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ENOVIA V5R16 は、サプライ・チェーン全体のグローバルなコラボレーション・エンジニアリングを拡張する、IBM が提供するプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)のコラボレーションおよび統合ソリューションの主要なコンポーネントです。
ENOVIA は、ダイナミックで拡張されたビジネス環境においてプロジェクトのメンバーが共同して 3D モデルを操作するための最適な機能をお届けします。ENOVIA 製品は、業界のベスト・プラクティスに基づき、Product、Process、Resource(PPR)データを管理する独自の統合情報ハブを通じて提供されます。この PPR ハブは、3 つのコンポーネントから構成されています。
- プロダクトのエンジニアリング・ナレッジがまとめられたエンジニアリング・ハブ
- マニュファクチャリング・エンジニアリングのナレッジを管理するマニュファクチャリング・ハブ
- エンジニアリング・ハブとマニュファクチャリング・ハブへの統合および接続を可能にするエンタープライズ・ハブ
以下に示す ENOVIA V5R16 製品および機能は、IBM および Dassault Systemes の PLM の原則に従ってまとめられています。この原則は、お客様に価値をもたらす PLM ビジネス戦略の中核となる要素です。
ENOVIA では、V5R16 のすべての ENOVIA DMU 製品および ENOVIA VPM ナビゲーター(VPN)において AIXR および MicrosoftR WindowsR 64 ビット環境がサポートされます。これにより、使用可能なメモリー空間が拡大し、デザイン、シミュレーション、レビュー、フォト品質のイメージ生成において処理できるデジタル・モックアップのサイズが増します。お客様にとっては、エンジニアリング・プロセス全体でのパフォーマンスとスケーラビリティーが向上する利点が得られます。強力なジェネレーティブ・デザインのアプローチが実現でき、関連性のある製品展開を最大限可能にします。また、すべての
ENOVIA V5 ポートフォリオの 32 ビット・アプリケーションも、V5R16 の 64 ビット・プラットフォームでの稼動が保証されています。
新しい ENOVIA VPM エレクトリカル・ケーブル・ルート・マネージメント(ECV)製品は、造船やプラント設計など、大規模なプロダクトにおけるケーブルの配線定義と検証プロセスのすべての情報を管理、収集します(電気配線図、イクイップメント、およびケーブルウェイなど)。CATIA エレクトリカル・ケーブルウェイ・ラウティング 2(ECR)による完全なコンカレント・エンジニアリング環境でのケーブル配線の定義および検証機能をもとに、ECV
では、ルーティング・プロセスにおける意思決定の支援を強化しています。包括的な
3D 環境でのケーブル経路データへの同時アクセスと設計が可能になることで、ECV
では複数のエンジニアが、他のエンジニアが同時に作成したケーブル経路を完全に把握しながら、同じネットワークを使用してケーブル配線を行いうことが可能です。
V5R16 で導入された ENOVIA LCA プロダクト・シミュレーション・マネージメント(PSL)は、製品開発のサイクルタイムを短縮するために欠かすことのできないプロダクト設計とプロダクト・シミュレーションを統合するための
Web ベースの製品です。PSL は、ENOVIA PLM 環境で ABAQUS、PATRAN、および
NASTRAN などのサードパーティー・アプリケーションを使用して実行されるエンジニアリング解析とシミュレーションのプロセスを統合します。これにより、製品開発の要求から物理試験の段階までのライフサイクルを通して、プロダクトのデザインとシミュレーション・データを
ENOVIA でまとめて管理することができます。
PSL によって、シミュレーションに関連したあらゆる情報(仕様、コンテキスト、入力、結果など)を取り込んで編成することができ、反復プロセスを迅速に実行できます。デザインとシミュレーションのデータを集中して管理することで、複数分野のチームが能率的な製品開発プロセスで共同して作業でき、設計の検証がしやすくなり、設計の完成度が増します。
ENOVIA ストラクチャー・ペネトレーション・マネージメント製品(SPT)は、自動化プロセスと対話プロセスの両方において重要な生産性の向上をもたらします。ENOVIA に保存された干渉データから、高精度の侵入位置を直接に計算することができます。ペネトレーション ID または所有者がゾーンによって定義されている場合の自動化された干渉管理プロセスが大幅に拡張されます。CATIA ユーザーも、侵入の作成、変更、および侵入要求開始機能に CATIA インターフェースから直接にアクセスでき、3D 定義を視覚的に検証する必要のある対話式オペレーションを素早く行うことができます。
リアルタイム・レンダリング(RTR)は、NVIDIA のシェーダー・テクノロジーを利用して、自動車のメタリック塗装、木部ニス塗装、およびクロム素材などの複雑な素材に対して、高品質で高度なリアルタイム・エフェクトを組み合わせた、極めてリアルな表示によるシミュレーションを可能にします。初期段階から製品の外観をもとに意思決定を行うことができ、コストのかかる物理プロトタイプを使用せずに済みます。
ヒューマン・ビルダー(HBR)は、快適性を評価するための新しい機能を備え、これまでにない形での視野解析、背負う姿勢や荷重の解析、または対話式のラピッド・アッパー・リム・アセスメント(RULA)により高度な人間工学評価を行い、より適切な意思決定に役立てることができます。また、新しい人間工学解析のレポート機能によって、人間のあらゆる動作を指定されたプロジェクトの単一のビューにまとめることが可能になります。人のシミュレーションにおける冗長な作業を減らし、プロジェクトの正確な評価を行うことができます。
