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KDDI株式会社

注目のクラウド・サービスの展開に向けIBM製品を採用。「企業の未来をデザインする」ダイナミックなITサービスを提供

掲載日 2009年8月21日

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KDDI株式会社
KDDI資産を融合した新たな価値創造に向けICT事業の核となる革新的サービスを開始

通信事業を通じて人々の暮らしやビジネスをより豊かにするために、常にお客様視点で新たな可能性を追求し、ニーズの一歩先を行く革新的なサービスを提供するKDDI株式会社(以下、KDDI)。
同社の法人向け事業において、ネットワーク・ソリューション事業、モバイル・ソリューション事業と並んで重点分野の1つに位置付けられるのが、ICTソリューション事業です。
中期経営戦略「チャレンジ2010」のもと、さまざまなKDDI資産を融合した新たな価値創造へのチャレンジを続ける同社は、2009年6月5日より「KDDIクラウドサーバサービス」を開始。これは、国内のデータセンター群「TELEHOUSE」内に構築したクラウド・コンピューティング環境を使って、個々のビジネス要件に応じたシステムをバーチャルに構築し、"システムそのもの"をサービスとして提供するPaaS型ソリューション・サービスです。
絶えず変化する要求に応えつつ、将来にわたり高品質なサービス基盤を維持していくために、そのハードウェア・プラットフォームにはIBM System xを採用。新サービスの持続的発展を予感させる、高い投資対効果を発揮しようとしています。

お客様ニーズ

KDDIのクラウド戦略においては、既存のネットワーク・インフラやデータセンターをはじめ、ミッション・クリティカルな要件をクリアする高信頼のセキュリティー・サービス、システム構築や運用・保守のスキルおよびノウハウなど、これまでに培ってきたKDDI資産をフルに活用し、高品質なものを安価に提供できるのが大きな強みです。
これらを総動員した「KDDIクラウドサーバサービス」の特徴について、KDDIソリューション商品企画本部 ソリューション商品企画部プラットフォーム・セキュリティグループグループリーダーの南 昇氏は、「海外に比べて日本の企業には、自らクラウド・コンピューティングを使いこなす文化が根付いていません。サービスを用意したから使ってくださいと言うだけでは、なかなか使い切れない現状があります。また、自社データが手の届かない所に保管されることに抵抗感も強い。
当社は、日本企業の現状に即したお客様視点での利用環境を整えると同時に、施設も含めて国内展開に限定することで、データ保護への不安も払拭できると考えています」と説明します。
ターゲットは一般企業をメインにSIベンダーも視野に入れており、長引く景気低迷により「所有から利用へ」の動きが加速しつつあることを踏まえても、企業が安心してビジネスに集中できる快適で堅牢なサービス基盤が求められます。ハードウェア・プラットフォームが、サービス品質の鍵を握ることは間違いありません。ソフトウェアの稼動環境に関する制約から、x86サーバーを前提に検討を開始した同社は、ハイ・パフォーマンスであることを最優先に、フル冗長構成を組めること、管理ソフトウェアが充実していることなどを重視。ちょうどインテル® Xeon® プロセッサー 5500番台が登場したタイミングとも重なり、各社からの提案には最新のサーバー製品が顔を揃えました。


ソリューション

最新プロセッサー搭載サーバーが同社のパフォーマンス・ニーズを満たすことは明らかであり、その点で各社の提案に遜色はありませんでした。そこで、運用面やコスト面などを含め、長期的かつトータルな視点で比較検討を行った結果、総合的に高いレベルでバランスの取れたIBM System xの採用が決定。省エネ型設計が施されたIBM System xは、従来モデルに比べてワット当たりの処理性能が約3倍に向上しているだけでなく、導入の容易性、仮想化に適した柔軟性・拡張性、豊富なシステム管理機能、耐障害性に優れた冗長コンポーネントなど、同社の要件を幅広くカバーする製品として高く評価されたのです。
南氏と同グループで製品の選定にあたった柳 亮弥氏は、採用の経緯を振り返り、「すでに別部門でIBMのブレード・サーバー製品を導入しており、当社の開発スタッフもIBM製品には慣れていましたし、製品の品質、標準での24時間365日体制のサポートへの信頼もありました。IBM System xについては、特にコスト・パフォーマンスが決め手になりましたね。最新CPUの性能を最大化する設計が実現されているだけでなく、サーバー1台により多くのメモリー、ディスク容量が積める。従来モデルとの比較で、消費電力量を約4割削減できるとの試算もいただき、既存施設内での安定した電源供給が可能であることを確認できました」と語ります。


導入効果

2009年3月の「KDDIクラウドサーバサービス」の発表以来、市場の反響は非常に大きく、問い合わせへの対応にあたっては、IBMのブランド力がサービスそのものの安心感・信頼感を後押しすることも少なくないとのこと。 新サービスでは、複数台のIBM System xを使って構成されたグリッド環境を、ファイアーウォール、ロードバランサーから、Apache、OSなどの主要なオープン・ソース・ソフトウェアまで、システム構築に必要な要素を組み込んだIT基盤として提供。お客様が使用するWebブラウザー・ベースの操作画面には、グリッド上の仮想OSと必要なソフトウェアを組み合わせてカプセル化した仮想アプライアンスがアイコン表示され、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作だけで仮想アプライアンスの設置、接続が行えます。そもそもシステム構築のスキルやノウハウがないお客様にはKDDIの専属SEが対応するなど、多様な利用シーンを想定した万全の体制が敷かれているのも特徴です。
この革新的なサービスを支えるのはIBM System xだけではありません。もう1つの重要な要素が、IBM System x製品に標準バンドルのシステム管理ソフトウェアIBM Systems Directorです。物理環境および仮想環境を含むハードウェアの稼動状況は、すべてIBM Systems Directorが監視。運用の効率化、サーバー環境の最適化、障害の未然防止など、サービス品質の維持に欠かせない中核的な役割を担います。また、今後のサービス拡大に伴うスケールアウトは必至であり、追加サーバーの管理をスムーズに統合できるのもメリットです。
また一方で、「サービス基盤の構築にあたっては、オープンソース系OSの動作検証まで快く引き受けてくれました」と柳氏が驚くように、IBMの手厚いサポートを心強く感じているという同社。両社のこうした信頼関係が新サービスの順調な滑り出しを可能にしたのであり、IBM System xを核に実現されるコストの削減・サービスの向上・リスクの管理は、そのままKDDIが提供するサービスの価値として、お客様に還元されることになります。


将来の展望

当面は、クラウド・コンピューティングへの流れを追い風に、サービスを軌道に乗せることが目標です。「スタートしたばかりですが、早くも次の展開を望む声も聞こえています。こうしたニーズを受けて、まずは現在のLinux環境に加え、Windows環境の提供を1年以内に実現する予定です。また、イントラネット網からダイレクト接続できる環境の提供も期待されています。当社だけでは前に進めない部分があるのは当然で、今後もIBMの技術力や知恵をお借りしながら、サービスを育てていきたいですね」と南氏。
「KDDIクラウドサーバサービス」の原動力となっているのは、自らが成長し続ける企業でありたいとの強い願い。コーポレート・スローガンの「Designing The Future(未来を、デザインしていこう)」にもあるように、この願いは、多くの企業の未来を切り拓く力になろうとしています。


お客様情報


製品・技術情報

ハードウェア


ソフトウェア


本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

IBM、IBMロゴ、ibm.com、System xおよびSystem Directorは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。

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