掲載日 2007年3月28日

株式会社インテージ
オフィス株式会社インテージ(以下、インテージ)は、1960年の創業以来、国内マーケティングリサーチのパイオニアとして発展を続け、国内1位、世界11位(2006年米国マーケティング協会調べ)の地位を確立しました。現在は、マーケティングリサーチとシステムソリューションの両面からインテリジェンスを提供する「インテリジェンス・プロバイダー」として、多方面のお客様に対して、経営戦略・マーケティング課題に独自のソリューション・サービスを提供しています。
2005年11月、本社を秋葉原に移転したことを機に、「知の共創空間」をコンセプトに、すべてのフロアでフリーアドレスシステムを採用した新たなワークスタイル「I-Style」を実現しました。その基盤には、長年にわたって同社に蓄積されてきた、IBM Lotus Notes®/Domino®を徹底的に使いこなすノウハウと経験がありました。
お客様ニーズ

株式会社インテージ
テクノロジー本部
情報ネットワーク部
グループリーダー
清水 俊文 氏
定性情報の共有を重視して、早くからIBM Lotus Notes/Domino導入による社内コミュニケーションインフラを確立
インテージがIBM Lotus Notes/Dominoを導入し、千数百名の従業員が一斉に利用を開始したのは、1999年12月のことでした。それまで、同社では自社開発したグループウェアとメールシステムによって従業員間の情報共有に取り組んできましたが、2000年問題への対策の一環として、当時からグループウェアのグローバルスタンダードであったLotus Notes/Dominoの採用を決定したのです。
「当時は一般的な情報システムの世界でも勘定系から情報系へのシフトが話題になっていましたが、マーケティングリサーチを本業とする当社は早くから、定量的な情報だけでなく、定性情報の共有によるインテリジェンス創出を重視していました」と語るのは、テクノロジー本部 情報ネットワーク部 グループリーダーの清水 俊文 氏です。
以前から、日々の業務に不可欠なツールとしてメールや掲示板を使いこなしてきた同社では、Lotus Notes/Dominoに対しても、その使い勝手やパフォーマンスについて現場の高い要求がありました。Lotus Notes/Dominoの導入から半年後、インテージグループ全体のITインフラの維持・運営と、業務におけるIT活用の企画推進を任務として、情報ネットワーク部が組織されました。Lotus Notes/Dominoの社内教育と現場サポートを強化することに加え、システムの安定化につれて現場から寄せられるさまざまな要望に応えるために、Lotus Notesアプリケーションを独自に開発する仕事が徐々に増えていきました。
ソリューション

株式会社インテージ
テクノロジー本部
情報ネットワーク部
シニアマネージャー
(インテージグルー
プ・ファシリティ
マネージャー)
高橋 喜憲 氏
本社移転を機に、「知の共創」を目指す
新たなワークスタイルを確立
2005年11月、インテージは秋葉原への本社移転を機に、グループ全体の高速なWAN(Wide Area Network)を構築するとともに、国内全オフィスで無線および有線のLAN環境を整備、すべてのPCを暗号化して強力なセキュリティー対策を講じた上で、本社ビル全フロアでフリーアドレスシステムを導入しました。これにより、本社ビル内では、いつでも、どこでも、誰とでも、Face to Faceのコミュニケーションが図れ、プロジェクトの進捗に応じて座席レイアウトを自在に変更できる環境が整いました。この環境によって創造力を育み、社会との共生を実現する新たなワークスタイルは、「I-Style」と名付けられました。
また、IBM Lotus Sametime®の導入によって、各従業員のPCから全従業員の在席確認ができるようになるとともに、チャット機能を活用して、部署やプロジェクトチームの壁を越えて、専門知識や経験を持つ従業員の知恵を結集できるようになりました。
「チャット機能の導入に対して、従業員を遊ばせるのではないかという疑問の声もあったことは事実です。けれども、実際に利用を始めると、チャットの記録がそのまま打ち合わせの議事録のように役立つことなど、我々の仕事には欠かせないツールであることがわかってきました。さらに、Lotus Sametimeの在席管理機能によって、全従業員が社内のどこのエリアにいても、即座に連絡を取れるようになったことが、I-Styleの実現を支えています」と、テクノロジー本部 情報ネットワーク部 シニアマネージャー(インテージグループ・ファシリティマネージャー) 高橋 喜憲 氏は語ります。
導入効果

画面イメージ
数々のLotus Notesアプリケーションが、
知的生産性の向上を支える
「I-Style」に見られるインテージグループの先進的なワークスタイルを支えているのが、同社情報ネットワーク部が独自に開発を進めてきた数々のLotus Notesアプリケーションです。プロジェクトごとの販売管理システムもLotus Notesアプリケーションとして開発されました。さらに、失敗からも学ぶことができるよう、プロジェクトにおける多様な是正処置をデータベース化したシステム、出先から社内のどこに連絡を入れても自分宛のメッセージを確認できる伝言データベース、全従業員の行動予定や居場所を確認するスケジュール公開システム、伝票の起票がリアルタイムに会計実績に反映される電子伝票システムなどが、従業員の創造性と生産性を同時に高めるために活用されています。
これらのLotus Notesアプリケーション群は、いまも、日々進化を続けています。「いろいろな事業系の現場から、『こんなものが欲しい』という要望が情報ネットワーク部に寄せられます。すぐにプロトタイプを作って現場のフィードバックを求めることができるため、Lotus Notes/Dominoはスパイラル型のシステム開発に適しています」と語るのは、テクノロジー本部 情報ネットワーク部 宗像 敏志 氏です。
インテージグループのように、インテリジェンス創出によって業務の価値が左右される業種においては、既成のパッケージ・ソフトウェアをそのまま利用することが難しいケースが珍しくありません。自社における大切な価値を高めるためにアプリケーションの独自開発が必要になる場合、開発ツールとしてLotus Notes/Dominoの持つ柔軟性と即時性が大きな武器となります。
将来の展望

株式会社インテージ
テクノロジー本部
情報ネットワーク部
宗像 敏志 氏
全社ポータルシステムの再構築に向け、
開発プラットフォームの進化に期待
企業のITインフラが急速に進歩と変化を続けている中で、インテージグループにおいても、既存のさまざまな独自システムをWebサービスとして提供できるようにすることが課題となっています。「Lotus Notesアプリケーションも、Webサービスも、いろいろなソフトが一つの環境下でシームレスに使えるようになることが必要です。その実現に向けて、より大きな技術的サポートをIBMには期待しています」と、清水氏は語ります。
また、高橋氏も、「もっと手軽に情報共有を進めるには、グループウェア自体も、そのコンテンツも、軽量化が課題です。この解決策をIBMと一緒に考えていきたい」と期待をふくらませています。メールやグループウェアの活用が、従業員の知的生産のスタイルを大きく変えてきたインテージグループにあって、情報ネットワーク部の役目はこれまで以上に大きくなっていきます。
お客様情報
1960年に創業された株式会社インテージは、総合マーケティング情報サービスの充実と、先進的なIT技術のマーケティングリサーチへの応用を通じて、数多くの企業にマーケティング活動とビジネスプロセス最適化を一体化して支援するソリューションを提供してきました。グループ各社が保有する、業界や分野に特化したマーケティングリサーチやシステムソリューションの機能を相互に有機的に活用し、“Team INTAGE”としての総合的でユニークな情報サービスを実現しています。
本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM、IBMロゴ、Lotus、Lotus Notes、Lotus Domino、Sametimeは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
