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株式会社ネットプライスインキュベーション

リレーショナルとXMLをシームレスに扱えるハイブリッドDBのDB2 9を使い、ビジネスの成長に合わせて多種多様な属性のデータを柔軟に扱うシステムを構築


掲載日 2007年3月30日

株式会社ネットプライスインキュベーション(以下、ネットプライスインキュベーション)は、商品の利用者によるレビュー、意見、体験談、使用感などを集めたポータルサイトmonopedia(モノペディア)の運用を2006年12月より開始しました。
monopediaでは、商品や会員に関するさまざまな属性のデータをXMLデータとし、他のマスタデータとともにDB2® 9のpureXML™機能を使って管理しています。pureXMLは、DB2 9に搭載されたXMLサポートをサポートする機能で、これまでのRDBによるXMLサポートは異なり、XMLデータを最適に格納・処理するよう設計されています。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 製品・技術情報

お客様ニーズ


今井 剛氏

株式会社ネットプライスインキュベーション
monopedia事業部
今井 剛氏


ビジネスの成長を見越してデータを保持する仕組み作りの難しさ

monopediaでは、PC本体、AV機器、インテリア家具、ダイエット食品、キッチン用品など、さまざまな商品に対する利用者のレビューを見ることができます。
「レビューサイトを構築しようと思ったとき、そもそも商品データがなければレビューを書けないだろうと考えました。例えば、ノート型PCとボールペンのスペックを示す属性が大きく異なるように、商品データはさまざまな属性によってスペックが表現されます。また、商品データは、きちんと仕分けられたデータです。このようなデータを保持するためには、どんなデータの格納方式を採用すべきかを検討しなければなりません。まず、リレーショナルデータベースの利用が考えられます。しかし、扱うデータは、属性が定型的でなく、どのような属性が追加されるか予想できません。単純にテキストデータ(CLOB)として格納してしまうと、柔軟にデータを利用しにくくなるので、折角のデータを生かしきれなくなる可能性があります。また、別の方法として、商品データをその属性に応じてリレーショナルデータに収めるやり方もあります。しかし、その作業は手間や時間のかかるもので、何よりも、データ項目の追加・削除・変更に対して柔軟に対応できません」と、ネットプライスインキュベーション monopedia事業部の今井剛氏は、将来の試みを考慮しながら多種多様なデータを収めることの難しさを話されます。
実際にmonopediaの開発は、ユーザーのレビューサイトの利用法を想定しながら行いますが、その想定に疑問が生じるたびに、データベースのテーブル設計からシステムの実装までの作業をやり直す日々が続きました。また、サイト構築後にも、レビューを書くために必要なデータやレビューから得られるデータは、変化していくように思えました。「考えついたことをリレーショナルデータベースで実現しようとすると、再考しなければならないことが多岐にわたります。流動的に変化するビジネスの成長に合わせてシステムを拡張できるようにしたいのですが、そのデータの格納場所を先の先まで見越して考えることはなかなか難しいことです」(今井氏)

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ソリューション

システム図

システム図

XMLタグを使うことで柔軟性に富んだデータベースを確保

このようなときに今井氏は、タグを使ってデータを格納するXMLの構造を、リレーショナルデータベースでのテーブルの列の代わりに利用できるのではないかと考えました。これによって、ノート型PCやボールペンといったスペックが大きく異なる商品データを、その属性をXMLのタグで表現して「商品」という一つのXMLデータにして、データベース上に格納するのです。XMLの構造を生かすことで、リレーショナルデータベースのテーブルスキーマに思い悩むことなくシステムを開発でき、monopediaに最適なデータベースが作れると、今井氏は思いました。
早速、今井氏は、リレーショナルデータベースとXMLデータベースをシームレスに扱うことのできるDB2 9の説明を受け、採用を決定しました。「リリース予定直前でしたが、この時点でDB2 9を採用しておけば、将来ユーザーの要求に合わせてmonopediaがどのような形に成長し変化しても、データベースのテーブル設計や開発には問題が生じないと判断しました」(今井氏)

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導入効果

リレーショナルとXMLのハイブリッドデータベースの特長を生かして短期間で運用を開始

DB2 9の採用決定から3週間という短期間で、monopediaは予定どおり運用を開始しました。「リレーショナルデータベースとXMLデータベースの機能をともに提供できるDB2 9を活用することによりmonopediaでは、リレーショナルデータベースの長所を生かしながら、商品データや会員データ、レビューデータをXMLデータとして保存しています。このような構造を採ったことで、新たな属性の追加はXMLのタグを追加するだけの作業になっています」(今井氏)
今井氏が話されるように、monopediaでは、リレーショナルとXMLをシームレスに扱うことができるDB2 9の特長が生かされています。monopediaでは機能ごとにテーブルを用意し、データの識別コード、入力日時、変更日時など、あらかじめ決まる基本データは、RDB列に収められます。これに対して、商品データや会員データといったシステム上で入力され、将来のビジネス展開や拡張によって属性が追加される可能性があるものは、XMLデータとしてXML列に収められます。DB2 9のpureXMLなら、XMLデータの変更にも容易に対応できます。このような方法を採用することで、それまでの経験を生かしながら開発作業の内容が直観的でわかりやすいものになっています。
また、グループ会社の一つである株式会社ネットプライス(以下、ネットプライス)でDB2 Universal Database™ V8がすでに採用されていたため、そこでのノウハウをmonopediaの開発や運用に生かすこともできました。「実際のサーバーメンテナンスや普段のバックアップ作業は、ネットプライスでのDB2保守担当者が行っていますが、DB2 9であるからといって特別に意識することは何もありませんでした」(今井氏)


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将来の展望


浜田 祐介氏

株式会社ネットプライスインキュベーション
monopedia事業部 事業統括
浜田 祐介氏


DB2 9を中心に、ユーザーがよい商品を購入できるためのシステム作りを展開

「monopediaでは、ユーザーがよい商品を買うことを手伝う形でビジネスしていきたいと考えています。それは、例えば商品の改善部分をメーカーにフィードバックしたり、レビューの結果を元にメーカーと共同開発することかもしれません。また、商品レビューを集め、それを区分けして他のECサイトに提供することもできればよいと思っています」と、ネットプライスインキュベーション monopedia事業部 事業統括の浜田祐介氏は、monopediaの将来展開を話されます。
また、今井氏は次のように話されます。「monopediaでは、商品を販売する側の方々が、その商品データをmonopediaに提供できる仕組みも作りたいと考えています。商品データを用意していただき、ユーザーが書いたレビューデータと関係づけることで、商品を販売する方々にもメリットが生まれると思います。これによって、インターネットを介してユーザーが安心して商品を購入できる仕組みになるのではないかと思っています。そして、このようなシステムの中心には、DB2 9が位置していてくれなければなりません。monopediaにはDB2 9が絶対に必要です」

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お客様情報

お客様名: 株式会社ネットプライスインキュベーション
所在地: 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-18 恵比寿東急ビル3F
URL: http://www.netprice.co.jp/
概要: 株式会社ネットプライスインキュベーションは、株式会社ネットプライス ドットコムのグループ会社として、インターネットによる流通サービスでの新たな事業を創造し育成しています。

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製品・技術情報

 ソフトウェア:
DB2 9 詳しくはこちら
pureXML機能 詳しくはこちら

 サービス:
monopedia 詳しくはこちら

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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、DB2、DB2 Universal Database、pureXMLはIBM Corporationの商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
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