掲載日 2010年6月25日

社内風景最先端のエンターテイメントを追求し新たな付加価値の創出に挑戦
2001年7月、国内大手レコード会社の共同出資により設立されて以来、エンターテイメント・コンテンツ・サービス事業を核に、業界のリーディング・カンパニーとして不動の地位を築いてきた株式会社レコチョク。「人生はたのしい。レコチョクがある人生はもっとたのしい。」−誰もがそう感じる世の中の実現をゴールに見据えながら、人を幸せにすることに情熱を傾け、人々のコミュニケーションの中心に多彩なエンターテイメント・コンテンツを提供し続けています。携帯電話向け音楽配信サービス「着うた」「着うたフル」に代表されるように、他社に先駆けて生み出されるサービスは、どれも先進的で付加価値の高いものばかりです。
そんな同社が2009年12月にオープンしたのが、登録無料のメンバーサービス「クラブレコチョク」。そのサービス提供基盤を構成するストレージには、高い拡張性、パフォーマンス、信頼性が決め手となり、IBM XIV Storage Systemを採用。変化への対応力を発揮し、ビジネスの持続的成長を支えるITインフラとしての期待を背負い、高品質なサービスの提供に重要な役割を果たしています。
目次
お客様ニーズ

システム部
マネージャー
小西 雅春氏
小回りのきくシステム環境の実現に向け従来の構築・運用を根底から見直し
メンバーサービス「クラブレコチョク」は、「着うた」や「着うたフル」などの楽曲ダウンロードをはじめ、CDやDVDなど商品購入で“貯まる”“使える”「レコチョクポイント」と、会員限定のライブやオリジナル動画、メールマガジンなどの多彩なコンテンツとを組み合わせて、“よりお得に”“より楽しく”“より便利に”利用できるのが魅力。
同社システム部 基盤運用グループ マネージャーの小西雅春氏は、「当社は創業当初から、一見無謀とも思えるチャレンジにも果敢に挑んできた経緯があります。また、全社一丸となって楽しいことを追求できる土壌があり、それは昔も今も変わっていません。そうして次々に誕生する価値あるサービスを、もっと横断的に、しかも末永く継続的に楽しんでもらえるように、さらに一歩踏み込んだ新たな仕組みが必要と考えました」と振り返ります。
また同社は、今後のコアになるサービスの立ち上げにあたり、これまで数名体制だったシステム担当者を大幅に拡充し、内部に正しいジャッジやコントロールができるスキルフルな体制を整えるのが狙いです。
小西氏は、「大規模システムを構築する際は、大きな会社に一括で任せれば確かに楽です。しかし、そこでベンダー独自のフレームワークに組み込まれてしまうと、新サービスを展開するのにコストがかかる上にスピード感が出せません」と説明。さらに同社システム部 基盤運用グループの永田俊幸氏が、「社内のあちこちで日々新しいアイデアが生まれますし、実際、次々に新しいサイトやビジネスを立ち上げています。小回りのきく体制を確立し、積極的にチャレンジできる環境を実現することが急務でした」と補足します。
ソリューション

システムの概要
手間をかけずスピーディーに拡張できるIBMの革新的アーキテクチャーを採用
当然ながら、新規に構築する「無料会員ポイントシステム」の検討も、過去の経験を踏まえ、多様なビジネス要件にも柔軟に対応可能な、変化に強いシステムが求められました。新システムを構成する各製品の選定が進む中で、ストレージについては、主に拡張性、パフォーマンス、信頼性の3つの観点から検討を開始。最終的にIBMのハイエンド・ディスク・ストレージIBM XIV Storage Systemの採用を決めた理由を、小西氏は次のように語ります。
「将来どんなニーズが発生するかは予測できませんから、一番に重視したのがSAN環境における拡張性です。当社の技術要件をクリアした複数のSANストレージ製品の中でも、特にIBMは大規模なスケールアウト構成への対応に優れていると感じました。それこそ、どこまでも増やせそうなイメージです。せっかく買うならいろんな用途に使える方がいいでしょう」。
さらに、「当社のサービスは、テレビなどの音楽番組と同期してアクセス数が大きく変動するため、パフォーマンスへの期待はもちろん、安定性、可用性の高さも重要なポイントになりましたね」と永田氏。
IBM XIV Storage Systemは、CPU、メモリー、ディスクが一体になったデータ・モジュールの追加によるスケールアウト型の拡張が可能で、予測困難な情報量の増加にも高い柔軟性を発揮します。
しかも、自動的に全ディスクへの分散保管を行う独自のミラーリング技術により、RAIDの制約からも解放。ユーザーがデータ配置を意識する必要はなく、冗長性の確保と最適なパフォーマンスを両立させながら、柔軟に容量を拡張することができます。さらに運用管理に伴う一連の作業は徹底的に自動化されており、容量増設時のデータの再配置、設定変更、チューニングなどの手間をいっさい必要としません。
「IBM XIV Storage Systemのような革新的アーキテクチャーは魅力的ですが、一方で非常にチャレンジングな製品とも言えます。それを、信頼性で定評のあるIBMが出している。この点で大きな安心感があったことも、導入を決断できた理由でしょう」(小西氏)。
導入効果

