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福井大学医学部附属病院

IBMのデスクトップ・クラウドとIBM CISで、システムの運用管理やユーザー利便性の向上、セキュリティー強化を実現

掲載日 2011年7月7日

福井大学医学部附属病院
福井大学医学部
附属病院
福井大学医学部附属病院(以下、福井大学病院)では、電子カルテを中核とした「新総合医療システム」を、IBMのデスクトップ・クラウドとIBM統合医療情報システム(Clinical Information System:CIS)ソリューションで構築しました。
仮想化されたサーバー上に、約25種類にもおよぶアプリケーションを統合、管理。病院内のどの端末からでもアクセスできるようになった利便性向上とともに、アプリケーションの更新、管理や運用面でのコスト削減と、増大し続ける医療データ情報のセキュリティー強化を実現しました。

お客様ニーズ


ソリューション

このように積極的にITを活用してきた福井大学病院ですが、時代の変化と共にさまざまなシステム上の課題が発生してきており、その状況を山下氏はこう語っています。
「医療機関では、さまざまなITシステムを個別導入している形態が一般的で、福井大学病院においても、医事会計システム、検査システム、伝票処理システムなど、数多くのシステムが個別導入されてきました。扱うデータ量も多くなり、文字データや数値のみならず、脳波などの信号データ、画像データ、動画データなどの蓄積が必要になってきた上、データ連携されていないため、重複データも多く存在していました。
またITシステムの使用場所も、診察室、事務室、検査室、病室などに及ぶようになり、端末の台数も増加しましたので、クライアント・サーバー型で運用することには、膨大なコストが掛かるようになってしまいました」
こうした課題の解決手段として、福井大学病院ではデスクトップ・クラウドに着目しました。その理由は、古い時代の経験に基づくと山下氏は言います。
「汎用機全盛の時代は、システムをホスト・コンピューターで集中管理し、専用端末で使うという形が一般的でした。実はこの形はサーバーを仮想化してアプリケーションを集中管理し、クライアントも仮想化してデータを集中管理するデスクトップ・クラウドに通じるものがあります。福井大学病院では、UNIXマシンで稼働するシステムをX端末で操作していましたので、アプリケーションやデータを集中管理できることのメリットについては理解していました。そこで、複雑多岐にわたる医療システムを統合、集中管理する手段として、デスクトップ・クラウドが候補に挙がったのです。3割程度の運用コスト削減が実現できていると思います」
福井大学病院では、2006年にベンダー更改を実施し、サーバー機器など多数のIBM製品を導入し始めており、このタイミングを機に、電子カルテ・システムを使って、デスクトップ・クラウドのトライアルを実施することにしました。
「デスクトップ・クラウドに対するユーザーの理解を得るため、100台ほどの端末において、トライアルを実施しました。医療の現場ではパフォーマンスが特に重要で、2008年からの本格的なトライアルで、その効果を検証したのです」
このトライアルを通じて、アプリケーションやデータを集中管理できるというメリット以外に、ユーザー側のメリットも確認されました。
「クライアント仮想化により、従来のWindows PCに比較して端末側の起動時間が早くなったことに加え、個人情報の固まりである医療情報が端末側に残らないためセキュリティーの心配が少なくなり、また、医療現場で要望の高いMac PCもサポート可能になりました。
またアプリケーションの更新も集中管理されたサーバー側で容易に行うことができ、ユーザーは常に最新バージョンのアプリケーションが使えるようになったことも大きなメリットです」


導入効果


将来の展望


お客様情報

福井医科大学医学部附属病院として1983年に開院。2003年の福井大学と福井医科大学の統合より名称を変更。「最高・最新の医療を安心と信頼の下で」という基本理念の下、専門的で高度な医療の提供を通じて、基幹病院として地域医療への貢献を継続しています。


製品・技術情報


本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。

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