掲載日 2011年6月28日

株式会社オプト株式会社オプト(以下、オプト)は、ネット・マーケティングに強みを持つ広告代理店です。とりわけ、eマーケティングの効果測定が可能な独自のシステ「ADPLAN」を開発、クライアントに提供していることで知られています。
お客様ニーズ

マーケティング本部
データテクノロジー部
部長 今村 慎 氏
ネット・マーケティングの強みである「柔軟さ」を活かすには、リアルタイムに情報を収集、分析、実行することが必要
オプト マーケティング本部データテクノロジー部では、戦略・戦術策定のための分析、および、日々の施策実行段階におけるデータ分析(戦術の確認、効果の測定と改善)を主業務としています。オプト社の基本的なデータ分析の考え方は、3C分析(Customer:お客様、Company:自社、Competitor:競合)のフレームワークを基に、以下の3つの領域において測定可能な数値を収集・活用するというものです。
- コミュニケーション領域(広告枠、クリエイティブ)
- サイト内領域(ランディングページ、サイト内、カート、フォーム)
- 顧客マネージメント領域(顧客属性、購買履歴、商品)
そして、上記のような領域にまたがる、ネット上でのユーザーの行動データ収集・分析の仕組みとして、「ADPLAN」、ブログ・口コミデータの分析システム、「口コミ係長」などを活用しています。
マーケティング本部データテクノロジー部部長の今村慎氏によれば、ネット・マーケティングの特徴は、「柔軟さ(フレキシビリティー)」にあるといいます。例えば、バナー広告のクリエイティブを変更(差し替え)したり、あるいは、バナー広告やリスティング広告から誘導されるランディングページの文言やレイアウトの変更、またリスティング広告の掲載順位の入札を利用しての入替、掲載キーワードの追加・削除などが、比較的容易に、かつ迅速に行うといったことが可能です。これは、既存のマス媒体、紙メディアにはない、インターネットを活用したマーケティングの特徴となっています。
しかし、この「柔軟さ」を最大限に活かすためには、「鮮度の高いデータ」の収集・活用が必要だと今村氏は強調します。当初に立てた戦略・戦術が、その計画通りに推移することはなく、刻一刻と変化する状況に応じて柔軟に打ち手を変化させていかなければなりません。このためには、リアルタイムで入手可能な、最新の新鮮なデータ、すなわち「ハイフレッシュネス・データ」を逐時収集、素早く分析して、新たな打ち手を考え実行することが、ネット・マーケティング成功の鍵を握っているといいます。
ソリューション
集計・分析プロセスの可視化が可能なIBM SPSS Modelerを採用
そこで近年、オプトでは、「ヴァーチャル購買データベース」の構築をクライアント企業に提案し、ハイフレッシュネス・データ活用による効果的なネット・マーケティングの立案・実行に取り組んでいます。「ヴァーチャル購買データベース」とは、Webサイトの主要ページにタグを貼りつけ、サイト訪問者のページ閲覧状況をリアルタイムで把握する仕組みを活用して、サイト上での個々の商品の購買状況を収集・蓄積し、顧客属性などと結びつけた購買データ分析を行うものです。
もちろん、タグを用いたページの閲覧履歴に基づく購買データであるため、実際の購買データとは若干の乖離が発生します。そのため、「ヴァーチャル購買データベース」との名称ながら、正確さを多少犠牲にしても、最新のデータ=ハイフレッシュネス・データを用いた迅速な分析と、分析結果から導かれる柔軟な打ち手の立案・実行が可能になるというメリットは大きいと今村氏は語ります。
オプトでは、上述したヴァーチャル購買データベースや、ADPLANのデータ分析の迅速化のためデータ・マイニング・ツールIBM SPSS Modeler(以下、SPSS Modeler)を導入しました。ADPLANとSPSS ModelerをODBCで接続し、SPSS Modelerを利用してデータ加工・集計、モデリングを自動化、レポート作成に役立てています。
SPSS Modelerを採用した最大の理由は、ストリームによる集計・分析プロセスの可視化が可能な点であると今村氏は語ります。
導入効果
様々な分析を迅速に行うことで、次の施策への専念ができるように
SPSS Modelerを使用して、お客様の分類や、レコメンデーション(特定の商品と同時に購買される可能性の高い商品の洗い出しなど)のために、決定木分析やクラスター分析によるモデリングを行うことが多く、迅速に実行された分析結果に基づき、担当者は、ネット・マーケティング上の問題、課題を発見、次の打ち手を検討したり、シミュレーションを行って打ち手の有効性を検証する作業に専念できるようになりました。
将来の展望
今後の展望
今村氏は、ヴァーチャル購買データベース構築は、比較的実行が容易であるにもかかわらず、あまり実現されていない仕組みであるといいます。今後は、ADPLANと併せて様々な企業に提案していきたいと抱負を語ります。
お客様情報
「売上に直結するeマーケティング」を事業コンセプトとし、お客様のインターネット上のマーケティング活動を支援する事業を展開。「広告代理」「テクノロジー」「ソリューション」「コンテンツ」という4つの事業分野からお客様をサポートしています。
製品・技術情報
IBM Business Analytics について
IBM Business Analyticsソフトウェアは、意思決定者が信頼できる情報 ― 正確で一貫性のある包括的な情報 ― を提供することで、ビジネスの業績改善をサポートします。ビジネス・インテリジェンス、高度な分析、財務実績と戦略管理、および分析アプリケーションからなる包括的なポートフォリオは、現状の業績に関し、ビジネスアクションにつなげることのできる明確で即時性の高いインサイトをもたらし、将来の結果を予測する能力を提供します。
豊富な業界ソリューション、実績ある手法、プロフェッショナル・サービスを組み合わせることによって、さまざまな規模の組織で高い水準のIT生産性を実現し、より大きな成果をもたらすことを可能にします。
ソフトウェア
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事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
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