本文へジャンプ


お客様導入事例 > 

日本ケミコン株式会社

XMLデータベースもリレーショナル・データベースも扱えるDB2 9で需給バランスをコントロール、工場間のコミュニケーションも活発に


掲載日 2007年5月14日

製品イメージ

製品イメージ
日本ケミコン株式会社(以下、日本ケミコン)は、電子機器・電化製品に欠かせない部品であるアルミ電解コンデンサや各種のコンデンサを製造しているトップメーカーです。
日本ケミコンでは、国内外の工場の生産能力や在庫情報のコントロールのために、XMLを活用したソリューションを導入。各工場での受注状況や稼働状況を見ながら、適切な生産調整ができるシステムを構築しました。
このデータベースに、IBM DB2® 9が採用されています。これまで利用されてきたリレーショナル・データベースに加え、XMLデータベースも利用できる、ハイブリッド環境に対応したDB2 9を活用することで、各工場の生産状況やラインの空き状況を可視化。在庫ロスの削減が実現しただけでなく、工場間のコミュニケーションも活発になり、新しい物流のラインができるなど、波及効果も生まれています。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 製品・技術情報

お客様ニーズ


鈴木則孝氏

日本ケミコン株式会社
情報システム部
1グループ 専門マネージャー
鈴木則孝氏


商品ピークを外さず、グローバルに
需給バランスを管理したい


国内だけでなく海外にも複数の生産拠点を保有している日本ケミコンでは、現在、海外の販売比率が60パーセントを超えています。そのためグローバルに需給バランスをコントロールする必要に迫られていたと、情報システム部 1グループ 専門マネージャーの鈴木則孝氏は語ります。
「需給バランスのコントロールには、お客様の需要に合わせた生産体制を構築する必要があります。そのためには、それぞれの工場の生産状況を把握し、納期に合わせた生産のコントロールを行うことにより、不要不急な在庫を出さないということが望まれています。製品が売れるピークを逃さずに製造し、必要とされているところへ供給するための情報を可視化するための仕組みの構築が必要でした」

上に戻る

ソリューション

画面イメージ

画面イメージ

xfyとDB2 9を活用し、XMLデータベースを構築

日本ケミコンではこうした状況を改善するため、いくつかの方法を試みました。
「情報システム部門が先導して、データ・ウェアハウスを使ったり、Microsoft® Excelでまとめたデータを共有できるようにしてみましたが、いずれも二次加工、三次加工された情報になってしまうことが問題でした。データをまとめる人や見る人によって、解釈が変わってしまうことがあったのです。またどんなツールを使うにしても、日本国内だけでなく、海外の工場でも使えないと意味がありません。そのため、直感的に利用できるインターフェースも求められていました」(鈴木氏)
いくつかのシステムにチャレンジしたあと、相談した株式会社アドス(以下、アドス)から提案されたのが、XMLを活用したソリューションでした。
ジャストシステム株式会社のxfy Enterprise Solution を活用し、XML形式のデータベースを読み込んでWeb画面に表示することで、エンドユーザーにとって、使いやすく分かりやすい情報提供が可能になります。データの利用には、リレーショナル・データベースとXML データベースの両方が扱えることからDB2 9が選ばれました。これにより既存の基幹システムのリレーショナル・データベースを活用しながら、XMLデータベースで情報提供するという形が実現しました。
「製品データや在庫量を見るのであれば、既存のリレーショナル・データベースを使えばいいのですが、ビューアーが問題でした。ビューアーで見せる部分については、データの見せ方によって情報の属性を変える必要があり、これにはXMLのほうが優れています。DB2 9を使うことで、ユーザーが意識しなくてもリレーショナル・データベースとXMLデータベースの両方を使える環境が構築できます。課題として、大量のトランザクション・データを処理するための時間が問題となりましたが、IBMでテスト環境を借りてじっくり検証することで、不安な点や疑問を解消することができました。IBM東京イノベーションセンターのエンジニアの方が、細かな点まで親身になって教えてくださり、サポート体制に感銘を受けました。XMLの事例が世の中にまだ少ないこともあり、非常に助かりました」(株式会社アドス 取締役 プロフェッショナルサービス部長 伊藤 満氏)
アドスでは、コンサルティングから1週間でWeb画面のプロトタイプを作成しました。インターフェースを確認しながら仕様変更や要件追加を行い、より直感的に操作できるβ版が1カ月半で完成。8月のコンサルティング開始から10月にサービスインという、スピード導入でした。

