掲載日 2009年7月21日

静岡銀行本店静岡県内を中心に200近い店舗を有する株式会社静岡銀行(以下、静岡銀行)は、経営環境の大きな変化を新たな成長への好機ととらえ、新たな情報基盤を構築して生産性の高いグループ経営を実現しようとしています。このシステムで、情報の充実、情報鮮度の向上、データ整理における中心的な役割をIBM InfoSphere™DataStage®が担っています。
お客様ニーズ

静岡コンピューター
サービス株式会社
山口 護氏
グループ内のデータを集め活用するための基盤作り
静岡銀行グループに属し主に静岡銀行のシステム開発や運用を担当する静岡コンピューターサービス株式会社(以下、静岡コンピューターサービス)で、ソリューション開発部 ソリューション開発第一グループのビジネスリーダーを務める山口護氏は、構築の目標を次のように話します。
「法人部門の情報に対して個人部門の情報は、まだまだ整備が十分でない状態です。各部門に残されたままの情報や、データ化されていない紙ベースの情報も多数存在しています。これらをバラバラな状態でなく、全行レベルで使えるように統合し集約する必要があります」
静岡銀行は、この情報整備をオープンシステム上で行うことにしました。「これまで使用してきたメインフレーム基盤上で行うかどうかという議論がありました。ただし、時代の趨勢も考えて、新たにオープンシステムを使った新しいやり方で構築することにしました。また、銀行の経営戦略のスピードアップ、生産性の向上、ガバナンスの高度化を図るため将来を考慮した全行レベルで情報を活用できる基盤を整備・標準化したいと思い、スタートしました」(山口氏)。
ソリューション
処理量の大きさ、保守やサポートのよさからIBM InfoSphere DataStageを採用
静岡銀行は、新たな情報基盤での開発生産性を向上させて開発期間を短縮するために、新たなツールを導入しようと考えました。それまでの開発には、PL/Ⅰというプログラミング言語が利用されていました。ただし、PL/Ⅰを使ったプログラミング技術を習得するには、ある程度の教育期間や教育費用が必要でした。また、PL/Ⅰを使ったプログラミングでは、コーディングミスによるエラー修正も頻繁に発生し、開発作業のスピードアップの妨げになっていました。静岡銀行は、これらの問題点を解決する新たなツールとして、データを抽出し(Extract)、利用可能な形式に変換し(Transform)、データベースにロードする(Load )、ETLツールを採用することにしました。
静岡銀行は、数種類のETLツールを検討し、大規模なバッチ処理にも適しているIBM InfoSphere DataStageの採用を決定しました。山口氏は、選択の理由を次のように話します。
「InfoSphere DataStageは、IBM製品であり、きちんとした保守やサポートが期待できると考えました。また、システムの導入、現行システムとの連携、移行などでも適切なアドバイスを得られるという、プラスアルファの部分でのサポートにも期待しました」
導入効果

静岡コンピューター
サービス株式会社
髙橋 千鶴氏
開発期間が3割〜5割減に
静岡銀行は、IBM InfoSphere DataStageの導入にあたり実務担当者の教育をIBMに依頼しました。教育プログラムは、IBM InfoSphere DataStageの概要を把握するためのものと詳細を理解するためのものの二つに分けて行われました。これらの教育プログラムによって、実務担当者はIBM InfoSphere DataStageをスムーズに理解できたそうです。
また、静岡コンピューターサービス ソリューション開発部 ソリューション開発第一グループの髙橋千鶴氏は、IBMによる開発支援を次のように高く評価しています。「開発の際には、プロジェクトの進捗度合をきちんと理解されている方と一緒に作業しました。プロジェクトの内容もしっかり理解されていましたし、状況に応じた判断やこちらの質問に対する回答も的確でした。こちらの意図をきちんと理解してくださっているという印象を持ちました」
山口氏も、IBMによる開発支援を次のように評価しています。「マルチレイアウトのファイルを使用するような複雑なプログラムの組み方、開発システムから本番システムへの登録やライブラリーの移行方法など、ツールの使用方法にこだわらず、さまざまな点においてIBMのサポートやアドバイスを受けられることは非常によかったと感じています」
IBM InfoSphere DataStageによって開発期間は大幅に短縮しました。「開発期間がとても短くなったと感じています。PL/Ⅰで行っていたときには、一つのプログラムを作成するのに簡単なプログラムでもコーディングだけで二、三日はかかっていました。IBM InfoSphere DataStageでは、同じようなプログラムを一日かからずに作成し終えることができます」(髙橋氏)。
「プログラムの開発(コーディング)は、驚くほど早くなり、従来の3割〜5割減程度の期間で作成できるようになったと感じています」(山口氏)。
このように静岡銀行の開発生産性や開発期間は、IBM InfoSphere DataStageによって大幅に向上しました。また、プログラムの品質に関しても、従来はプログラミング時のコーディングミスによって発生していたエラーなどが大幅に減ったそうです。
将来の展望
拡大していく利用範囲への対応に期待
IBM InfoSphere DataStageによって、静岡銀行は、システム開発のスピードアップを図ることができました。これは、開発が遅い、必要な情報がすぐに手に入らない、複数のシステムを駆使しなければ情報を入手できないなど、システム利用ユーザーの不満を解消できることを意味しています。また、今後より一層多くの情報が集められたときにも、大規模なデータ処理に適したIBM InfoSphere DataStageによって、利用ユーザーの要求に応えられることは間違いありません。
「今後、部門システムへのデータ活用なども行っていかなければなりません。そのときにもIBM InfoSphere DataStageを有効に活用できると思っています。さらに、情報鮮度を高めるためのリアルタイム連携でも、IBM InfoSphere DataStageは、IBMが持つ他の技術と組み合わせて発展できるのではないかと期待しています」このように話す山口氏は、静岡銀行の新たな情報基盤でIBM InfoSphere DataStageが重要な役割を担っていくと確信しています。
お客様情報
株式会社静岡銀行は昭和18年に設立され、地域とともに夢と豊かさを広げることを基本理念としています。現在、静岡県内を中心に国内に189店舗、海外に3店舗をそれぞれ展開し、人々の豊かな未来の創造に貢献することを、自らの社会的使命として活動しています。
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事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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