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SOA時代のインフラ基盤を支えるDB2 9




XMLの普及
XMLの問題点
DB2® 9 - pureXML™がこれからのデータベース・インフラを実現
高速大容量時代を見据えて



XMLの普及

SOA(Service Oriented Architecture)に基づく実装の多くはXML(Extensible Markup Language)で定義されているメッセージ形式に準じています。様々なシステムの様々なアプリケーションがネットワークを介し共同作業する場合、サービスのエンドポイントに対し、事前にメッセージ形式や通信手段などを細かく決めなければなりません。今までは、これらの定義に時間と労力を費やしてきましたが、XMLの登場によってこの問題は大きく前進しました。

XMLは一言で表現すると、構造を持ったテキストデータです。データを見ると、項目やデータの意味が一目瞭然に書かれており、「自己記述型言語」とも呼ばれています。

自分自身に意味を持ち、さらにテキストデータで記述されていることで、プラットフォームに依存せずに使用できるため、アプリケーション間でのデータのやりとりが大きく改善されました。また、XMLをベースとしたプロトコルである、SOAP(Simple Object Access Protocol)など、周辺技術や言語サポート、ライブラリの整備などが進んだこともXMLの普及に一役買ったと言えるでしょう。


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XMLの問題点

プラットフォームに依存せず、自由にデータをやりとりできるようになると、異なる企業の異なるアプリケーション間でXMLデータによるデータのやりとりが進み、次は受け取ったデータの処理方法やパフォーマンスが問題となります。ほとんどの企業では、データはリレーショナル・データベースに格納するのが一般的であり、受け取ったデータをどのように保存し、活用すればよいかが課題となってきます。

あるところでは、アプリケーションを使用してXMLデータをリレーショナル・データに変換して格納していたり、またあるところでは、いまだファイルでの格納から脱却できていないケースもあるようです。

前者の方法では、様々な形式のXMLデータをやりとりする場合、新しい形式が追加される度にその形式にあったデータベースの表を追加、あるいは表の定義を見直す必要があります。

後者の方法では、様々な形式のXMLデータを一同に取り扱うことは可能です。しかしファイルをすべて読み込んでXMLのデータ構造を解析し、アプリケーションで処理する必要があるため、頻繁にXMLファイルの入出力がある場合には、パフォーマンスに影響が出てしまいます。

パフォーマンスとデータの柔軟性の両立、そして既存システムにあるリレーショナル・データとの連携は、XMLデータを取り扱う上での課題でした。


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DB2 9 - pureXMLがこれからのデータベース・インフラを実現

従来のリレーショナル・データベースでXMLデータを格納する場合、XML文書をCLOBやVARCHARなどの新規の列データ・タイプとしてそのままの形で保管する方法と、XML文書を分解し、分解された要素を複数の表の列の中に保管する方法(ShreddingによるXMLデータ保管)がありました。

どちらの方法も、リレーショナル・データベース上でXMLデータを扱うことができます。しかし柔軟性とパフォーマンスの両立に問題がありました。

DB2 9 -- pureXML は、これら両方の問題を解決しました。pureXMLでは、XMLデータを格納する際にXMLデータ構造の解析を済ませます。そのため、XMLデータの照会の際に、一旦XML全体をロードして解析する必要がなく、高パフォーマンスを実現できます。

また、格納する際にスキーマを必要としない、あるいは、1つのスキーマに縛られることはないため、XMLが持つ柔軟性を損なうことはありません。


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リレーショナル・データベースとのハイブリッド・データベースなので、リレーショナルインターフェイスとXMLインターフェイス、両方を使ってXMLデータにアクセスできます。つまりDB2 9では、従来のリレーショナル・データベースの知識があれば、簡単にXMLデータを受け入れることができるのです。さらに、運用管理は従来のDB2の運用管理と変わりません。

DB2 9は現在使用中のリレーショナル・データを活かしながら、XMLデータもシームレスに扱える、まさにSOA時代のデータベースなのです。
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高速大容量時代を見据えて

DB2 9 では、増えつつあるXMLデータに対応するために、pureXMLの他にも様々な機能拡張が行われています。ディスクやメモリー上でのデータ圧縮機能、メモリーの自動管理・チューニング機能、今後のWebサービスやWebアプリケーションでの利用に即したセキュリティー機能など、これからの時代の要件を満たす機能が盛り込まれています。

データ圧縮機能
DB2 9のデータ圧縮では、辞書ベースのアルゴリズムが採用されています。これは、データが繰り返し使用されている場合、そのパターンをサイズの小さいシンボルに置き換えて保管することで、必要なディスク・スペースを小さくするものです。繰り返されるパターンが表中の複数のフィールドや列にまたがる場合にも対応しています。
この機能により、ストレージ・スペースを大幅に削減し、加えてパフォーマンスを向上させることができます。ストレージ・スペースを80%削減、パフォーマンスを40%向上させた例も報告されています。

メモリーの自動管理機能:STMM(Self Tuning Memory Management)
メモリーの自動管理機能(STMM)は、DB2 9で新たに提供されている優れたオートノミック機能の1つです。予期しないワークロードを検知し、データベースをタイムリーにチューニングします。
突然のワークロードの変化にも、メモリーのセルフ・チューニング機能で人手を介さずにパフォーマンスを改善できるため、メモリー・チューニングに労する時間を節約できます。 この機能はデータベースの自動化と言うよりも、自律化と言える機能です。

セキュリティー:LBAC(Label Based Access Control)
代表ユーザーにすべての権限を与えるのではなく、必要なユーザーにデータの必要な部分のみを参照・更新させる権限を与えます。ポリシーを定義することで、表の行レベル、列レベルでのきめ細やかなアクセス制御を可能にします。設定はとてもシンプルで、事前に定義したポリシーをユーザーに付与するだけで、面倒な操作は必要ありません。

テーブル・パーティショニング
テーブル・パーティショニングは1つの表を複数のパーティションに物理的に分割して保存できる機能です。パーティションは自由にアタッチ(追加)/デタッチ(分離)できるので、大量データのロードや削除などを元表に影響を与えずに高速にできるようになったり、並列処理によるバックアップのパフォーマンス向上や、検索対象絞込みによる検索パフォーマンス向上など、大規模な表を運用管理する上で多くのメリットがある機能です。
設定もとても簡単で、表を作成する際に、パーティショニングキーとその範囲を設定するだけです。

このように、DB2 9はXMLをベースとしたSOA基盤にシームレスに移行できるだけでなく、今後のデータ量増加を見据えた、様々な機能を備えています。データベース基盤へのDB 9の適用は、他社の一歩先を行くための1つの選択肢となるでしょう。

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