V5R16 では、Web ベースでの製品レビュー・プロセスのサポートが強化され、測定やセクション作成などの機能、注釈やカメラの管理、ENOVIA LCA Web ビューアー(WVR) による 3D XML ナビゲーションを利用することができます。2D/3D モデルとともに注釈を保存することにより、これをモデルに内部的にリンクさせて、他のユーザーが 2D/3D ビューアーでモデルを開いた場合に一緒に表示させることができます。これは、製品開発において Web 経由でパートナーと製品のレビューを行う上で非常に重要な機能です。LCR では、Web 用に XML で作成されたベクトル・グラフィックスの事実上の標準 形式である Scalable Vector Graphics(SVG)の表示にも対応しています。
プロダクト・ライフサイクル・マネジメント・プロセスの人間工学と効率性の改善から、ENOVIA LCA ナビゲーターではユーザー・インターフェースに新しいツールが加わり、プロダクト・ストラクチャーの高度な表示機能、新しいレポート・ツール、カスタマイズが容易なユーザー・ホームページの機能を利用することができます。ユーザーは、ホームページに検索条件を保存したり、My Documents、My Actions、My Change Request/Order、My Workflow Activities などの定義された検索条件を使用したりできます。
この新しくて使いやすいレポート作成ツールにより、CAA-RADE(C++)ツールキットを追加で使用することなく、独自のレポート作成や、ENOVIA が提供するサンプル・レポートのカスタマイズができます。さらに、LCA ナビゲーターでは、ENOVIAVPM およびリモート・ファイル・システムへのネイティブ・アクセスが可能になり、広範囲にエンタープライズ全体の複数のソースを利用できるようになります。シンクライアントを迅速に実装するため、ステップごとのインストール・ウィザードにより、WebSphere 上への LCA ナビゲーターと 3d com のインストールおよび展開がお客様にガイドされます。
サプライヤーにとっては、3D 情報に加えて、図面や解析情報を含む包括的な設計定義を提供するように求められることが多くなっています。V5R16
の ENOVIA VPM サプライチェーン・エンジニアリング・エクスチェンジ(WPE)には、パーツおよびアセンブリーについての設計解析情報(仕様と結果)を調整する機能が用意されています。設計パッケージに解析結果を組み込むことで、ビジネス・パートナーによる設計品質の総合レビューや改善のためのアクションに要する時間を削減することができます。また、XML
ベースのファイルを使用した調整ルールの設定により、バッチ調整のプロセスが改善されています。
V5R16 では、プラットフォームや言語に依存しない ENOVIA Web サービス API により、ENOVIA と他の Dassault 製品およびサードパーティー製エンタープライズ・アプリケーションとのミドルウェア指向の統合が図られています。
Web サービスは、データ共有や各システム・プラットフォーム間の通信のためテクノロジー・ソリューションを生成する、最新のストラテジーで、パートナー、ベンダー、および顧客に情報を提供するための柔軟なアーキテクチャーとして利用することができます。また、Web サービスには、リソースやコストのオーバーヘッドを削減しながら、複雑なインテグレーション・パッケージを実装するための簡単で使いやすい方式が用意されています。
V5R16 では、プロダクト・ストラクチャー管理、ドキュメント管理、変更管理、およびコンカレント・エンジニアリングのための Web サービス API セットが提供されます。
ENOVIA LCA エンタープライズ・プロセス・マネージメント (EPM) では、動的実行機能やアドホック・オブジェクト管理などの新しい機能による動的なプロセス・サポートが実現され、プロセス実行時のリソース定義やアクションの作成が可能になります。
EPM を使用することで、変更状況、転送、ライフサイクル操作、オブジェクトの作成/更新などの LCA 共通機能について事前定義された活動を利用することができます。プロセス・フローの表示が強化され、表形式やグラフィックによるレポートを使用したより詳細なプロセス情報を使用できます。また、プロセス・レポートを比較し、「ワークフロー使用場所」機能を使用して、オブジェクトに影響するすべてのプロセスを見つけることが可能です。
これらの強化された機能により、統合されたビジネス・プロセス全体のより多くの PLM コンテンツを実現でき、ミッション・クリティカルなプロセスを定義し実行する上での柔軟性と管理性が増します。
ENOVIA VPM ナビゲーターは、非常に複雑なプロダクトにおけるスケーラブルなリレーショナル設計を管理する上での固有の立場を強化しています。プロダクト定義において、インパクト・グラフでの関係のナビゲーションが、より自然で能率のよいグラフ展開やインパクト解析によって素早く容易に行えるようになりました。インパクト・グラフの高度な表示によって、設計者は各種のリンクを一目で識別することができます。また、新しいフィルタ機能により、複雑なプロダクト内の関係を総合的に表示して効率よく把握することができます。
V5R16 における PLM の変更管理によって、ライフサイクル・ハブからのマニュファクチャリング・プロセスの可視性と管理性が増しています。マニュファクチャリング・プロセスに対する設計変更のインパクト解析を実行するほかにも、ENOVIA LCA から直接にマニュファクチャリング・プロセスの情報を照会できます。共通の構成と変更状況によって、2 システム間での一貫性を向上することができます。PLM 変更管理プロセスにおけるこれらの継続的な改善により、製造に至るまでの期間を短縮し、リワークの量も大幅に減らすことが可能です。
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