三菱総研DCS株式会社ビジネスグリッド技術を用いたWebアプリケーション環境の仮想化により、サーバーの高信頼性、継続性・柔軟性を実証 掲載日 2006年12月8日
WebSphere Extended Deploymentの採用により、Web アプリケーション環境を仮想化 DCSでは、日本IBMなどのITベンダーの協力を得て、ビジネスグリッドの実証実験を行うことに決定。正確な実験結果を得るために、あるお客様の了解の下、運用中の複数のWeb用アプリケーションを対象に実データによる実験を行うことにしました。お客様としても、利用者の急増などでデータ流量が倍以上に増えることが予想されることから、その解決策の一つとしてビジネスグリッドの可能性に期待され、快く実験に協力していただけました。 実験に当たっては、グリッドコンピューティングに求められる高い処理能力や、優れたスケーラビリティーと信頼性を備えたIBM eServer xSeries® 336をサーバーとして採用。DCS本社内に8台を設置し、OS(基本ソフトウェア)のLinux®、データベースのDB2®、ビジネスグリッドを実現するWebSphere® Extended Deploymentのすべてを64ビットで稼働させました。 WebSphere Extended Deploymentにより仮想化されたアプリケーションサーバー環境では、アプリケーションは動的に配置され、サーバー資源の有効活用と全体最適化、および管理の単純化が実現します。クライアントからのリクエストは、各サーバーの能力や現在の負荷状況に応じて、適切なサーバーに送られます。WebSphere Extended Deploymentは、リクエストに応じて各サーバーで処理を分担する区分化(パーティショニング)機能や、高機能なオブジェクトキャッシングなどの機能を提供し、データベースへのアクセス集中によるパフォーマンスの低下を回避します。また、ポリシーに基づいてサーバーの非正常状態を感知し、対処するオートノミック機能も備えています。 お客様のシステム運用を実際に担当していたのがシステム推進第二部です。部長の清水 敬太郎氏は、お客様が抱えていた課題を次のように語ります。 「お客様のWebアプリケーションは、社内の業務/一般ユーザーがイントラネットからアクセスするだけではなく、多くの特定/一般ユーザーがインターネット経由で情報提供を受ける仕組みになっていました。現状のシステム・パフォーマンスにはご満足をいただいているものの、利用者の急増が見込まれる中で、データの流量が倍以上に増えることが予想されていたことから、新たなソリューションを求めていたのです。もちろんサーバーの増強などによって解決する方法もありますが、コスト増大は免れません。そこで選択肢の一つとしてビジネスグリッドの可能性も探ってみたいと考え、お客様に実証実験への協力をお願いし、そこで得られる最新システムの運用ノウハウは、なんらかの形で還元させていたただくということで、ご理解をいただいたのです」
「Webアプリケーションサーバー特有の課題を解決するにはさまざまなアプローチがあるでしょうが、将来への展開が望めるという点でビジネスグリッドはとても魅力的でした。技術的にも新しいことにチャレンジできますし、今後のお客様へのご提案に際しても、ビジネスグリッド技術を用いることでDCSならではの独自性を出せるのではないかと考えました」
仮想化されたWebアプリケーション環境の実用性を、さまざまな実験を通じて多面的に検証 実証実験では、主に以下の四つの検証を行い、サービスレベルを確保しながら、資源を有効利用し、保守・管理を効率化できることを確認しました。
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