加入者増加やサービス拡充に対応するため、DLPAR/CUoD機能搭載のIBM System pを導入。スケールアップによる柔軟な拡張性を持つ新システムを構築
掲載日 2007年7月27日
ジャパン・ペンション・ナビゲーター株式会社 受付
ジャパン・ペンション・ナビゲーター株式会社(以下、J-PEC)は、2001年10月に導入された確定拠出年金制度で、運営管理業務を行うことを主要目的の一つとして設立されました。会社設立以来、確定拠出年金の加入者数は順調に増加し、現在では約15万人規模となっています。そこで、さらなる加入者数増加とサービス拡充に対応できるよう、Webシステムの刷新に着手しました。
この新システムを稼働するために選ばれたサーバーはIBM System p™でした。
J-PECのシステムは、それまでマルチベンダー、マルチOSの製品で構成され、IBM製品は使われていませんでしたが、システム刷新を機会にIBM System p(OSはAIX®)で統一されたのです。その際、IBM System p選定の決め手となったのは、スケールアップによる拡張性の高さと、DLPAR/CUoD機能搭載による拡張の容易さでした。
J-PECでは、新システムの導入により加入者数やWebサービス利用率の大幅増加にも柔軟に対応できるようになったほか、さらなるサービスの拡充が可能となりました。
システムを止めることなくプロセッサーを拡張できるDLPAR/CUoD機能搭載のIBM System pで集約型システムを構築
新システムが本番稼働したのは、2006年4月のIBM System p導入決定から10カ月後となる2007年2月のことです。それまでJ-PECでは、マルチベンダー、マルチOSで構成されており、IBM製品をまったく使っていませんでしたが、システム刷新を機にIBM System p×6台(OSはAIX)で統一されました。
「オープン系システムなのでベンダーを選ばないということは分かっていましたが、現状を大幅に変えることは懸念事項でした。しかし、環境を刷新することに対する懸念は杞憂にすぎませんでした。むしろ、環境をIBM製品に統一したことで、高機能、高セキュリティーレベルを基本機能として享受できるようになったことに満足しています」(中川氏)
IBM System pは、拡張性の高さと拡張の容易さにおいて優れていますが、それを支えているのがDLPAR/CUoD機能です。「サーバーの拡張性を追求する中でDLPAR/CUoD機能に着目しました。スケールアップ可能であっても、システムを一時停止してリソースの割り当てを変えるような運用は避けたいと考えたのです。その点、IBM System pのDLPAR/CUoD機能を使えば、コマンドベースでプロセッサーの割り当てを変えられるので、システムを稼働しながら短時間でリソースを追加できます。拡張性という観点から、DLPAR/CUoD機能が最重要だという結論に達したのです」(中川氏)
変化が激しく数年先でも見通すことが難しい確定拠出年金業界ですが、IBM System pの柔軟な拡張性がそれに対して寄与すると、大塚氏は話します。
「Webサービスの利用率が大幅に上がったり、年金制度改正などで加入者が大幅に増えたりするなど、想定外の変動があった場合でも、今回導入したIBM System pで対応できるでしょう」
Capacity Upgrade on Demand(キャパシティー・アップグレード・オン・デマンド)の略。事前に予備のプロセッサーをサーバーに搭載しておき、必要に応じてシステムを停止させることなく、速やかにユーザー自身でプロセッサーを追加できる機能のこと。トライアルCoDで先行的に起動でき、追加起動した後はメモリーやプロセッサーを恒久的に購入することができる。そのため、初期投資を抑えながら急激なトランザクションの増加にも備えることができる。