掲載日 2006年12月26日

エクサ本社
(ソリッドスクエア東館)株式会社エクサ(以下:エクサ)は大規模プロジェクトで培ったノウハウと、日本アイ・ビー・エムから吸収した先端的技術力を融合した統合型ソリューションを提供するシステム・インテグレーターです。
大手製造業の経営統合に伴う統合システムの構築を手がけた経験を活かし、そのノウハウを使って数々のITソリューション、先進技術、パッケージを活用したITサービスの提供を積極的に行っており、お客様の企業変革や業績向上に貢献出来るよう、日々前向きに取り組んでいます。
お客様ニーズ

株式会社エクサ
福山システム開発部
技術推進チーム
SYSOPグループ
リーダー
桐原英樹 氏
「グローバルの時代において益々激しくなる競争社会の企業変革のニーズに迅速に対応する為、お客様のビジネス目標に合わせたスピーディーで、かつ的確な支援を提供することが必須です」と株式会社エクサ 福山システム開発部 技術推進チーム SYSOPグループリーダーの桐原英樹氏は言います。
「エクサでは、企業変革におけるITの重要性が認識されている中、複雑化するシステムの運用管理を簡素化したいとのお客様からの強いリクエストをいただいております。システムの自律度を成熟させることにより、業務システムの継続性向上を実現するだけでなく、運用管理を簡素化するというお客様のリクエストに答えるため、私共は常に先進技術に取り組んでいます。そこで、今回はIBMのオートノミック技術のひとつである、問題判別技術を検証し、今後のビジネスに活用できることを確認しました」
ソリューション
エクサでは、従来よりTivoli®製品をシステムの運用監視の際に使用していました。しかし、最近の環境に合わせて、分散系とホスト系の複雑なWebシステムを維持するために、この運用監視に加え、より効率的な問題判別の仕組みが必要となってきました。
問題の特定の際に分散系、ホスト系、両方のスキルを持った人材を常に用意しておくのは困難な状態です。そのため、分散系やホスト系などプラットフォームのスキルに依存しない問題判別の仕組みの構築が急務となりました。
今回、エクサが選択したソリューションはオートノミック技術のひとつである、問題判別技術でした。たとえば、IBM Generic Log Adapter(GLA)テクノロジーは、製品固有のログ・フォーマットをコモン・ベース・イベント(CBE)フォーマットに自動的に変換します。CBEフォーマットとはOASISによって採択されたWeb Service Distributed Management(WSDM:Webサービス分散管理)イベントフォーマットをIBMが実装したものです。自動変換されたログは、IBM Log and Trace Analyzer(LTA)テクノロジーにインポートされます。
たとえば、タイムスタンプでコリレーションすることにより、プラットフォーム・スキルに依存することなく切り分けが完了し、問題判別の時間を大幅に短縮することが可能になりました。LTAは、管理者が障害の正確な原因を突き止める上で非常に使いやすいメニューを装備しています。
導入効果
この問題判別ツールの導入により、エクサでは、システムをより効率的に管理できるようになったと実感しています。
「ホストシステムと分散系サーバーの複雑な環境においてのシステム障害発生時の問題判別の迅速化が実績値として確認できました。判別時間が最大で50%も短縮されたこととプラットフォーム・スキルに依存しない問題判別のプロセスの確立によりトレーニングに要する時間も大幅に削減でき、より戦略的な仕事にITスタッフを従事させることができるようになりました。潜在的な問題を早期に検知することも可能となりました」と桐原氏は語ります。
将来の展望
エクサでは、現在、このソリューションを汎用化しお客様への幅広い横展開を計画しています。さらに、今回評価した共通ログとIBMの新しいオートノミック・コンピューティング技術の一つであるシンプトン(症状)を活用したより高度な問題判別の仕組みの構築を計画しています。これにより、より自律度の高い運用管理システム実現を目指します。
用語の説明
- オートノミック・コンピューティング
IBMオートノミック・コンピューティングは、オープン・スタンダードに基づき、オートノミック技術と製品の開発および普及を促進することを目指しており、各標準化団体、ビジネスパートナー、お客様、大学、および業界リーダーとも協力して推進しています。 - シンプトン(症状)
管理対象リソースに関して、想定される問題、あるいは状況を示す、知識(ナレッジ)の一形態。管理エンドポイントを介して管理対象リソースから収集された詳細情報を、関連付けて分析可能としたもの。
本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM,IBMロゴ,TivoliはInternational Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれの各社の商標。
