株式会社 大阪府農協電算センターZodiacによる分析結果を基にITインフラを最適化 掲載日 2007年8月23日
Zodiacによる分析に向けて、現状調査を実施 同社では、Zodiacの分析に必要なサーバーの現状調査を行うために、総合企画部のスタッフと業務部の運用担当者でプロジェクト・チームを発足させました。 現状調査を行った考査役 業務部次長代理(運用担当) 田中 潤氏は、当時の状況を次のように語ります。 「運用担当者として、サーバー統合の必要性は身に染みていましたから、Zodiacによる分析は大歓迎だったのですが、現状調査は思った以上に大変な作業でした。というのも、当社では約80台のサーバーを運用し、中には導入時の資料がほとんど残っていない古いサーバーもあって、すべての調査を終えるには約1カ月もかかりました。苦労した甲斐もあって、社内で運用している全サーバーについて一覧表といいますか、個々のサーバーについて、運用開始時期、リース満了時期、システムの詳細情報、性能が一目で分かるようになりました。今後のITインフラの管理・運用について方針を決める上で貴重な資料を得ることができたと思っています」
こうして2006年1月には、日本IBMからZodiacによる分析結果が報告され、それを受けてプロジェクト・チームがサーバー統合の実施について検討しました。 「正直に言って、Zodiacの分析結果には大変驚きました。というのは、サーバーを統合することで大幅なコスト削減が実現できるという内容だったからです。そこで裏付け調査というわけではありませんが、独自の調査を行って確認を取ることにしました。ストレージの更改を含むITインフラ全体で費用削減効果がどの程度期待できるかも検証しました。その結果、将来的には大きな効果が期待できることが確認できたため、サーバー統合プロジェクトを進めることにしました」(高岡氏) 2006年4月には経営層の了解を得て、サーバー統合の実施が正式に決定されました。 なお、サーバー統合と同時にストレージ統合も実施し、統合効果をさらに高めました。ストレージ統合に合わせて、地震・火災などの災害時に備え、バックアップ・データの外部保管が、以前からの懸案事項であったので、その仕組みを同時に構築し、管理・運用の効率化を図るとともに、安全性の向上にも配慮しました。
今後5年間で約2割のコスト削減を目指す まずコスト削減効果が最も期待できるサーバーから統合することにしました。約80台のサーバーの中で、基幹業務を中心にサーバー11台を、System p5 570、BladeCenterの4台に集約。今後も、継続してサーバーを統合し、5年間で約2割のコストを削減する予定です。 コスト面だけでなく、運用担当者の負荷軽減という観点からも、大きな成果がありました。審査役 業務部次長(運用担当)辻本 敏和氏は、導入効果について次のように語ります。 「ハードウェア的にはUNIX系サーバーからSystem pへの移行であり、以前からLPAR(論理パーティショニング)技術の経験もあったので、運用面での業務内容が大きく変わることもなく、スムーズに移行することができました。System p以外のサーバー上で動いていたアプリケーションの統合により運用やバックアップが統一され、担当者の負荷軽減に効果があったことを大きなメリットとして感じています」 さらにサーバー統合は、予想外の効果をもたらしたのです。 「夜間バッチの処理時間を大幅に短縮できたので、1日2直勤務のオペレーション時間を従来に比べて早く切り上げられるようになりました。運用面での目に見える効果であると理解しています」(田中氏)
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