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医療法人静和会 浅井病院

医事会計システムの導入により、医事課の作業効率を改善


掲載日 2008年2月25日

医療法人静和会 浅井病院 外観

医療法人静和会 浅井病院 外観
精神科を中心とする医療法人静和会 浅井病院では、精神科の電子カルテシステムや独自開発を続けてきた医療情報統計データベースなどと連携できる医事会計システムとして、株式会社ナイスの「Medical Leader-Account」を導入しました。このシステムを主に利用する医事課にとっては、紙のレセプトのイメージに近い作業環境が実現し、電子化に伴う職員の混乱も少なく、業務の効率化を推進することができました。



お客様ニーズ ソリューション 導入効果

将来の展望 お客様情報 ビジネス・パートナー

製品・技術情報

お客様ニーズ


野口孝之介氏の顔写真

医療法人静和会 浅井病院
医事課
野口孝之介氏


幅広い連携が可能な医事会計システムを
構築して、医事課の業務を改善したい


千葉県東金市九十九里浜に続く閑静な環境に、医療法人静和会 浅井病院(以下、浅井病院)は立地しています。同院は1959年に設立された精神科を中心とした病院で、現在は精神科・神経内科・内科・整形外科・歯科の診療科目を備え、精神科378床、内科87床、合計465床で、482名の職員が勤務しています。また、浅井邦彦理事長・院長は日本精神衛生会常務理事のほか、日本社会精神医学会や日本精神保健福祉連盟、全国精神医療審査会連絡協議会、病院管理研究協会で理事を務めるなど、地域はもちろん全国的にも貢献している病院です。

浅井病院では、以前からIBMのサーバーをプラットフォームとして医療統計情報管理システムなどを独自開発し、業務に役立ててきました。独自開発の理由は、精神科に対応したパッケージソフトが非常に限られていたためです。ちなみに、採用されてきたサーバーは、System34®から始まってAS/400®までの歴代の機種でした。

しかし近年、各部門との情報共有をさらに進めるべく、診断情報の電子化や院内ネットワーク化のニーズが出てきました。そこで、パッケージを積極的に採用していく方針に切り替えてオーダリングシステムなどを構築、さらに2005年初頭には診療支援システム(電子カルテ)および医事会計システムの導入プロジェクトをスタートし、製品の選定を開始しました。
「電子カルテとなると、さすがに独自開発は厳しいという判断から、パッケージを選択することにしたのです。しかし、当院のメインである精神科に対応した電子カルテのパッケージは少なく、またレセプト(医事会計システム)に関しても、電子カルテや既存のオーダリング、さらに他部門のシステムと連携しなければなりませんから、システム選定には時間がかかりました」と、医事課の野口孝之介氏は言います。

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ソリューション

院内の会計カウンターの写真

院内の会計カウンター

システム間連携の柔軟性がポイントだったが、
大きなカスタマイズをすることなく導入


浅井病院にとって、柔軟にシステム間連携を行えることが、パッケージ選定の際の最大の焦点でした。しかし、医事会計パッケージの多くが、特定の電子カルテとの連携しかサポートしていない状態でした。
検討を重ねた結果、精神科向けの電子カルテとも連携の取れる医事会計システム「Medical Leader-Account(以下、MLA)」(株式会社ナイス)が選ばれました。

「旧システムでの管理統計資料を、新システムでも作成できるようにする上で、たび重なる検討が必要でした」と、野口氏は言います。
「今日では、案内表示板、受付機、自動精算機、検査機器など、各部門との連携も迫られています。そういう面での実績や、システムの柔軟性を重要視し、これらの製品を採用することにしたのです。特に、医事会計システムに関しては、電子カルテと連携することと、当院特有のオリジナル性に対応できることの2点がポイントで、他に対応できそうな製品はほとんど存在しませんでした」(野口氏)

MLAは、他の医事会計システムとは違って柔軟な接続性を持っているのが特徴で、10社ほどの電子カルテシステムと連携の実績があります。さらに、ユーザーからの要望が他の病院にも役立ちそうな内容だった場合には、そのユーザーに限ったカスタマイズとして対応するのではなく、可能な限り製品の機能として反映していくとしている点がナイス社の方針でした。実際、導入時には浅井病院のニーズに合わせ、製品にも多くの変更を加えて対応しました。

こうして、2006年から導入準備を開始し、2007年1月に稼働開始となりました。サーバーにはSystem x™が採用され、これまでAS/400上で使われてきた独自データベースも移行されています。

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導入効果

原田祥成氏の顔写真

医療法人静和会 浅井病院
医事課
主任
原田祥成氏


紙レセプトのイメージに近いGUI画面で
PCに不慣れな職員もスムーズに利用可能


今回のシステム構築により、医事課の業務負担は大きく軽減されたと、医事課の原田祥成主任は語っています。
「今までの紙レセプトの視覚的イメージを生かした画面イメージですので、レセプトからの修正作業も違和感なく行えます。業務の平準化を考える上で一番のポイントは、インターフェースの分かりやすさであると考えています。医事業務は、窓口、会計入力、レセプト作成などの確認作業の連続ですが、その確認作業を1枚の画面で瞬時に確認できるので、素早く確実に業務を行えます。また、処方作成作業の負担軽減や、集計作業の自動化による業務軽減にもつながっています。MLAの最も便利な点は、基本となるレセプト画面からいろいろと移動できるという点です。レセプトの形が基本で、そこから保険証の登録・修正画面や会計内容の修正など、いろいろな作業ができます」

一般的に、多くの医事会計システムは、紙のレセプトと似たイメージの画面となっています。さまざまな年齢層、経験を持つユーザー(医事課職員)を想定して、紙レセプトから電子化する際の混乱を避けるのが目的です。MLAでは、単に画面上で紙のイメージを表示するだけでなく、それをさらに進めて、関連するデータの修正などを可能にし、さらに修正したデータから直接再計算ができるようになっているのが、他にない特徴です。

