日本を含む世界70カ国/地域で事業活動を展開し、ファスナーで45%の世界シェアを獲得しているYKK株式会社(以下、YKK)は、事業の発展が顧客や取引先の反映と社会貢献になるという「善の巡環」を貫き、創業以来、70年間以上にわたってファスナーやスナップ・ボタンなどの商品を製造・販売してきました。同社では、将来の事業構造の変化、マーケットニーズの方向性を確実に見極めて、事業競争力を高める事業構造の改革を推進しています。そして今後も、将来にわたって世界のあらゆる場面でYKKブランドの需要を創出していくために、サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオステクノロジー)の営業支援システム「Sales Force Automation+」を導入しました。
YKKグループのスナップ・ボタン事業部では、全世界の営業行動を把握し、情報共有の促進と、管理スタッフ全員による状況の把握を均一化するために、サイオステクノロジーの「Sales Force Automation+」を採用しました。
「導入に関しては、情報システムとマーケティング部門に選択を一任しました。経営側の希望としては、本社が事業の全体最適化を推進するために必要な情報共有や営業状況が把握できることでした。その期待に応えてくれる最適な製品を選択したと思っています」と河本氏は選択の結果について説明しています。
YKKの情報システム部門では、Sales Force Automation+ の柔軟なライセンス体系や各言語に対応していることが導入の決め手でした。それに加えて、IBM System i™上でインフラ統一が可能になる点や、ミドルウェアがWebSphere®ソフトウェアやDB2® Universal Databaseに対応していることが評価されました。
「実際に利用してみて、操作の簡単さも実感しました。操作が簡単になれば、営業担当者のレポート入力も習慣づけられるので、現地でのビジネス状況が、日本でも的確に把握できるようになります。ビジネスの情報を共有することによって、より的確な指示を本社からも出せるようになります」と、河本氏は活用後の期待も寄せています。
YKKでは、今回のスナップ・ボタン事業部でのSales Force Automation+によるグローバルな営業支援環境の構築が成功すれば、他事業部への展開の可能性もあると考えています。
河本氏は、今後の計画について、以下のように語っています。
「以前から、バイヤー軸やエージェント軸など、それぞれの部門での情報管理を行うシステムは存在しました。しかし、それらの部門を横につなげる営業レポートシステムがなかったのです。これまでも販売実績などの数値結果と文書のレポートなどから、現地の状況を知るしかなかったのです。それに対して、営業レポートを世界的な規模で共有できるようになれば、進捗状況を本社でも的確に把握できるようになるだけではなく、失敗した計画なども共有し分析できるようになります。将来的には、営業スタッフの育成にも活用していきたいと考えています」