エヌアイシー・インフォトレード株式会社 (旧 花王インフォネットワーク株式会社)日本版SOX法も見据え、ソフトウェアの改版・修正履歴管理と開発工程のトレーサビリティーを確立 掲載日 2007年12月17日
Rational ClearCase とRational ClearQuestを連携したUCM(統一変更管理)環境で、ワークフローと成果物の変更履歴を一元管理 そこで採用されたのが、Rational ClearQuestとRational ClearCaseです。Rational ClearQuestはワークフローを活用して変更の管理を行い、Rational ClearCaseは開発におけるソースコードや文書類などの成果物や作業環境の構成を管理するソリューションです。さらに両方を組み合わせることで、開発ワークフローとソースコードをひも付けて管理が可能になります。 「Visual Source Safeでは、ワークフローに合わせて作業者を決定し、決められた担当者のみが変更できるようにするといった管理ができませんでした。Rational ClearQuestとRational ClearCaseを組み合わせると、Rational ClearCaseで管理するプログラムに対して、Rational ClearQuestに定義されたワークフローに従い、作業や変更依頼等のアクティビティーを管理することができます。ワークフローと合わせて、成果物であるプログラムに対し、いつ、どんな理由で誰が作業したのかなど、作業の経過が明確に記録できるという点が、非常に魅力的でした」(榎本氏) こうして版数や共通のソースコードを管理しつつ、ワークフローに則ってソフトウェア開発を行う環境が整備されました。
成果物とワークフローを結びつけ、 開発工程をトレースできる体制へ 二つのソリューションの組み合わせにより、ソースコードとワークフローの、両方の管理にいて、大きなメリットがあったと、榎本氏は言います。 「例えばソースコードの書き換えにはリーダーの承認が必須、といった業務の流れを、目で見える形で整備し、ワークフローとして定義しました。修正作業からチェック、承認、了承、ソースコードの登録というように、一連の流れが可視化され、記録できるようになりました。ワークフローはこれまで開発チームごとに異なっていましたが、今回の導入により、共通化も図れました」 ソースコードの管理については、変更内容を追跡できる点も大きいと、菊池氏は語ります。 「Rational ClearCaseが、どの個所をどんな理由で、いつ修正したのかといった点がきっちり記録しているので、状態の追跡が非常に容易になりました。ソースコード開発では、修正前の状態を再確認したりすることがよくあります。そのためには修正前の状態が追跡できることが必要ですが、Rational ClearCaseでは変更内容を追跡できるので、容易に確認が可能です。またソースコード管理の面でも、非常にメリットがありました。バージョン違いやOSなど、Rational ClearCaseの機能では、共通のソースコード以外のものを別のものとして管理することができます。このため、さまざまなパッケージで使用する共通部分のソースコードを一元管理できるため、修正やバージョン管理が非常に容易になりました」 今回の導入に伴い、ワークフローの見直しとともに、フォルダー名などのルールなども見直されました。 「ワークフローに加えて、ドキュメントの保存体系や、ディレクトリーのルールも整備されたので、資料などが非常に探しやすくなりました。これまで作業者に依存していた部分が、可視化されることによってワークフローという形で示され、ルールに則った運用を行うことで、誰にでも分かりやすい業務フローの整備が進んだと考えています」(土岐氏)
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