株式会社ぷららネットワークスIBMの仮想化技術でサーバーを統合し、新しいWeb CGIを構築、運用管理費や消費電力量など、年間総コストも大幅に削減 掲載日 2007年1月17日
サーバー仮想化という先進技術へ積極果敢に挑戦、最大40区画まで拡張可能なp5-550Qを導入 ぷららネットワークスにとって、仮想化によるサーバー統合は初体験。ネットワーク管理部でも、仮想サーバー技術のノウハウの蓄積があまりなく、当初はかなり戸惑いもあったといいます。 「世の中に仮想化のニーズがあり、仮想サーバーも出回っていて、もしかしたら我々のサービスも物理的なサーバーではなく論理的なサーバーで提供できたら、運用管理の効率がよくなり、スペースも節約できるのではと推測する程度で、最初は半信半疑のところがありました。IBMの営業や技術の方の話を伺って、p5-550Qはハードウェアのしくみとして仮想化技術が組み込まれていて、検証した結果、p5-550Qの仮想化であれば置き換えて十分なパフォーマンスが得られることが分かりました。他社製品はソフトウェアで仮想環境を作るというのがほとんどですが、パフォーマンスの点でIBMの仮想化技術には秀でたものがありました。我々が求めている置き換えに値するスペックが唯一得られたということで、p5-550Qの導入を決めました」(安達氏) 同社ネットワーク管理部 島田 明氏は「仮想化に関しては右も左も分からない状態でしたが、仮想化で物理的な制約からサーバーが解放された点に大きなメリットを感じています。IBMと一緒に取り組めたことも大変助かりました。IBMの協力がなければ、新しいCGIシステムは構築できなかったのではないでしょうか」と話しています。 こうしたことに加え、安達氏が強調するのは、ぷららネットワークスの新技術への積極的な取り組み。「我々の会社は社員200名弱で、規模は小さいのですが、大きな会社を含めて他社との競争に打ち勝っていくためには、より先進的な技術を積極的に取り入れながら、他社がまだ手がけていない領域にいち早く踏み込んでいかなければなりません。こうすることで常に半歩先を行き、他社にはない機能やサービスを、より早く提供していきたい。ここに我々の存在理由もあります。仮想化技術への挑戦やp5-550Qの導入は、このような姿勢の表れともいえます」 今回導入されたp5-550Qは1台に最大40個までの論理区画を設定することができます。現時点で、ぷららネットワークスでは2台のp5-550Qを導入。それぞれに5個以上の論理区画を設定して稼働させています。また、Virtual I/Oサーバーにより外部接続されたストレージ・システムを仮想的なディスク資源として各論理区画へ割り当てることで、ディスク領域の平準化も図ることができ、効率よくディスク領域が使えるようになっています。
Web CGIシステムの年間総コストを約45%も削減、サーバーの総消費電力は約80%削減 p5-550Qのサービスインは2006年11月。導入までのテスト・検証で得られたデータに基づいて算出すると、今回のサーバー統合による新システム移行により、今後Web CGIシステムの年間総コストは、約45%も削減できる計算となります。 「データセンターのスペースが節約でき運用費用もかなり抑えることができます。サーバー台数の大幅削減、それに伴うソフトウェア・ライセンスやメンテナンスにかかる費用も削減でき、システムの年間総コストは約45%も削減できる見込みです。サーバーには発熱がつきものですが、2台に集約できるので、それも抑えられ、電力量もかなり削減できます。従来と比較してサーバーの総消費電力は約80%削減できそうです。それと、リソースの分配という観点でのメリットも大きいですね。ある論理区画の負荷が増大しても、余裕のある区画からシステム資源を自動的に再配置してもらえる。これは定量的に表すことのできないメリットですが、見えない部分での効果の差は大きく、運用の効率に関しては今後あきらかになってくることだと思います」(安達氏)消費電力量に関しては、地域環境の観点からも削減が求められていますが、今回の大幅な電力量削減はこうした動きにも貢献できるのでは、と同氏は話しています。 当然ながら、上級レベルのユーザーにも、より安定した動作環境を提供できるようになり、「これまで、長時間サービスが止まるというケースがなかったわけではないですが、System p5の高い信頼性でそうした障害も起きにくくなると期待しています」(安達氏) また、今回のp5-550Qで特長的なことはOSにSUSE LINUX Enterprise Server 9 for POWERを採用し、サーバー統合を行っていること。ぷららネットワークスでは、従来IA/Linux上でシステムを構築してきましたが、Linuxのスキルを活用しながらSystem p5のメリットも享受することが可能となっています。 「Linuxのカーネルがバージョンアップして2.6になりましたので、より安定感が出てきたと思います。さらにPOWERプロセッサー上で2.6を稼働させるメリットは大きいですね。基幹業務システムのほうにも、もっとLinuxを活用できたらとも考えています」(島田氏)
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