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株式会社ジェーシービー

最高レベルの可用性が求められるクレジットカード・システム。新基幹システムにIBM System z / 並列シスプレックスを採用。24時間365日止まらない大規模オンライン処理をJavaで実行

掲載日 2012年1月20日

株式会社ジェーシービー 外観の写真
株式会社ジェーシ
ービー
お客様志向の高品質なサービスを支えるため、新基幹システム「JENIUS」を構築

日本発としては唯一の国際クレジットカードブランド「JCB」を運営する株式会社ジェーシービー(以下、JCB)は、業界のリーディング・カンパニーです。充実した加盟店ネットワークを構築するとともに、パートナー企業との協業を積極的に展開し、高品質できめ細やかな独自サービスを提供しています。
クレジットカードの可能性を追求し続ける一方で、そのフィールドを超越した多角的な決済サービスに取り組んでいる点も大きな特徴です。例えば企業向け決済ソリューションの分野では、従来の法人カードに加え、購買や集金に特化した専用カードの発行など、お客様の日々の利便性を高める新しい取り組みを進めています。また自社の経験で培ったノウハウやシステムおよびサービスを商品化し、パートナーとなる他のカード会社への提供や、一般企業の決済業務受託を行うなど、お客様の多様なニーズに対応しています。
「海外におけるサービスの提供や、携帯端末やインターネットからの決済、コンビニエンス・ストアでの公共料金の取り扱いなど、利用形態は多様化し、またその量は飛躍的に拡大しています」と、システム本部インフラ開発部主幹の岡本圭介氏は説明します。「これらのお客様にご満足いただくためには、新しいサービスのご提案もさることながら、お客様の決済をお取り扱いするITシステムが、安全に快適に、かつ便利にご利用をいただけることが重要だと考えています。変化に柔軟に対応でき、成長可能なシステムの構築が私たちの課題でした」(岡本氏)。
そこで同社が行ったのが新基幹システム「JENIUS」の構築です。これはカード事業から加盟店事業、ブランド事業まで、幅広いクレジットカード・ビジネス全般を支えるものであり、2008年に稼働を開始しました。極めて高い拡張性と効率性、安定性を備えることで、事業領域の拡大とお客様の満足度向上を強力にサポートしています。24時間サービスを停止することなく稼働するこのシステムを支えているのがIBM System z、IBM zEnterpriseです。

目次

 

お客様ニーズ


ソリューション

システム基盤の設計にあたり、同社の業務とシステムを熟知したTIS株式会社(以下、TIS)と検討が行なわれ、金融機関の基幹系システムにおいて多数の導入実績があり、かつ新しいIT技術を搭載したIBM System zを選定されました。System zは従来のメインフレームの特長を踏襲した高度な技術と信頼を軸に、Javaなどのオープン系システムを融合したIBMの最上位サーバー製品です。特に先に挙げられた連続稼働の要件を実現する上で、複数台のSystem zサーバーを専用の結合機構を用いてクラスタリングを行い、単一のシステムとして稼働させる技術である並列シスプレックスが高く評価されました。
現在のJENIUSシステムは、5台のSystem zサーバーで構成されています。業務処理を行うサーバーとして最上位機種であるIBM zEnterprise 196(以下、z196)が3台稼働しています。これらのz196を2台の結合機構(System z10サーバー)により接続し、シスプレックス構成を採っています。信頼性向上のためこれらの結合機構は専用機を2台冗長化構成としています。ストレージはIBM System Storage DS8100を採用、遠隔地にストレージとSystem z9を設置し、災害対策を行っています。
アプリケーションは、オンラインはJava、バッチはCOBOLで開発されています。オンライン・サービスはIBM WebSphere Application Serverが使用されており、その処理にはJava専用プロセッサーであるzAAP(System z Application Assist Processor)が活用されています。データベースはIBM DB2が利用されています。
「Javaで作成されたプログラムは、Java専用プロセッサーとしてzEnterprise 196に搭載されたzAAPに処理をオフロードすることができます。zAAPを活用すると、汎用プロセッサーをバッチ処理に割り当てることができ、システムを効率的に稼働させることができます」とシステム本部インフラ開発部副主事の中津禎希氏は説明します。
「System zを採用した最大の理由は、極めて高い拡張性にあります。通常のサーバーでは搭載できるプロセッサーの数に限界がありますが、並列シスプレックスを使用することにより、大規模な処理能力を追加できます」(岡本氏)。
これに加え岡本氏は「ローリング・メンテナンスが可能になることも高く評価しました」と語ります。これはメンテナンス時に対象のサーバーを一斉に停止するのではなく、1台ずつ止めてメンテナンスし、残りのサーバーでサービスを継続するという手法です。「このアプローチならメンテナンス時もサービス継続が可能になると考えました」(岡本氏)。

システム概要図

システムの概要図


導入効果


将来の展望


お客様の声


お客様情報

  1. お客様名:

    株式会社ジェーシービー

  2. 所在地:

    〒107-8686東京都港区南青山5-1-22青山ライズスクエア

  3. URL:

1961年に創立、日本の消費社会へクレジットカード決済を導入した、金融サービス業界のリーディング・カンパニーです。2011年に創立50周年を迎えました。1981年に日本のクレジットカード会社では唯一となる独自の海外展開を開始、以来、「JCB」は日本発の国際クレジットカードブランドとして世界で広く認知されています。190の国と地域でサービスを展開しており、取扱店契約数は1838万件、会員数は6926万人(2011年3月現在)。「うれしいを、しっかり。」のブランドスローガンのもと、新しい視点と優れた企画力によって、お客様志向の高品質なサービスを提供し続けています。


ビジネス・パートナー

  1. 企業名:

    TIS株式会社

  2. 所在地:

    〒105-8624東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー

  3. URL:

2011年4月、ITホールディングスグループのTIS株式会社、ソラン株式会社、株式会社ユーフィットが合併し「新生TIS」として発足。金融、製造、流通/サービス、公共 /公益など幅広いお客様向けに、多彩なソリューションと国内トップ・クラスの総面積約10万㎡のデータセンターをフル活用し、SI受託開発からアウトソーシング・サービス、クラウド・サービスまで、全方位のITサービスを提供しています。金融業界向けには、約40年にわたって銀行、保険、証券、クレジットカード、ノンバンク/リースなどのお客様へ大手・中堅クレジット会社向けのクレジットカード基幹業務システムをはじめ、勘定系、融資・ローンといったソリューションを提供しています。


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