原田氏は、今の時代だからこそ、このような画面構成が重要だと言います。
「当院の医事課でも、20代から50代まで幅広い年齢層の職員が働いています。業務を電子化する際、紙のイメージから切り離して完全に電子的な作業に切り替えてしまうと、混乱する職員もいるのではないかと考えていました。ですから、アナログ的な紙での作業イメージのまま移行できなければならないと考えたのです」

運用を開始して1年近くが経過する中で、システムの信頼性やサポート内容についての評価も固まってきたようです。
「これまで、何種類かの医事会計システムを見てきましたが、今回のシステムの安定性は良いと思います。サポートの多くもリモートで済み、来てもらうほどでもないというケースが大半です。そのため、半日止まってしまうなどの困った状況は発生することなく、患者様への対応が必要な現場でも安心して使えます」(原田氏)

ちなみに、浅井病院では今回、ナイス社の製品を初めて採用したことになります。そのため、構築時などに要望がきちんと伝わるかどうか、コミュニケーションについての心配もあったそうですが、「言葉足らずの情報に対しても丁寧に対応してくれて、大変助かっています。回答などもきちんと文書でいただけるので、勉強していけると感じています」(原田氏)とのことです。

沢井弘美氏の顔写真
医療法人静和会 浅井病院
企画管理室
電算グループ
沢井弘美氏
一方、サーバーに関しては、企画管理室 電算グループの沢井弘美氏が評価しています。
「以前から使ってきたAS/400では、DB2®で旧システムのデータベースが構築されていました。今回は、そこからSystem x上のDB2にデータ移行を行いましたが、それも問題なく、スムーズにできたので助かりました。AS/400のOSであるOS/400は信頼性や正確性に優れ、速度も他のコンピュータと遜色なく、確実なOSであると思っています。一方、System xはx86サーバーなのでオフコンより信頼性が低くなるかと懸念されましたが、現在のところはオフコンと遜色なく使えています。ハードウェアについても、従来からのIBMならではの堅牢性に優れた製品ですし、サポート体制もきちんと整っていますから、これからも信頼してIBMに任せていられるというのが実感です」


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将来の展望


人間ドック・ラウンジの写真

高性能医療機器による精密な検査ときめ細かなサービスが好評の人間ドック
(写真はラウンジ)


医事課ならではの観点から
医療活動への貢献を行っていきたい


原田氏は、今回の導入成功を踏まえ、将来の医事会計システムに期待する機能を次のように語っています。
「エンドユーザーの立場から言うと、さらなる補助的な機能の充実に期待しています。医事会計システムとして、データを入力できる『箱』的なスペックのレベルだけでは不十分です。例えば、会計入力の時点で会計計算しかできないシステムでは不安です。オーダー取り込みができるだけではなく、例えば保険証の確認、未収金の発生状況、個別の注意事項など、多角的に個人の注意事項を確認できるようになれば良いと思います」
医療事務は、病院の経営を支える重要な業務です。ちょっとした確認漏れ、例えば保険証の番号を間違えたなどの些細なミスで、レセプトの処理が滞り、収入が遅れてしまう可能性があります。こうしたミスは、可能な限り減らさなければなりません。また、確認作業を迅速に行うことは、窓口などで患者様を待たせないためにも重要な機能です。

さらに原田氏は、医事課の職員たちも病院スタッフの一員として、将来的には医療活動に積極的に関与できるのではないかと考えているそうです。
「今では、薬剤師や療法士など、コメディカルも医療チームの中に含まれる時代です。そんな中、医療事務だけは未だにそのチームに入れない印象があります。しかし、今後の医療では、クリニカルパスやインシデント対策、コスト面など、さまざまな取り組みが進んでいこうとしています。そこに、医療事務が貢献できると考えているのです。ですからこれからの医事課は、レセプト業務のみではなく、事務的視点から病院業務全体をサポートする機能も担っていくはずです。これからの医事会計システムは、単に会計を行うためだけのものではなく、プラスアルファのニーズを満たすものであってほしいと思っています。ぜひ、そういった機能を盛り込んでいってほしいです」

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お客様情報

お客様名: 医療法人静和会 浅井病院
所在地: 〒283-0062千葉県東金市家徳38-1
URL: http://www.asaihospital.com/index.html
概要: 1946年(昭和21年)10月1日に精神科・内科・神経科の医院として開設され、「利用者中心に思考し、利用者とともに歩み、真に利用者に選ばれる病院を目指す」という基本理念を掲げ、地域支援医療に貢献するとともに、精神障害者の地域支援を積極的に推進しています。現在の診療科目は精神科・神経内科・内科・整形外科・歯科。精神科378床、内科87床の合計465床で、482名の職員が勤務しています。

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ビジネス・パートナー

法人名: 株式会社ナイス
所在地: 〒460-0003愛知県名古屋市中区錦3-19-17
URL: http://www.naiscorp.co.jp/
概要: 1973年に株式会社名古屋インフォメーションシステムズとして設立。漢字レセプト作成からスタートし、1990年に略称だった「ナイス」を社名に採用しました。同社の病院向け各種パッケージソフトウェアは全国的に高い評価を受けているほか、一般企業向け電子帳票システム、水産卸売業向け流通システム、大学向けシステムなど、幅広い業種に対応したソフトウェアを作り続けています。

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製品・技術情報

 ハードウェア:
IBM System x 詳しくはこちら

 ソリューション:
医事会計システム「Medical Leader-Account」 詳しくはこちら

 インダストリー:
ヘルスケア / ライフサイエンス 詳しくはこちら

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本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、System x、DB2はInternational Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
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