掲載日 2006年10月13日

東京家政学院大学
町田キャンパス東京家政学院は、関東大震災が起こった大正12(1923)年に、「家政研究所」として創立され、今年で創立83年を迎える、伝統ある学院です。
創立以来、知識と技術を兼ね備え、これらを正しく使いこなす徳性を備えた女性を育てることを建学の精神として掲げ、現在は大学と短期大学を合わせ、4学部12学科から構成されています。
大学2学部・大学院の学生約2,500名が学ぶ町田キャンパスは、新しい学生の街、八王子に隣接し、緑あふれる近代的なキャンパスで、学びに学生生活に理想的な環境です。
この東京家政学院大学で、今年5月より、IntelliStation®41台のマルチメディアクラスルームが稼動しています。導入された経緯を、情報処理センターのご担当者に伺いました。
お客様ニーズ

IntelliStationが41台
設置されている教室
東京家政学院大学・短期大学では、PCクラスルームとして4教室を管理しています。そのうち、3教室は主に基礎科目を中心とした、コンピューターリテラシー教育用として使用しています。それぞれ約60台の教室です。残る1教室が、マルチメディア特化型の教室で、そのクラスルームシステムが今年度、リプレースとなりました。
各社から見積もりを取り、学内の選定委員会でスペックの比較一覧表を作り、評価・検討しました。その結果、一番評価が高く、大学の要求仕様に近かったのが、IBMのIntelliStationだったそうです。
今回は、いわゆるワークステーションモデルのIntelliStationの提案だったのですが、CADや、3次元コンピューターグラフィックスのソフトを使用する上で、力のあるプロセッサーが欲しかったということもありましたので、値段だけでなく費用対性能で比較して、採用を決めました。
また、グラフィックボードとCGのソフトとの相性があるのですが、グラフィックボードの構成が、要求仕様にかなり近かったことも決め手となりました。
結果的に、今回、初めてIBM製品のクラスルームを導入することになりました。
ソリューション

MIDI音源に使用す
る、音楽用キーボード
が常時接続。
IntelliStationの上に
水平に設置され
ているのがフィルム
スキャナー。
このクラスルームは、「マルチメディア特化型クラスルーム」の名の通り、一般的なワープロソフトなどのほか、アパレル用3次元CAD、建築・内装・インテリア用CAD、動画編集ソフト、3Dモデリングソフト、音楽作成ソフト等が導入され、授業や実習に利用されています。
また、スキャナーと音楽用MIDIキーボードが常時接続されています。
これらのソフトが導入された、IntelliStationを使用し、下記のような授業内容を計画しているとのことです。
- 「デジタルデザイン論」大学人文学部工芸文化学科 2年次
コンピューターグラフィックスの基礎理論や基本原理を理解することを目的とする。 - 「マンガ・アニメーション基礎演習」大学人文学部文化情報学科 2年次
アニメーションの基本原理を理解し、アニメーションを用いて情報の表現、伝達することを目的とする。 - 「Webデザイン演習」大学人文学部文化情報学科 3年次
実践的にWebサイトを制作しながらコミュニケーションツールとしてもWebを理解することを目的とする。 - 「情報検索」大学人文学部文化情報学科 3年次
パッケージメディアの利用方法、学内LANを利用したオンラインデータベースの利用方法、WWWにおける情報検索方法についての理解と利用方法を体系的に習得することを目的とする。 - 「マルチメディア演習I」大学人文学部文化情報学科 3年次
音声・音楽のデジタル処理について学習する。 - 「ビジネス統計」大学人文学部文化情報学科 2年次
人口統計データを用いた将来人口の推計において必要になるデータの収集・分析・結果のまとめ方について基礎的な事柄を学ぶ。 - 「CADワークショップB」大学人文学部工芸文化学科 3年次
プロダクトデザインのための3次元造形の基礎を学ぶ。 - 「アパレル生産実習」大学家政学部家政学科 3年次
アパレル製品のシステム化された生産工程を分析し、工業用衣料パターンの製作法などの基礎的な知識と技術を学ぶ。
上記授業以外にも各課題、卒業研究・制作等でも学生に基本的に毎日、利用開放しています。
導入効果
クラスルーム以外に、IntelliStationは専用大型プリンターへの出力にも利用されていました。
これは、ポスターサイズのロールペーパーや布地等にも印刷できる、特殊な大型プリンターで、このプリンターで出力した成果物で、学生の評価をしたりしているそうです。
「学生にとっては、障害やストレスがなくスムーズにソフトが使えることが一番だと思います。
後期の授業より本格的に使い出しますので、今後1年くらいかけて、じっくり性能など検証していきたいと思います」とご担当者の方は話してくれました。
将来の展望

IntelliStationに接続
された大型プリンター
さらに、ご担当者の方は次のように語ってくれました。「女子大で、IntelliStationのクラスルームを導入するのは珍しいのではないかと思います。ハイエンド3次元コンピューターグラフィックスソフトウェアを何十台も入れていますし、DBと連動する、アパレルCADも潤沢に入れています」
「このように、他の家政系大学に決して引けを取らない恵まれた環境を用意していると自負しています。アパレル実習を通して、実社会でも即戦力となるスキルが身につくでしょう」
「昔ながらの裁縫のお針子のような基礎はもちろん必要ですが、現在主流になっている、オートメーション化した、コンピューターを使ったデザインができるような技術を身につけることで、現代にマッチした教育効果を上げることができると思っています」
そして、「特に、大手のアパレルメーカーの場合、業務の中でCADソフトを使ってデザインをしていますので、将来就職の際にも役に立ってくるはずです」と期待を込めて話してくれました。
本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM、IBMロゴ、IntelliStationはInternational Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
