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アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
IBM Cloudscapeの採用により、保険料照会システムの統合・一本化を短期間に実現

掲載日 2006年11月2日
アフラックは、1974年の創業以来、「がん保険」を中心に「医療保険」、「介護保険」などの保険商品を通じて病気と闘う人々やそのご家族を支えてきました。2003年には個人保険分野において業界第1位の保有契約件数を達成し、2006年3月までナンバー・ワンの座を守り続けています※。この間、契約者との接点を強化すべく、アソシエイツ(保険販売代理店)の育成・支援にも大きな力を注いできました。
同社の全アソシエイツが使用するモバイルPC端末に実装された保険料照会システムにより、訪問先などでの保険料の照会や見積が可能になりました。従来は、アーキテクチャーの問題から販売チャネル別に複数のシステムが構築され、メンテナンスのコストも大きな負担でした。
そこで、株式会社日本総研ソリューションズ(以下、JRI-SOL社)が開発を担当し、Java™アプリケーションに統一、2006年3月に統合版保険料照会システムがリリースされました。このシステムにJavaベースのリレーショナル・データベース管理システム(以下、RDBMS)、IBM Cloudscape™(以下、Cloudscape)を採用、データベースの一本化が実現しました。JRI-SOL社からもCloudscapeは複数アーキテクチャーにおけるDB統一のソリューションとして、今後も期待できる製品と評価されています。
多くの業界で情報セキュリティー対策の強化が進んだことなどにより、訪問先でオンラインの通信環境を確保することが難しくなる中、最新の保険料データを各端末に格納することによって、いつでもどこでも、オフラインで保険料照会や見積が可能になりました。新しい保険料照会システムは、リリースと同時に広く活用され、お客様へのサービス品質の向上やスピードアップに貢献しています。
※個人保険・個人年金保険の合計。平成15-18年版「インシュアランス生命保険統計号」より |





どんな環境でも動く、使いやすい保険料照会システムの実現を目指す
アフラックをはじめとする有力外資系生命保険会社の参入によって、業界内の競争は激しさを増し、複数の保険会社の商品を取り扱う「乗り合い」代理店も多数存在しています。その中でアフラックは、インターネットからアクセス可能な支援サービス「AANET」を通じたさまざまな情報提供や、お客様の目の前でモバイルPCに必要な情報を入力して申込みを完了できる「e-App」などのシステムを提供して、アソシエイツの営業活動を支援しています。これらのシステムは、1年365日24時間のサービス提供、手続きのわかりやすさや使いやすさの点で、従来から定評がありました。
一方で、長い間にわたりさまざまなアソシエイツ支援策が構築されてきたため、お客様との最初の接点である保険料照会業務については、オンラインベースのシステムに加え、アソシエイツのチャネル別など、複数のシステムが混在していました。それぞれが別のユーザーインターフェースを備え、細部の手続きにも異なる面があるため、システムのメンテナンスにも重複が発生し、一本化が求められていました。また、通信環境の多様化や、お客様サイドで情報セキュリティー管理が強化されたことなどを背景として、多様なPCを利用しながら、オフラインで利用できるシステムへのニーズも高まっていました。2004年12月、複数の保険料照会システムの統合・一本化に向けた検討がスタートしました。
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コスト、作業性、多様な環境との親和性、すべてに有利な Cloudscapeを採用
新しい保険料照会システムを検討する過程で、最も活発な議論があったのは、それぞれのアソシエイツが訪問先などで利用する、5,000台以上ものモバイルPC上でどのようなRDBMSを採用するかという点でした。保険料照会業務を支援するツールは、従来からアソシエイツに対して無償で提供されてきたので、システムの統合・一本化を理由に有償化することは困難です。また、現状のモバイルPCは、ハード、ソフトの両面で多様な環境が存在しているため、一気にそれを統一することも現実的ではありません。
それらの条件を考えたとき、コストの低さ、Javaベースであるという多様な動作環境との親和性、PCへの負荷、開発の容易性など、さまざまな面で有力なRDBMS基盤として候補に上ったのが Cloudscapeでした。「社内には、既存の電子申込みシステムで採用されているRDBMSベンダーの商品で統一すべきとの声もありましたが、詳細な検討の結果、実装時のライセンス料、開発期間、開発コストのいずれも、 Cloudscapeが有利との結論に達しました」と語るのは、検討の中心となったアフラック第二システム開発部ネットITグループ副主任 高橋信行氏です。
RDBMSの選定を終え、具体的な開発に着手したのは、2005年7月のことでした。短い開発期間で新しい保険料照会システムをリリースするため、開発チームは既存のシステムで利用頻度の高い機能を調査し、機能を厳選して開発ターゲットを絞っていきました。アソシエイツとの情報共有の機会にプロトタイプの画面を提供して、使いやすさを改善するための意見も収集し、「画面を見るだけで使い方がわかる」ことを目標に、ユーザビリティーを高めることができました。

多彩な利用環境に向け、エンドユーザーへのサポートを充実
2006年3月、新しい保険料照会システムが完成しました。従来、オンラインで提供されていたWeb経由の保険料照会業務の画面や操作手続きも新しいシステムに一本化されました。全体では10,000名を超えるアソシエイツのスタッフが利用するシステムが一度に刷新されたのです。クライアント・アプリケーションに完全に埋め込んだJavaベースのデータベース・ソリューションを柔軟に提供できる、Cloudscapeの特性が十分に発揮されました。
「画面を見るだけでわかる」すぐれた操作性が実現されたため、保険料照会の操作に関する問い合わせはほぼ皆無でした。その代わり、多様なPC環境下で新システムを動作させるための、インストール準備やJavaを使うための環境整備などに関する問い合わせは多数寄せられました。アソシエイツ向けとしてははじめて提供されるJavaベースのツールであるため、新たなサポートデスクが高橋氏のグループに設置されています。


オフラインツールの将来性を見据え、環境に応じて最適なツールを提供
保険料試算の基になるデータは、新しい保険商品が登場するごとに、更新が必要になります。通常、年に3〜4回の頻度で行われる更新作業は、Webベースの配信基盤を通じて、各アソシエイツの端末にダウンロードされます。保険料率変更など、全面的な保険料データの改変が行われる場合は、新システムへの移行時と同様に、オフラインメディアの配布とインストール作業を実施することを想定しています。
「社内には、すべてのアソシエイツ支援ツールをWeb経由のオンラインで提供すべきだという意見もあります」と高橋氏は言います。「アソシエイツの営業スタッフが出先で利用することを考えると、通信環境が不十分でオンラインツールが使えないケースにも対応しなければなりません。それに、今回実現したように独立性の高いツールを用意できれば、どんな環境でも使えるツールを必要に応じて提供することができます」オフラインツールの合理性について、高橋氏はこのように説明してくれました。
今後は、保険料データの配信基盤整備や、従来のオンラインツールの更改など、アソシエイツ支援システムの全体を見通して、お客様へのサービスの向上につながるシステムへの発展が期待されています。新しい保険料照会システムは、そのための起爆剤として働いていくことでしょう。 |


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事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM、IBMロゴ、CloudscapeはIBM Corporationの商標。 JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴはSun Microsystems,Inc.の米国およびその他の国における商標。 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
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