プロセス・サービス
リクエストされた業務プロセスとサービスの組合せをXPDL(XML-based Process Definition Language)やBPEL(Business Process Execution Language)で記述し、業務システムやマスター・データ管理システムに処理を実行させます。サービスのアクティビティーは実行基盤がモニターし、ビジネス・プロセス最適化のための改善に役立てます。IBMはIBM FileNet® Business Process Manager(BPM)やIBM WebSphere® Process Serverなどを提供しています。
エンタープライズ・サービス・バス
サービスはエンタープライズ・サービス・バスを介して呼び出されます。エンタープライズ・サービス・バスに接続した業務システムは、独立性を維持したまま、機能を組み合わせて利用できるようになります。Webサービスなどのシステム間連携手段により、XMLで表現されたメッセージはHTTPやJMSといった標準技術を介して通信されます。IBMはWebSphere Enterprise Service Busなどの製品を提供しています。
アプリケーションから独立したマスター・データ管理システムの効果は、システムの柔軟性の向上、システムコストの削減だけではありません。整合性のとれた情報が整備されることで、お客様への最適な商品提案による売上の増大や、コールセンターや店頭での顧客応対の満足度を高めることができます。CRMアプリケーションやデータウェアハウスには、前提条件としてビジネス・データの情報統合が必要です。情報統合が不十分なため、「Garbage In, Garbage Out」の状態に陥ることは少なくありません。マスター・データ管理システムは、整合性のとれたマスター・データの情報源となり、CRMやデータウェアハウスが本来の機能を発揮しやすい環境を整えます。
SOAによるシステム構築のように、企業システムのアーキテクチャーの変化は、企業が抱えていた構造的な問題を一気に解決する契機となります。企業レベルでのマスター・データ管理は、営業推進、コンプライアンス、不正取引防止、システム対応力強化など、さまざまなビジネスやシステムの課題を解決に導きます。多方面にわたる導入効果が期待できるマスター・データ管理システムは、企業システムの最適化に向けて検討する価値のあるものといえるでしょう。