株式会社島根銀行顧客情報自由検索システムの更改を通じて、開発・保守の技術基盤を自ら蓄積 掲載日 2006年12月1日
柔軟性に富んだAlphabloxの採用により、 「かゆい所に手が届く」自由検索を実現 顧客情報自由検索システムの更改プロジェクトがスタートした2005年4月から現在まで、開発・運用・保守の全般について実質的な統括役を務められたのは、島根銀行業務管理グループ次長 齋藤茂氏です。齋藤氏は、はじめに「旧システムの顧客情報データベースが新システムでも利用できること、新しい金融商品の営業に役立つようデータベースを拡充できるようにすること、できるだけ多くの行員が活用できるよう、端末として利用できるPCを増やすこと、営業現場のニーズに合わせ柔軟でシンプルな検索機能を提供すること」などの開発目標を定めました。また、旧システムで懸案となっていた情報セキュリティー確保の面では、財団法人金融情報システムセンター(FISC)のガイドラインに準拠したログ管理と使用者認証を組み込むことで、エンドユーザーに負荷を与えることなく安全な管理・運用を実現することを目指しました。
新システムの要件定義や仕様検討を進めていく上では、島根銀行業務企画グループ副長 小糠純氏が開発チームのリーダーシップをとりました。「最初に行ったことは、全店を対象にした旧システムに対するアンケート調査でした。従来の検索システムの操作性、使用記録の記入などの煩雑さ、営業現場の業務に必要な資料の内容など、さまざまな項目について広く行内の要望を調査しました」と小糠氏は語ってくれました。
このような検索業務の設計において、とりわけ優れた特長を示したのが、柔軟な分析を少ない開発工数で実現できるAlphabloxです。分析結果をMicrosoft® Excelのファイル形式で自在にエクスポートできることに加え、Alphablox自体が分析結果をグラフ表示できることから、統計的な資料が直感的にわかりやすくなり、営業店のユーザーにも好評を得ています。「旧システムに比べると、かゆい所に手が届くようなツールです」と小糠氏は言います。
システム開発部隊が全員Javaを使いこなし、 全体の技術力と開発効率を大幅に向上 島根銀行は、ホスト・システムの運用管理をIBMデータ・センターにアウトソーシングするとともに、システム開発・運用・保守については、日本アイ・ビー・エム共同ソリューション・サービス株式会社(以下、日本アイ・ビー・エム共同ソリューション・サービス)にスタッフを出向させ、アウトソーシングしています。顧客情報自由検索システムの更改プロジェクトでは、日本アイ・ビー・エム共同ソリューション・サービスで業務に就いているスタッフを対象に、Alphabloxの活用法やJava™プログラミングなどの技術力を強化し、できる限り自分たちの手で開発・運用・保守を行うことが当初からの課題でした。 新システムでは、エンドユーザーが使う検索機能の多くが、各行員のPCにインストールされているブラウザー(Microsoft Internet Explorer)で動作するJavaアプリケーションの形で提供されます。「Webテクノロジーを利用した本格的な開発プロジェクトは、日本アイ・ビー・エム共同ソリューション・サービスでも初めてのことでした」と語るのは、日本アイ・ビー・エム共同ソリューション・サービス島根システム部システムズ・エンジニア 谷本俊治氏です。「Alpabloxでは、多くの分析機能がパッケージ化されて提供されるため、ゼロから開発するよりもはるかに扱いやすく、生産性を高めてくれます」と谷本氏は強調します。
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