuniya BookWebに反映されるなど、そのデータはさまざまな形で利用されています。
従来のPubLineのシステムはメインフレームによる運用でしたが、2001年に株式会社ビーコン ITのすすめにより、IBM Red Brick® Warehouseを使ったシステムへと移行、その後データ量の増加に伴ってサーバーを拡張しながら現在に至っています。
メインフレームからRed Brick Warehouseへとシステムを移行することにより、膨大なデータと多くのトランザクションをストレスなく処理できるシステムへと変化。サービス利用者にとっては、使いやすいWebベースのインタフェースでレスポンスもより快適に、最新データを知ることのできるサービスとなっています。
お客様ニーズ
ソリューション
導入効果
将来の展望
お客様情報
ビジネス・パートナー
製品・技術情報
お客様ニーズ
株式会社紀伊國屋書店
情報システム部
設計一課 課長
藤井 裕之氏
大量のトランザクションを効率よく
更新・バックアップできるシステム
「PubLineで提供しているデータの特徴として、一つには非常にデータ件数が多いということがあげられます。現在取り扱っているアイテム数は、和書だけで約110万件。これだけでも膨大な数になります。加えて洋書が約23万件。最近はDVD等も取り扱っているため、それらのデータも約18万件あります。また98年からは、個々のアイテムに対しての細かなデータも記録しています。約8年分のデータが蓄積されており、容量で言うと400GB程度になります。蓄積するデータはPOSの売上データ、仕入データ、返品データ、入出庫データとそれらを各店で週別・月別に集計したデータです。当初は一日に一回、閉店後にデータを集約していました。しかし店頭などから、お客様からの問い合わせに対応するため、よりリアルタイムの情報が知りたいとのニーズがあり、現在のシステムへの移行後は、5分に一度POSのデータを集約する形に変わっています。データアップ時に送られてくるデータは2000から3000件。アクセス数も考慮すると、処理するデータ量は膨大になります」と語るのは、同社 情報システム部 設計一課 課長 藤井裕之氏です。
PubLineではシステムが構築された当時からのデータを、加工しないオリジナルデータの状態で蓄積し続けています。そのため、そのデータは膨大な量に上っており、メインフレームベースの運用ではやがてデータの蓄積が不可能となることは予測できました。加えて大量のトランザクションを効率よく処理できることも、重要視されていました。
「PubLineを利用いただいている出版社は約250社ほどですが、同時接続が可能なIDを数十ID発行している出版社もあるので、かなりのアクセスがあります。また店頭で在庫をお問い合わせいただいた場合の回答などにも利用しているため、社内からのアクセスもあります。もともとアクセスが多いところに加えて、月曜日の朝にアクセスが集中するという状況もあります。土日は本の動きが多いため、いち早く動きを知りたい営業サイドの方が、週明けにアクセスされるためです。
また社内でもK-noteというシステムで、同じデータベースを検索しているため、こちらからのアクセスもあります。検索するデータも、より最新の情報とするため、可能な限りリアルタイムなものに近づけたいという希望もありました」と、同社の店売総本部 店売推進部 店舗システム課 課長 山崎賢司氏は語ります。
大容量のデータを蓄積でき、大量のトランザクションを効率よくさばけるデータベース。PubLineに求められているこうした機能を実現するために、新たなシステムの移行が検討されました。
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ソリューション
大容量データを高速に処理できる
スピードを重視したシステムへ
ここでIBM Red Brick Warehouseが選択されました。Red Brick Warehouseは非常にシンプルで管理や保守の手間がかからないデータベース・エンジンです。データベース・ウェアハウジング専用に設計されているため、データベースを処理する上での遅延がなく、スピーディな処理が可能となっている点が特徴です。
「当時、POSのデータをメインフレームに登録するには、かなりの時間がかかっていました。そのため大量データを扱うには、そのままのシステムでは非常に厳しいという問題が上がっていました。同様の事態を避けるため、スピードという点では十分な検証を行いました」(藤井氏)
POSから上がってくるデータを、加工せずにそのままの状態で大量に処理するには、Red Brick Warehouseのソリューションが最適であったということです。
また、将来的に増大していくデータベースの運用を考慮した上でも、より快適に利用できるシステムにという点でも、Red Brick Warehouseへの移行は非常に効果的と判断されました。
PubLineトップページ
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導入効果
株式会社紀伊國屋書店
店売総本部 店売推進部
店舗システム課 課長
山崎 賢司氏
大量のデータを効率よく処理
待たせないレスポンスのよさ
新システム導入後、特にPubLineを利用している、出版社側のメリットは大きいものがあります。Webベースになったことで操作性が非常に良くなり、使いやすさが格段に向上しています。またデータをスピーディに、かつシステムを停止させることなく更新できるため、データの更新頻度が格段にアップ。日に一回から5分おきに行うことが可能となり、より最新の情報をリアルタイムに知ることができるようになった点も、利用者からは喜ばれています。
「データのメンテナンスについても、システムを運用しながらミラーリング的にデータを更新できる点がとても便利です。5分に一度のPOSからのデータアップもバージョニングの機能を使って可能なのも、サービス提供側としては嬉しいところです。処理自体も数十秒で終わるので、非常に助かっています」(藤井氏)
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将来の展望
24時間止まらず、より複雑な検索も
可能なシステムを目指したい
「データ分析という点では、生かしきれていない部分もあるので、そうした利用面を検討していきたいと思っています。またデータに対して、より自由な検索がしたいという要望もあります。現在は書籍全体でのトップセラーなどを、日別、月別などで見ることはできますが、書籍名による検索はできません。条件検索ができるのは出版社単位までになっています。これは条件検索を行った場合、対象となる元データが膨大なため、処理に非常に負荷がかかるためです。これを例えば『A』という語と『B』という語の両方が含まれている本を検索し、その売上情報を見るといったことが可能になれば、より絞り込んだデータを簡単に見ることができるようになり、出版社側にとっては、次に刊行する書籍の企画などで参考になるのではないかと考えています」(藤井氏)
また現在のサービス提供時間は、8時から24時までで夜間はメンテナンスのためサービスを停止していますが、海外の拠点や出版社サイドからは、24時間サービスを利用したいという要望もあります。BookWebのデータも取り込み、ネットでの受注傾向と合わせたデータが見られるようにとの展開も検討しており、今後の展開が期待されます。
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お客様情報
お客様名:
株式会社紀伊國屋書店
所在地:
〒150-8513 東京都渋谷区東3丁目13番11号
URL:
http://www.kinokuniya.co.jp/
概要:
1927年の創業以来、和書を始め、洋書の取り扱いなども多く、「他店になくとも紀伊國屋書店に行けばある」と言われるほどの品揃えで、顧客の要望にこたえ続けてきた老舗書店です。全国主要都市に58店舗、66カ所のブックセンターがあるほか、海外にも店舗を展開。またオンラインブックサービスの先駆けである「Kinokuniya BookWeb」など、幅広い事業を行っています。
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ビジネス・パートナー
法人名:
株式会社ビーコンIT
URL:
http://www.beacon-it.co.jp/
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製品・技術情報
ソフトウェア:
IBM Red Brick Warehouse
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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM、IBMロゴ、Red Brick WarehouseはIBM Corporationの商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
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