掲載日 2008年9月30日

京葉ガス株式会社
外観京葉ガス株式会社(以下、京葉ガス)は、2007年に創立80周年を迎え、新たに新中期経営計画“「ほっと、人、あんしん。」プラン2010”(計画期間:2008年〜2010年)を策定、「お客さま満足度NO.1エネルギー事業者」を目指し、情報システム基盤の整備にも意欲的に取り組んでいます。その軸となるのがシステムのオープン化です。その流れに沿って2004年にはERPパッケージSAP R/3を導入。2008年には、より一層の効率化とお客さま満足度向上を図るためにIBM Applications on Demand™(以下、AoD)によるSAPのホスティング・サービスを採用しました。(2009年1月より利用開始)
お客様ニーズ

京葉ガス株式会社
情報システム部
部長
吉田 洋氏
「お客さま満足度」の向上へ、システム運用負荷を低減
京葉ガスでは2000年からシステムのオープン化に取り組んできました。「オープン化で目指しているのは、効率化とお客さま満足度の向上になります」と話すのは、京葉ガス 情報システム部運用管理グループマネージャー 時岡宏行氏です。「激化する競争を勝ち抜くためには業務の効率化とお客さま満足度の向上が必要です。情報システム部としては、費用がかかるメインフレームをやめて、よりサービス自由度の高いオープン系のシステムが必要ということでR/3を採用した経緯があります」
また、情報システムに関する課題は年々増加しており、それらを迅速に解決しなければなりません。
京葉ガス 情報システム部長 吉田 洋氏は次のように話します。「情報システムの課題としてセキュリティー対策、事業の継続、可用性の向上があります。これらを解決するには、われわれの技術レベルでは限界があります。そこで、運用保守に関するプロセス・役割・体制等の整理が必要であると考えました」
ソリューション

京葉ガス株式会社
情報システム部
運用管理グループ
課長
永田 秀峰氏
SLAの設定、豊富な運用監視項目で高品質な効率運用を実現
2008年に入り、サーバー入替のタイミングに合わせて、京葉ガスでは、SAPのホスティング・サービスを導入することを決めます。5社のシステム・ベンダーが参加したコンペの結果、選ばれたのが AoDでした。AoDは、ビジネス・アプリケーションの運用に必要なハードウェアなどのインフラを米国のIBMデータセンターに用意し、ネットワーク経由でこれらの資源を提供するサービス*です。*注ERPのソフトウェア・ライセンスは含まれません。
AoDを選択した理由として、京葉ガス 情報システム部運用管理グループ課長 永田秀峰氏は、次のような点を挙げています。「安定運用と柔軟な対応が実現できるホスティング・サービスであることが必要な条件でした。また、事業継続の観点でも、安全で信頼性の高いデータセンターでなければいけません。これらの条件を前提と考え、最終的には実現性の高い提案内容であり、適正なコストであることを評価し、AoDを選択しました」
さらに、吉田氏は次の点を強調します。「AoDは監視の体制が多岐にわたっていて、自社要員にかかる負荷が低いサービスであることが採用の大きなポイントになりました」
AoD採用において京葉ガスがIBMに求めたことは、システム運営のパートナーである京葉ガスグループのケージー情報システム株式会社も含めた効率的なホスティング・サービスの提供。そして、品質管理の徹底でした。これに関して永田氏は次のように話しています。「AoDでは運用保守サービスがパッケージ化されており、標準パッケージの評価段階である程度効率的な運用が実現できることが確認できました。事後の作業工程で分かったことなのですが、役割分担等を要件から詳細に決めていく必要がなくなったので、大幅な作業軽減が実現できました。品質に関しては、当初はデータセンターが海外にあることで懸念がありましたが、Service Level Agreement(SLA)を設定しサービス品質を保証している点、運用監視項目が豊富であるため、障害が発生してもさまざまな角度から分析しその対応が非常に期待できる点などを評価しました。また、弊社からの問合せ等はすべて日本語対応であるため、当初の懸念はなくなりました」
2008年8月の時点で計画段階が終了し、9月からホスティングへの移行作業を実施し、2009年1月からサービス開始となります。実作業に関してはIBMが主体的に取り組む体制になっており、計画段階で京葉ガスにかかる負荷はそれほど高くはなかったということです。
導入効果

京葉ガス株式会社
情報システム部
運用管理グループ
マネージャー
時岡 宏行氏
サーバー台数が激減し、運用負荷が大幅に軽減
現在、SAP R/3で運用している京葉ガスの業務は会計、購買、在庫管理などです。現時点での導入効果に関して、時岡氏は次のように話します。「ホスティング・サービスを利用するに当たって、当然、コスト削減ということを考慮に入れました。コスト削減の要因としてITリソースの最適化が考えられます。今回、IBMの提案を聞いて驚いたのは弊社向けの専用サーバー台数が予想以上に少ないことでした。現状はR/3関連サーバーは9台ですが、ホスティング移行後は専用サーバーが3台で、それ以外は他社との共用サーバーという構成でした」
「目に見えるコストの削減もさることながら、運用にかかわる労務費や教育費などの削減効果も大きいと思います。お客さま満足度の向上のために、情報システム部は何をすべきか。それを考える時間を生み出し、実現していくために京葉ガスが選択したのがAoDとも言えるでしょう」(吉田氏)
将来の展望

システム図
ビジネスの求めるスピードに応えるIT
吉田氏は、「今後ますます競争が激しくなり、ITに求められるスピードもより加速します。求められる速さに対応するには、AoDのように標準化されたパッケージ型サービスの採用が増えていくでしょう。今回はわれわれが要求していることと、AoDのビジネスモデルが合致しました。IBMは将来を見据えた提案をしてくれた。これは大変ありがたいことです」と結びました。
お客様情報
京葉ガスは千葉県市川市を拠点に、市川市、松戸市、鎌ヶ谷市、浦安市、船橋市、柏市など千葉県北西部の約83万件の家庭および事業所にガスを供給しています。都市ガス事業をコアとした地域に密着した事業活動を通じて、お客さまや社会から信頼され選ばれ続ける企業を目指しています。
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事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM,IBMロゴ,およびApplications on DemandはInternational Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
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