エーザイ株式会社System z9/Java専用プロセッサーを活用し、短期間でTCOを削減 掲載日 2007年5月30日
Java専用プロセッサーの活用で ソフトウェアライセンス料金を削減 今回のシステムではコスト削減効果を上げるため、Java™ 専用プロセッサーSystem z™ Application Assist Processor(以下、zAAP)の活用が提案されました。zAAPで処理をするのは営業担当者向けの実消化(病医院など医療機関への納入実績)アプリケーションで、エーザイにおける日々の営業情報を把握するための重要なシステムです。 「zAAPを使うことで、汎用CPU(以下、CP)の数を減らせば、ランニングコストの削減につながります。また、それまでJavaが使用していたリソースを他に振り向けられるため、ユーザーへのレスポンス向上にもつながると考えました」(同社 システム企画部 課長 佐藤 清博氏) System z9に搭載されたzAAPを活用することで、それまでCPが行っていた処理のうち、Javaで書かれたプログラムをzAAPが処理します。zAAPの利用によりCPの処理負荷を軽減できること、またSystem z9自体のCP処理能力も上がっていることから、CPの数を従来の3個から1個へ集約することができました。また、ソフトウェアの料金体系も、CPでの使用量に応じて課金するWorkload License Charges(WLC)に変更しました。この結果、CPに課金されていたソフトウェア料金を抑制できました。
少ないシステム変更負荷で移行完了 ランニングコスト削減に加え、バッチ処理時間も大幅に短縮 「System z9導入により、ソフトウェアライセンス料金が、月額で10パーセント程度削減できました。CPの集約により保守費用等についても削減の効果がありました。システム移行時のコストで最も大きな割合を占めるテスト費用に関しては、前回のサーバー統合時にz/OS® 1.6へ対応させていたため、今回はOSの入れ替えをせずに済み、大幅に抑えることができました。これにより、初期投資のコストを年度内に回収できました」と、佐藤氏は語ります。 新システムへの移行は、わずか3カ月という短期間で完了することができました。システムを利用するエンドユーザーに意識させずに移行を行うことができたのは、4年前に行った統合の成果と言えます。アプリケーションを変更することなく、最新のテクノロジーのメリットを享受できるSystem zのアーキテクチャーを、佐藤氏は高く評価しています。 今回のシステム導入は、株式会社インテージが担当しました。同社テクノロジー本部 情報ネットワーク部 マネージャー 佐々木 均氏、同社テクノロジー本部 情報ネットワーク部 鹿野 博幸氏は、ランニングコストの削減効果に加え、バッチ処理時間の短縮に予想以上の効果があったと語ります。 「zAAPの導入でCP処理能力に余裕ができた分、より大きなCPパワーをバッチ処理に利用できるようになりました。これにより、日次や月次の売り上げデータ処理速度が、30パーセントから40パーセント向上しています」(鹿野氏) 「特に時間を要する月次処理もバッチ処理の向上により、公開を早めることができるようになりました」(佐々木氏)
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||