上に戻る

導入効果

オープン・スタンダードに対応したシステムで、
製品のトレンドを押さえ、細かなオーダーも見渡せる


導入後、効果はすぐに表れました。
当初はまず国内のみで展開するつもりだったのですが、画面を見た他の拠点からも入れてほしいとの要望があり、現在では海外拠点へもクライアントの導入を進めています。
全社的に使用するシステムを導入した場合、ヘルプデスクなどのサポート体制が必要になることもありますが、今回の導入ではそれもまったく必要なかったと、鈴木氏は言います。
また、以前は工場間の生産調整に、需要状況の確認やラインの状況を入手してからの作業となっていましたが、常に新しい情報を見ながら議論できるため、リアルタイムで検討できるように変わってきています。
「現場では細かな単位での情報を必要としますが、経営陣からは製品のトレンドがふかんできるものが欲しいといわれていました。利用者に合わせて、必要な情報を利用した表示等も簡単に行えることからこの点もクリアした情報提供が可能となりました」
利用部門では、さまざまな使い方を行っており、予期されていなかった使い方も生まれ、これもまた効果を上げています。
「XMLデータなので、ブラウザーで表示している内容をファイルとして保存し、メールに添付して送れます。受け取った先で添付ファイルを開くと、送付元と同じ画面を見て話ができるため、細かなディテールも伝わるようになりました。工場間の情報交換が活発になったおかげで、これまで物流のルートがなかった工場の間でも在庫を動かすことがでてきていて、システムの効果に驚いています」(鈴木氏)
XMLデータは、背景のグレーが濃くなる工夫も。オンタイムのデータと一目で区別ができるだけでなく、保存日時が古くなるにしたがって背景の色が濃くなる遊び心があるところも、システムの普及に一役買っています。


上に戻る

将来の展望


さらに利用業務の拡大による業務効率改善へ

在庫や物流の変化に伴う金額的な測定はこれからという鈴木氏ですが、それでも稼働一年程度で投資は回収できるのではないかとみています。今後はXML化したデータ活用業務の拡大を推進していきたいと考えています。
今回、提供した仕組みにも表示機能以外に、互いに必要な情報を書き加えた情報の交換を盛り込んだりと、情報発信のツールとしても活用しています。また、XML化したデータを二次加工することにより、まだまだ業務の適用範囲は拡大するものと思います。

上に戻る

お客様情報

お客様名: 日本ケミコン株式会社
所在地: 〒141-8605東京都品川区大崎5丁目6番地4号 都五反田ビル東館
URL: http://www.chemi-con.co.jp/
概要: 1931年の創業以来、アルミ電解コンデンサをはじめとした各種コンデンサの製造・販売を中心に、精密機器のパーツやエレクトロニクスも手がけるトップメーカー。国内に加え、世界に8カ所の生産拠点を持ち、グローバルなビジネスを展開しています。

上に戻る

製品・技術情報

 ソフトウェア:
DB2 9 詳しくはこちら
pureXML機能 詳しくはこちら

上に戻る

本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、DB2、pureXMLはIBM Corporationの商標。
MicrosoftはMicrosoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
上に戻る

お問い合わせはこちら

まずはお気軽にご相談ください。

窓口一覧を見る
入力フォーム

その他の事例
最新順  
ソリューション別  
製品別  
業種別  
お客様名順  

ご登録受付中 !
お仕事に役立つIBM関連情報を活用しませんか?

e-メールにて適時お届けしています。ただいま登録受付中!


ページ・オプション
印刷用ページ