システム部
永田 俊幸氏
短期プロジェクトの成功と安定稼働にIBM XIV Storage Systemが実力を発揮
サーバー約70台とIBM XIV Storage Systemで構成される大規模なシステム構築にもかかわらず、サービスインまで4カ月を切る中でプロジェクトは進行。間際まで慌ただしい日々が続いたものの、IBMのサポートも受けながら一つずつ問題をクリアしていき、2009年12月16日には無事にサービスインを迎えることができました。
「年末年始は音楽番組が目白押しですから、クリスマスには絶対に間に合わせたいとの意向があり、遅延は許されない状況でした。体制の強化と同時進行でしたし、まさに走りながら考えるという感じでしたが、IBMの迅速かつ柔軟な対応もあり、なんとか間に合いました。IBMに対する印象も大きく変わりましたね」(永田氏)。
完成した新システムは、その後も安定的に稼動しています。永田氏は、「オープン後にさっそく音楽番組の特番があり、やはり担当者としては冷や冷やしましたが、トラブルもなく乗り切れたおかげで、安心してお正月を迎えられました」と笑い、「IBM XIV Storage Systemは本当に手がかからないストレージです。データ配置やリソース使用率を意識する必要がなく、何もしなくても安定して動いてくれます。
また、構築段階での設定作業も非常に簡単でした。管理画面のGUIが充実しており、基本的な設定はマニュアルなしで直感的に行えます」と評価します。
将来の展望
ITの価値を最大限に引き出しながら自由かつ柔軟に進化を続ける企業へ
小西氏が、「トラブルもなく非常に安定しているという点は期待どおりですが、むしろ、これからがIBM XIV Storage Systemの本領を発揮するときでしょう」と語るように、「無料会員ポイントサービス」の基盤としての活用から、どこまでその可能性を広げられるかが今後の検討課題です。
「具体的な活用方法については、まもなく移行時期を迎える音楽配信システムをはじめ、各システムのランニング・コストやリソースの消費状況、他社の事例なども見ながら判断していくつもりです。可用性や安定性を確保しつつ、長期的な視点で拡張性に優れたストレージを手にしたことで、ビジネスにも拡がりが生まれることを期待したいですね」(小西氏)。
ビジネスとシステムの両面から必要な領域に必要なものを選択し、自由に、そして柔軟に進化し続けられる企業を目指すレコチョク。プロジェクトを機に生まれ変わったシステム部門が、ITの価値を最大限に引き出し、同社の果てしなき挑戦を力強くサポートしようとしています。
お客様情報
お客様名:
株式会社レコチョク
所在地:
〒150-0002東京都渋谷区渋谷2丁目16番1号日石渋谷ビル3階
URL:
2001年7月の創業以来、同年11月に着信メロディサイトをスタートさせ、2002年12月に「着うた」、2004年11月に「着うたフル」を配信、そして2008年12月には世界初の携帯電話向け高音質配信サービス「着うたフルプラス」を開始するなど、携帯電話向け音楽配信サービスにおいて、常に先進的で付加価値の高いサービスを展開しています。
製品・技術情報
ハードウェア
参考資料
- お客様導入事例 株式会社レコチョク(2.49MB)この事例のPDFがダウンロードできます。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
IBM、IBMロゴ、ibm.com、およびXIVは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
「着うた®」「着うたフル®」「着うたフルプラス®」は、 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの登録商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれの各社の商標。